料理研究家・リュウジって実際何者なの?異世界転生漫画の主人公にもなった“バズ料理人”の正体
今年2月12日に、料理研究家・リュウジが主人公になった漫画「異世界リュウジ 至高と虚無のバズレシピ旅」の1巻が発売された。SNSで彼のレシピがバズっているのを見たことがあるものの、いまいち何者なのか分からないという人も多いのではないだろうか。漫画の主人公にまでなったリュウジとはどのような人物なのか、詳しく見てみよう。
●「バズレシピ」を生み出すリュウジって何者?
リュウジがメインで活動する場は、SNSやYouTubeだ。YouTubeチャンネル「料理研究家リュウジのバズレシピ」の登録者数は、2025年2月現在で517万人。Xは285万人フォロワーと、非常に高い人気がうかがえる。
現在は料理研究家という肩書を持つリュウジだが、2019年までは普通に会社員だったという。最初はホテルに就職するも、ホテルが東日本大震災の影響で閉鎖。それならばと子どもの頃から大好きだった料理の道へと思い立ち、イタリア料理店に転職する。しかし、休日がほぼない長時間労働に見舞われ、大好きだった料理が嫌いになりそうと感じ3カ月で退職。その後は高齢者住宅のコンシェルジュを7年間務めた。
料理研究家としての始まりは、ブログに料理のレシピを投稿していたこと。それらのレシピを何気なく当時のTwitterにも投稿したところ、あれよあれよという間に話題となっていったらしい。ちなみに一番最初にバズったのは「大根を唐揚げにする」という意表を突いたレシピだった。また、声優の安元洋貴とは家に遊びに行くほど仲が良い飲み友達で、2人でマヨネーズのプロデュースもおこなっている。
そんなリュウジが異世界へと迷い込む主人公になった漫画「異世界リュウジ 至高と虚無のバズレシピ旅 」は、リュウジが監修として制作にも協力。ストーリー中に出てくる料理にはしっかりレシピも掲載されているのが興味深い。
例えば同作の第1話では、異世界の少女に対してふるまった「はじまりのチキンステーキ」と題されたレシピが登場。もちろん材料は「異世界」のものではなく、現実世界の鶏むね肉やオリーブオイルで作ることが可能だ。
1巻だけでも4点のレシピが掲載されていて、異世界もののフィクション漫画としてだけでなく、レシピ本としても楽しめて一石二鳥。日頃から料理をする人だけでなく、料理を勉強してみたい人にとっても、楽しみながら料理が学べる1冊になるのではないだろうか。