〈タワレコマケプレ〉特集 RADWIMPS：独創的な哲学と、唯一無二のサウンドスケープ

社会現象を巻き起こした2016年公開の新海誠監督作品『君の名は。』のサウンドトラック盤。「前前前世」や「スパークル」といった主題歌はもちろん、メンバーそれぞれが作り上げた登場人物の心情や美しい風景を繊細に描き出す劇伴音楽も収録。ロックバンドという枠組みを超えて新たな音楽的可能性を示し、より幅広い層のリスナーを獲得するきっかけとなった作品。

新海誠との3度目のタッグとなった2022年公開の映画『すずめの戸締まり』のサウンドトラック盤。作曲家・陣内一真を共同制作者に迎えた本作は、制作の一部をロンドンのアビー・ロード・スタジオで遂行。RADWIMPSのバンドサウンドや詩的なメロディ、そして陣内氏の荘厳なオーケストレーションが掛け合わさることで世界水準のサウンドが実現した、映画の感動を追体験できる一枚。

メジャーデビュー後初のアルバムとなった、通算3作目。メジャーデビューシングル「25コ目の染色体」や、初のワンマンライブの日を歌ったとされる「セプテンバーさん」など、初期の人気曲を収録。その後の飛躍の礎を築いた、バンドのターニングポイントと呼ぶべき重要作。

前作からわずか10ヶ月という短い期間で制作された4thアルバム。魂を揺さぶるメロディと哲学的な歌詞が交差する「有心論」や、多幸感溢れるラヴソング「いいんですか？」などを収録した、まさに「捨て曲なし」と評されるバンドの初期を代表する作品。

野田洋次郎による造語「アルトコロニー」を冠し、2009年にリリースした5thアルバム。高速ラップが絡む攻撃的なナンバー「おしゃかしゃま」や、ゴスペル調の多重コーラスが印象的な「七ノ歌」など、今まで以上により表情豊かな楽曲でバンドの新たな音楽性を示した野心作。

前作以上により緻密なバンドアンサンブルの中で、野田洋次郎の変幻自在なヴォーカルが縦横無尽に駆け巡る6thアルバム。攻撃的なリフで緊張感を煽る「DADA」や、NHKサッカー放送のテーマとなった青春讃歌「君と羊と青」など、バンドの成熟が垣間見える楽曲が揃う。

『君の名は。』の大ヒットを経てリリースされた8thアルバム。「前前前世」「スパークル」のオリジナルバージョンに加え、バンドの真骨頂である爽快なサウンドが魅力の「光」やストレートで温かいラブソング「告白」などを収録。バンドのキャリアにおける新たなフェーズの幕開けを告げた作品。

バンドが新海誠作品に欠かせない存在だと改めて証明した、2019年公開の映画『天気の子』のサウンドトラック盤。ゲストボーカル三浦透子の透明感あふれる力強い歌声が印象的な「グランドエスケープ」や、物語の根幹をなす壮大なテーマを問いかけるメイン主題歌「愛にできることはまだあるかい」など、前作『君の名は。』以上に物語と不可分な楽曲を収録。

盟友Taka (ONE OK ROCK) や、あいみょんといった豪華ゲストを迎えた事も話題を呼んだ、2018年リリースの9thアルバム。SNSやマスメディア、複雑な人間関係といった現代社会の断面を荒々しくも繊細に描いた本作は、バンドの核であるロックサウンドを深化させつつ、彼らを次なる新境地へと導いた。

コロナ禍の中で制作された、2021年リリースの10thアルバム。前作に続く多彩なコラボレーションに加え、ジャンルレスで実験的なサウンドは、混沌とした時代だからこそ生まれた生命力に満ちている。ラッパーAwichと共に、逆境に立ち向かう覚悟を歌った「SHIWAKUCHA」、菅田将暉と野田洋次郎が共演した映画『キネマの神様』の主題歌「うたかた歌」などを収録。

メジャーデビュー10周年の節目に、バンドが挑んだ二つのツアーに迫ったドキュメンタリー映画。圧倒的なパフォーマンスで各国のファンを熱狂の渦に巻き込んだアジア・ヨーロッパツアーを経て、バンドは国内での「胎盤ツアー」へと突き進む。そこでは、米津玄師、ONE OK ROCK、Mr.Childrenといった長年敬愛してきたアーティスト達との対バンが実現。世代やジャンルを超えた豪華な競演と、音楽に全てを捧げる彼らの姿が克明に記録されている。

2021年12月～2022年1月にかけて行われた「FOREVER IN THE DAZE TOUR」の映像作品。Awichがゲスト出演した名古屋ガイシホールでの公演を全21曲収めた本編に加え、特典としてiriが参加した幕張公演での「Tokyo feat.iri」も収録。

8年ぶりに開催した国内ライブハウスツアー「BACK TO THE LIVE HOUSE TOUR 2023」より、7月5日のZepp Haneda公演を映像化。「なんちって」や「me me she」など、初期の楽曲や初披露曲を含む全21曲を収録。さらに特典映像として、十明がゲスト参加した「すずめ feat.十明」や、aoが参加した「KANASHIBARI feat.ao」のパフォーマンスも収められている。