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「クローズ」「WORST」の正統続編、連載決定!不良漫画の金字塔的シリーズの魅力を紹介

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不良漫画の金字塔的作品「クローズ」シリーズの正統続編が、2026年1月13日発売の青年漫画誌「ヤングチャンピオン」新年3号で連載が開始されると発表された。高橋ヒロシ自身が原作・作画を務める同シリーズの連載作品は、2013年に完結した「WORST」以来13年ぶり。「とにかくアツすぎる」「めちゃくちゃ楽しみ」など、ファンからは喜びの声が上がっている。

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●不良漫画の金字塔!「クローズ」シリーズの魅力を大解剖

「クローズ」シリーズの歴史は、1990年代に始まった。最初の作品「クローズ」は、「月刊少年チャンピオン」にて1990年から1998年の長期に渡り連載。物語の舞台である鈴蘭男子高校は、不吉で嫌われ者のカラスのような不良少年ばかりいるため「カラスの学校」と呼ばれる。主人公の坊屋春道ら鈴蘭男子高校の面々が、様々な強敵と対峙し喧嘩を重ねながら友情を育む様子が描かれ、人気を博した。

2000年代には、「クローズ」の続編「WORST」が2001年から2013年にかけて連載。物語の舞台は引き続き鈴蘭男子高校で、主人公はケータイの電波が届かない地域から同校にやってきた月島花にバトンタッチされた。前作同様に男たちの衝突と絆を描く群像劇がファンからの絶大な支持を得ている。

「クローズ」シリーズは、2007年に『クローズZERO』として小栗旬主演で実写映画化。さらに2017年には舞台『クローズZERO』も公演され、怒涛のメディアミックス展開を見せた。この他、ゲームやアパレルなどのジャンルにも進出。特にアパレルは、漫画ファン向けのグッズ展開に留まらない圧倒的存在感が高く評価されている。

魅力的なキャラクターが多数登場する同シリーズは、スピンオフ作品を含めると、累計発行部数は9,000万部を超えるヒット作。本編とは異なる視点で描かれるスピンオフに触れることで、多角的に作品を堪能することができるだろう。

複数あるスピンオフの中でおすすめなのは、「WORST外伝 グリコ」だ。同作は、原作を高橋ヒロシ、作画を鈴木リュータが手がけている。主人公は、鈴蘭男子高校で一度も敗北することのなかった花木九里虎。最強の名をほしいままにした男・グリコの中学時代を描く同作は、シリーズきっての人気を誇る。

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ファンの熱望の中、満を持して発表された「クローズ」シリーズの新連載。年明けの連載開始に備え、ぜひ伝説的な物語の一端に触れてほしい。

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タグ : レビュー・コラム

掲載: 2025年12月22日 10:00