WANIMA、初ドーム公演収録の映像作品『Everybody!! TOUR FINAL』11月28日にリリース&11月より全国ツアー開催決定。初ドーム公演ライヴ・レポート到着も
約20万人を動員する過去最大規模の全国ツアー「Everybody!! Tour」のファイナルとして、8月25日、26日に埼玉メットライフドームにて自身初となるドーム公演「Everybody!! Tour Final」を開催したWANIMA。彼らが、11月28日に同公演の模様を収録した映像作品『Everybody!! TOUR FINAL』をリリースすることを発表した。
本作には、公演2日目のライヴ本編に加え、特典映像も収録される。また、早期予約特典に「WANIMAが持ってそうなバンダナ」、先着購入者特典には「B2ポスター」が決定。先行予約特典は9月17日までの予約が対象となるので、ぜひ早めにチェックしてほしい。
さらに、11月より全国ツアー「1 CHANCE NIGHT TOUR 2018-2019」の開催も決定した。チケットは、8月29日18時より「SATANIC ENT.」会員を対象に先行受付がスタートする。
この発表に寄せて、特設サイトにてKENTA(Ba/Vo)のコメントが公開されている。
エビバデファイナルDVD発売と 全国色んな場所で
1CHANCE NIGHTを開催します‼
エビバデツアーで行けなかった色んな所を貸し切ったので
皆さんが住む近くにWANIMAが来た時は
是非ともに開催をお願い致します‼
また楽しみが増えました‼ニヤリ
ありがとうございます‼
―― KENTA(Ba/Vo)
なお、「Everybody!! Tour」ファイナル公演のライヴ・レポートも到着している。
WANIMAが8月25、26日にわたって「Everybody!! Tour Final」を埼玉 メットライフドームにて行った。本公演は今年1月に発表したメジャー1stフル・アルバム『Everybody!!』を引っさげ、2月1日の神奈川 CLUB CITTA’川崎を皮切りにライヴハウスからスタートしたリリース・ツアーの締めくくりであり、ツアー中の3月から4月にかけて幕張メッセや大阪城ホールをはじめとしたアリーナ公演も行ってきたが、「WANIMA×7万人」と銘打たれた本公演はバンド史上初のドーム公演かつ最大規模のワンマン。バンドの勢いを物語るように、チケットは即完。
メットライフドーム史上初のアリーナ・スタンディング、会場内外問わずの趣向を凝らした演出、これまでの歩みを総括しながら未来を提示するセットリストも相まって、バンド自身にとってもターニング・ポイントとなるような記念すべき夜となった。
開場前からファンが多数メットライフドームに詰めかけたが、そこはファンへ楽しみを作り続けていくWANIMAだけあって、会場横には「ワンチャン広場」と名付けられたスペースを提供。暑い中、各地から足を運んでくれたファンに対してのおもてなしだろう。
ロッテ「爽」、LIVEDAM STADIUM、カーセンサー、ESPといったWANIMAとコラボレーションした企業ブースのみならず、KO-SHINが子供時代に憧れたお祭りには欠かせないテキ屋やWANIMA直筆のメッセージ・ボードも掲示されている至れり尽くせりの内容。
また、彼らの地元である熊本の名物を提供する「ワンチャン食堂!!」に、ファンを気遣ってのレスト・スペースや巨大冷風機も完備し、午前中から開演直前まで、両日にわたって大いに賑わいを見せていた。
そして、注目のライヴ・ステージ。アリーナ・ツアーではフロア中央にステージを組み、さながらアミューズメント・パークのような装いであったが、本公演では南国の島をイメージした作りになっており、開演前では巨大スクリーンに様々な魚介類に扮したWANIMAが延々とスクロール。ライヴ前からニヤッとさせる仕掛けは彼らならでは。
また、こういった大規模な公演ではひとつの完成形を両日にわたって提供するのが常だが、ライヴハウスから叩き上げで育ってきたWANIMAはそこに満足せず、ガラッとセットリストを変え、両日ともに巧みなアプローチを施し、素晴らしきパフォーマンスを披露してくれた。
まずは初日となった25日。KENTAのタイトル・コールで始まった“夏の面影”でいきなり駆け出す彼らのドライブ感によって、いきなりクライマックスのような熱気が充満。バンド史上初のドーム公演かつ最大規模のワンマンではあるが、緊張した様子はなく、時折笑みを浮かべながら、語りかけるよう、問いかけるように強烈なサウンドを放っていく。思わず手を伸ばして近づきたくなる、この圧倒的なオーラ。WANIMAが性別も年齢も問わず、多くの人を惹きつける要素のひとつだ。
そのスタート・ダッシュから“CHEEKY”でさらに勢いを増したかと思えば、スイッチを切り替えて“つづくもの”を心地よく響かせる。FUJIの合いの手も絶好調であり、会場全体の温度を上げていく。
KENTAが「みなさんのためにメットライフドームを貸し切りました!」と力強く口にしてから、ステージ上でのスイカ割り(!!)を挟み、“ララバイ”や“やってみよう”と畳み掛けてからの“Drive”。みんなそれぞれの歌になっていることがわかる大合唱、泣き出しそうな表情で歌うKENTAは印象的な名場面だった。
驚愕したのがFUJIが恒例のあの人に扮して「出航だー!!」と声を挙げ、なんとイカダに見立てたステージの一部が会場中央へ移動し、回転もしながらそこで披露した“オドルヨル”。その後のMCで「いちばん遠い人の近くへ行きたかった」とKENTAは語っていたが、予想の遥か上をいく、WANIMAのアイデアとサービス精神の賜物に違いない。
その後も客席内の特設ステージへ移動しながらプレイし、下手側ではアリーナ・シリーズからおなじみになったアコースティック・スタイルで“HOME”を披露。終盤、歌いながらKO-SHINの膝を叩くKENTA。上京したてのKO-SHINの部屋を模したステージ上でのこの仕草から、2人の絆を感じざるを得なかった。
中盤を過ぎても“ともに”では会場が揺れるほどの歓声と歌声が客席から響き渡り、気持ちを共有した嬉しさからか、メンバーも実にいい表情を見せる。
終盤、KENTAが「楽しみを作る為に(メットライフドームを)貸し切った。いろんなところを貸し切って、みんなのことを待ってるから、未完成でも不器用でもいいけん、いつでも戻ってきてください」と思いの丈をぶつけて曲へなだれ込んだ“シグナル”。自らの存在意義を宣言するような立ち姿も美しく、鮮やかな光を放っていた。
本編ラストは“Everybody!!”。名残惜しそうにするかと思いきや、今この瞬間にすべてを届けることが何よりも大事なのだろう。ガムシャラで必死にプレイ。彼らの純粋さがそこには表れていた。
アンコールは彼ららしい活発で笑いを交えた映像から「20曲分を1曲にこめて」とKENTAが叫び“OLE”。きらびやかな銀テープも舞い、まさしく大団円となった。
そして、最終日となった26日。爆発的な歓声に会場が揺れ、メンバーが登場すれば、客席は波打ち、その溢れ出る期待感にドームが埋め尽くされる。そんな想いを受けての“OLE!!”で口火を切ったのだが、アリーナへ特大水鉄砲が発射されるサプライズもあり、スタートダッシュの勢いは尋常ではなかった。KENTAもはちきれんばかりの気持ちを歌に込め、声を張り上げ、KO-SHINも全身をしならせながらギターをかき鳴らす。しっかりと2人を見つめつつ、リズムで支えるFUJIも自然と笑みがこぼれるようなムード。
続いてゴキゲンなノリで突き上げる“BIG UP”を投下し、オーディエンスは感じるがままに体を動かし、巨大なドームがライヴハウスさながらの熱気に包まれ、温度もとんでもなく上昇していくのだが、KENTAはまだまだとアジテートし、バンドとしても一音一音を強く響かせていくのだ。
ここで改めて「迷いなら捨てて、後腐れなしで、助け合っていきましょう!」とKENTAが告げ、全員が一体となるよう、アリーナとスタンドのすべてへ呼びかけ、感謝の気持ちをこめた“THANX”。ステージの端から端まで駆け回り、高く手を突き上げたKO-SHINの姿も頼もしかった。
WANIMAだからこそのエロかっこよさを誇る“CHEEKY”をプレイし、ギラついたスピード感で会場を湧かせていき、上手側の特設ステージでは、会場中がオーディエンスによって掲げられた色とりどりのWANIMAタオルで埋め尽くされ、波間に漂うような心地よさを持つ“SLOW”を奏でていく。
そして、歌い出しからドームの屋根を突き抜けるような凄まじい大合唱が巻き起こり、この曲を抱きしめて過ごす人の多さに圧倒されたのがやはり代表曲“ともに”だった。オーディエンスが放つ愛の濃さをしっかり受け止め、それ以上のモノとして必死に返そうとするメンバー。今ここで生まれているエネルギーがライヴを彩っているという、非常に美しい光景だ。
後半戦に入ってもそのテンションや勢いは衰えることはなく、シンプルな照明と客席から照らされた数多のスマホライトの輝きでより雰囲気が作り上げられた“ヒューマン”、そこら中のオーディエンスが楽しさに突き動かされ、メンバー自身が驚くほどの勢いで青い炎も上がった“サブマリン”と絶妙な流れが描かれていった。
この日のクライマックスであり、ハイライトだったのは何と言っても“シグナル”であろう。両日にわたって際立った存在感を放ち、WANIMAのライヴではもはや欠かすことのできない存在となっている曲だ。KENTAは「待ってるから、いつでも戻ってこいよー!!」と語りかけ、オーディエンスもその気持ちに応えようと大声を上げ、ステージへ必死に手をのばす。そこには得難い温かさがあり、WANIMAがこの曲で歌う「君」が、駆けつけたオーディエンスのひとりひとりに届いてる証に他ならないはず。
アンコールでは、まずは再加速すると言わんばかりの疾走感で突き進む“花火”を鳴らし、リクエストを募って“TRACE”、締めくくりは“これだけは”だった。何度も何度も「ありがとう!!」と告げ、最後は「またみんなで歌おうよ。だから、元気にしとってね。愛してるよ!」とKENTAが大声で叫ぶほど、愛に溢れ、胸を打つ瞬間ばかりに埋め尽くされた最高の夜だった。
アンコール終了後にメンバーから告知があったように、本公演の模様は11月28日にライヴDVD『Everybody!! TOUR FINAL』としてリリースされることが決定。参加したファンは熱き思い出の追体験として、惜しくも参加できなかった方でも映像を通して伝わってくる真っ直ぐな決意と気概に触れて欲しい。
WANIMAは本ツアーを終えてもひと息いれることなく、11月からは「できるだけみんなの近くへ行きたい」という想いから、「Everybody!! Tour」で訪れることができなかった土地を中心に巡る全28ヶ所のツアー「1CHANCE NIGHT TOUR 2018-2019」を発表。ファンと向き合い、そこで感じた想いをエネルギーとして突き進む彼らの快進撃はまだまだ続いていく。
text by ヤコウリュウジ
▼リリース情報
WANIMA
2nd DVD/Blu-ray
『Everybody!! TOUR FINAL』
11月28日(水)リリース
■Blu-ray
■DVD(2DISC)
[収録内容]
8月26日(日)「Everybody!! Tour Final」2日目公演LIVE本編/特典映像
■特典あり
「WANIMAが持ってそうなバンダナ」(早期予約特典)、「B2ポスター」をプレゼント!
※特典満了次第終了とさせていただきます。
■特設サイト:https://wanima.net/everybodydvd/
▼ツアー情報
「1 CHANCE NIGHT TOUR 2018-2019」
[2018年]
11月5日(月)Zepp NAGOYA
11月7日(水)Zepp Osaka Bayside
11月8日(木)Zepp Osaka Bayside
11月13日(火)仙台PIT
11月19日(月)Zepp Sapporo
11月21日(水)旭川市民文化会館
11月23日(金・祝)釧路市民文化会館
11月25日(日)苫小牧市民会館
12月8日(土)Zepp Fukuoka
[2019年]
1月11日(金)周南市文化会館
1月13日(日)米子コンベンションセンター BiG SHiP
1月14日(月・祝)倉敷市民会館
1月24日(木)石川 本多の森ホール
1月25日(金)福井フェニックス・プラザ
1月27日(日)コラニー文化ホール(山梨県立県民文化ホール)大ホール
1月29日(火)長野 ホクト文化ホール 大ホール
2月7日(木)滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール
2月8日(金)なら100年会館 大ホール
2月16日(土)宇都宮市文化会館 大ホール
2月17日(日)ベイシア文化ホール(群馬県民会館)大ホール
2月19日(火)けんしん郡山文化センター 大ホール(郡山市民文化センター)
2月21日(木)リンクステーションホール青森(青森市文化会館)
2月26日(火)鹿児島市民文化ホール 第一
2月27日(水)アルモニーサンク 北九州ソレイユホール
3月1日(金)大分iichiko総合文化センター
3月2日(土)市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)
3月4日(月)佐賀市文化会館 大ホール
[チケット]
■SATANIC ENT.先行
8月29日(水)18:00~9月2日(日)23:00
https://satanic.jp/
▼イベント情報
「テレビ朝日ドリームフェスティバル2018」
9月15日(土)、16日(日)、17日(月・祝)
幕張メッセ 国際展示場9・10・11ホール
OPEN 14:00 / START 15:00 予定
※WANIMAは9月17日(月・祝)に出演
[チケット]
各日 全席指定 10,800円
問:ディスクガレージ 050-5533-0888 (weekday 12:00~19:00)
■「テレビ朝日ドリームフェスティバル2018」公式サイト
http://dreamfestival.jp/
「unBORDE LUCKY 7TH TOUR」
10月19日(金)仙台PIT
OPEN 18:00 / START 19:00
出演:WANIMA / yonige
upcoming artist:chelmico
[チケット]
4,500円(+1D)
■「unBORDE LUCKY 7TH TOUR」特設サイト
http://sp.wmg.jp/unbordelucky7thtour/
▼番組情報
テレビ朝日系「ミュージックステーション」
8月31日(金)20:00~
出演:星野源 / WANIMA / 関ジャニ∞ ほか
http://www.tv-asahi.co.jp/music/
「MUSIC STATION ウルトラFES 2018」
9月17日(月・祝)12:00~21:48
出演者ラインナップはこちら
http://www.tv-asahi.co.jp/music/ultrafes2018/
▼コラボレーション情報
「カーセンサー × WANIMA コラボレーション記念企画」
WANIMA史上初となるメンバー選曲の「Drive song PLAY LIST」をYouTubeにて期間限定公開
公開期間:~12月25日(火)
詳細はこちら
▼映画情報
『アントマン&ワスプ』(原題:Ant-Man and the Wasp)
8月31日(金)全国公開
オフィシャル・ソング:WANIMA “JUICE UP!!のテーマ”
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C)Marvel Studios 2018
■公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/antman-wasp/
カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース
掲載: 2018年08月28日 10:05