aiko、自身最大規模のデビュー20周年メモリアル・ツアー「Love Like Pop vol.20」完走
aikoが、12月9日に地元大阪 フェスティバルホールにて「Love Like Pop vol.20」千秋楽公演を開催した。
同ツアーは、デビュー20周年イヤーに最新アルバム『湿った夏の始まり』を引っ提げ、6月8日神奈川 川崎市スポーツ・文化総合センターを皮切りに半年間にわたり全国27ヶ所45公演を開催したaiko自身最大規模となるメモリアルなホール・ツアー。
長いホール・ツアーの千秋楽公演を見届けようと早くから多くのファンが駆けつけ、開演を待ち望む熱気で会場は満ち溢れていた。開演時刻を迎えオープニング・ムービーが流れたあと、ステージ上にaikoのシルエットが浮かび上がると、大歓声とともにこの日のオープニング・ナンバー“ストロー”でライヴがスタート。“ストロー”は今年リリースされたシングル楽曲で、最新フル・アルバム『湿った夏の始まり』にも収録されたほか、その年の優れたミュージック・ビデオを表彰するアワード「MTV VMAJ2018」で「最優秀邦楽女性アーティストビデオ賞」にも選出されたナンバーで、フロアがいきなり熱を帯びる。続けてライヴの定番ナンバー“エナジー”でさらにボルテージを上げていくと、ホーン・セクションが印象的なナンバー“あたしのせい”で会場を惹き込んでいく。
aikoは、「「Love Like Pop Vol.20」みなさんこんばんは、最終日です!aikoです!今日はみなさん本当に最終日に来てくれてありがとうございます!」と挨拶。「今日は日曜日だから、明日仕事の人もいるかもしれないけど、筋肉痛とかえぐった気持ちとか、いい意味で「傷」として思い出を持って帰ってもらいたいと思いますので、最後までよろしくお願いします!」と最終日に懸ける意気込みを語った。
オープニングから打って変わって“くちびる”、“二時頃”、背景に映し出される映像が印象的な“雨フラシ”と、じっくりと聴かせる楽曲が続きaikoの歌声に会場が酔いしれていた。
aikoのライヴでは恒例となっているファンと和やかなMCのやり取りのあと“陽と陰”、“Loveletter”とアップテンポな楽曲で飛び跳ねながら歌声を届けると、続く“瞳”では会場中にこれまでとはまったく違う雰囲気を纏わせて観客を魅了した。
ステージ上にはaikoひとりが残り、キーボードでの弾き語りコーナーに。“恋人同士”、“ずっと近くに”の2曲を歌い上げ、曲間には弾き語りの静かなときに、咳を我慢しているオーディエンスを気遣う場面も。
「あんまりツアーが終わる感じがしなくて、そういうふうにライヴができるのは、みなさんのおかげだと思ってます。楽しくたくさん喋ったり、ライヴをしっかり見てくれて本当にありがとうございます。」とオーディエンスに感謝を告げると、aikoを照らすライティングが印象的な“格好いいな”、跳ねるリズムが楽しい“ドライブモード”と最新アルバムからの2曲を歌い上げ、歌詞がファンにも人気の楽曲「未来を拾いに」を披露。
aikoのライヴでは定番となっている「男子!女子!」のコーナーで、一気にフロアにエンジンがかかりに突入。“beat”、“予告”などアップテンポなナンバーが続き“夢見る隙間”では、金テープが飛び出すなど一気に熱狂が爆発。本ツアーではライヴの定番曲にまで発展した最新アルバム収録曲“ハナガサイタ”を歌唱し、最後は“あたしの向こう」でライヴ本編を締めくくった。
鳴り止まぬアンコールの声に応えて、最新アルバム収録曲である“うん。”で美しいファルセットを響かせて再登場したaikoは、「これからもみんなで一緒に年を重ねていきたいなと思います。こうやってフェスティバルホールで20周年を迎えることができて嬉しいです。みんなとこれからも一緒にこういう時間を過ごしていきましょう」とメモリアルなツアーの締めくくりを語ると、“向かいあわせ”、“milk”を伸びやかに歌い上げる。
会場の興奮が収まらないなか、ダブル・アンコールとして“Power of Love”、“キラキラ”、“be master of life”と立て続けに披露。“鏡”では会場一体となった大合唱が巻き起こりダブル・アンコールにしてこれ以上ないほどの盛り上がりを見せる。
エンディング・ムービーのあとも熱気冷めやらぬ会場に「あっという間の半年間でした。こんなに長いツアーを行ったのは初めてだったのでファンのみなさんのおかげでここまで来ることができました。本当にありがとうございました。またお互い向かい合って「背筋を伸ばして」見つめ合えるように、歌います」と、トリプル・アンコールの“えりあし”で会場中の隅々まで思いを届け、3時間以上におよぶライヴと半年間にわたる全国27ヶ所45公演の長い旅路を締めくくった。
なおaikoは、来年1月から3月はアリーナ・ツアー「Love Like Pop vol.21」を大阪城ホール、さいたまスーパーアリーナ、マリンメッセ福岡にて行う。
▼ツアー情報
「aiko Live Tour「Love Like Pop vol.21」」
1月26日(土)大阪城ホール
1月27日(日)大阪城ホール
2月9日(土)さいたまスーパーアリーナ
2月10日(日)さいたまスーパーアリーナ
3月9日(土)マリンメッセ福岡
3月10日(日)マリンメッセ福岡
OPEN 17:30 / START 18:30
チケット:6,800円
カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース
掲載: 2018年12月14日 16:31