サザンオールスターズ、4年ぶりの全国ツアー開幕。未完成の新曲含む全36曲披露
Photo by 岸田哲平
昨年デビュー40周年を迎えたサザンオールスターズが、デビュー40周年を締め括るビッグ・イベントとして、3月30日より宮城セキスイハイムスーパーアリーナを皮切りに6大ドームを含む全11ヶ所22公演におよぶ、大規模全国ツアー「“キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!? ふざけるな!!」をスタートさせた。
ツアー初日の会場となった宮城セキスイハイムスーパーアリーナは、2011年の東日本大震災以降、使用できなくなっていた同会場の復活を桑田佳祐が自身の病後の復活ライヴとともに実現させた場所。また2012年には、同会場内に桑田が震災復興の願いを込め、桜の植樹をするなど、大きな縁のある地でもある。
活動休止を経て、サザンが復活した2013年の野外ツアーでも宮城スタジアムを最終公演の地に選ぶなど、さりげなく東北の地に対する思いを表現してきた。その思いを伝えるかのように、開始まもなくヴィジョンに「再会の日 宮城へ帰ってきたよ」、「お越しくださいまして ありがとう」、「みんなの笑顔に会いたくて セキスイハイムスーパーアリーナへやって来た」というメッセージが映し出されると、会場は温かい歓声と拍手に包まれた。
全国ツアーは、2015年の「サザンオールスターズ LIVE TOUR 2015「おいしい葡萄の旅」」以来約4年ぶりとなるだけあって、会場は開演前からボルテージは最高潮。メンバーがステージに現れイントロでリズムが入る瞬間、会場全体は、はち切れんばかりの歓声に包まれた。演奏曲は、昨年発表された“壮年JUMP”、“闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて”から、“思い過ごしも恋のうち”などデビュー間もないころの楽曲、また平成元年に発表された“女神達への情歌 (報道されないY型の彼方へ)”といった久々に披露される曲まで、実に36曲にも及ぶ楽曲を約3時間30分にわたって披露した。
“ゆけ!!力道山”など、昭和のスーパー・スターがヴィジョンに登場する曲などもあり、全編を通して昭和~平成そして新たな時代へと、40年もの長きにわたり第一線を走り続けているバンドの重みを感じさせるセットリスト。会場に集まった9,000人のファンはその充実の内容に、誰もが歓喜の表情を浮かべていた。
さらに、まだどこにも発表されていない新曲も演奏された。最終的な完成はまだしていないという同楽曲は「ツアーでお客さんとともに熟成させていく曲」と語られた。タイトルやリリースなどは未定とのこと。
Photo by 岸田哲平
▼サザンオールスターズ ツアー情報
「WOWOW presents サザンオールスターズ LIVE TOUR 2019「“キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!? ふざけるな!!」supported by 三ツ矢サイダー」
4月4日(木)広島サンプラザホール
4月5日(金)広島サンプラザホール
4月13日(土)横浜アリーナ
4月14日(日)横浜アリーナ
4月20日(土)愛媛県武道館
4月21日(日)愛媛県武道館
4月27日(土)サンドーム福井
4月28日(日)サンドーム福井
5月11日(土)埼玉 メットライフドーム
5月12日(日)埼玉 メットライフドーム
5月18日(土)福岡 ヤフオク!ドーム
5月19日(日)福岡 ヤフオク!ドーム
5月25日(土)京セラドーム大阪
5月26日(日)京セラドーム大阪
6月1日(土)ナゴヤドーム
6月2日(日)ナゴヤドーム
6月8日(土)札幌ドーム
6月9日(日)札幌ドーム
6月15日(土)東京ドーム
6月16日(日)東京ドーム
■ツアー特設サイト
■WOWOW特設サイト
■三ツ矢サイダー特設サイト
▼桑田佳祐 リリース情報
映像作品
『Act Against AIDS 2018『平成三十年度! 第三回ひとり紅白歌合戦』』
6月5日(水)リリース
■初回限定盤(Blu-ray 3枚組/DVD 6枚組)
『Act Against AIDS 2018『平成三十年度! 第三回ひとり紅白歌合戦』 ~ひとり紅白歌合戦三部作 コンプリートBOX - 大衆音楽クロニクル~』
仕様:三方背ケース・デジスタック仕様、コンプリート・ブック付
※第1回、第2回はリマスタリングを施し収録。第3回は通常盤と共通の収録内容
■通常盤(Blu-ray/DVD 2枚組)
ボーナス映像(メイキング)付
■特典あり
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カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース
掲載: 2019年04月01日 18:27