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THE YELLOW MONKEY、結成30周年記念のキャリア最大規模となる東名阪ドーム・ツアー開催決定&ティーザー映像公開。聖地 渋谷La.mamaでのプライベート・ギグにてデビュー・シングル含む6曲披露

THE YELLOW MONKEY

THE YELLOW MONKEYが、キャリア最大規模となるドーム・ツアー「THE YELLOW MONKEY 30th Anniversary DOME TOUR」を開催することを発表した。

同ツアーは、東京、名古屋、大阪の3ヶ所を回る全4公演となっており、初めてライヴを行った日からちょうど30年となる12月28日に開催されるナゴヤドーム公演を皮切りに、2020年2月には京セラドーム大阪、さらに2020年4月には東京ドーム2デイズを開催する。

これまで数々のライヴ・ツアーを開催してきた彼らであるが、ツアー・タイトルに「Anniversary」という言葉を付けるのは、30周年の今回がキャリア初となっており、このツアーへの意気込みが窺える。

さらに、ドーム・ツアーのティーザー映像を公開。ぜひチェックしてほしい。

THE YELLOW MONKEY - 30th Anniversary DOME TOUR (teaser)

また、今回の発表に寄せて、メンバー全員より以下のコメントが到着している。

 

1989年12月28日、ギターのエマこと菊地英昭さんがこのバンドに加入して、初のライブが渋谷にあるラママで行われました。その日から僕はボーカリストとして彼と、廣瀬洋一さんとの間に立ち、その後ろには英昭さんの実弟のアニーさんこと菊地英二さんがバックを固め、現在のラインナップになりました。その日から僕の世界は変わりました。
そして今年の12月28日で結成30年を迎えようとしています。
ありがたいことにザ・イエローモンキーは一度解散したにもかかわらず、沢山の方々に迎えられてここまで歩んでこれました。そしてついにドームツアーです。その記念日に当たる2019年12月28日の名古屋ドームでは「蘇るメカラウロコスペシャル」として、勝手な裏タイトルを個人的に名付けております。
来年の大阪、東京ドーム公演を含め、今時恥ずかしい言葉ですが「命をかける」所存であります。
この場をお借りして、これまで我々に関わってくださった一人一人の方に改めて感謝の気持ちをお伝えしたいです。
本当にありがとうございます。

―― THE YELLOW MONKEY 吉井和哉(Vo/Gt)

 

初めての大阪、東京ドームは休止直前、再集結後の東京ドームはそのリベンジ的意味合いもあり前回と対になっているイメージ。
ですが今回、名古屋、大阪、東京は30周年をむかえて現在進行形のバンドを心置きなく披露できるドームツアー!!心が高鳴ります!!
ま、30周年とはいえ活動期間を考えると実質半分の15周年くらいなので(笑)...
気持ちはベテランバンドではなく中堅バンドで!!!

―― THE YELLOW MONKEY 菊地英昭(Gt)

 

ドームツアーに御来場いただく方々と共に結成30周年を祝福することが出来るなんて感無量です。
バンドが今まで歩んできた道と未来に向かう道が交差する、
「大切な現在地」になるようなドームのステージにしたいと思います。

―― THE YELLOW MONKEY 廣瀬洋一(Ba)

 

「9999」のリリースを経てツアーをまわり心機一転して臨む今回のドームツアーはひと味もふた味も違います。
30周年記念ではありますけれど、新たなスタートを切ったTHE YELLOW MONKEYの新たな一歩です。

―― THE YELLOW MONKEY 菊地英二(Dr)

 

さらに、8月6日に開催されたプライベート・ギグのレポートも到着した。

 

THE YELLOW MONKEY史上最大規模となるドーム・ツアー開催決定が公表された瞬間、4人のメンバーたちは聖地にいた。このバンドの歴史の起点とも言うべき渋谷 La.mamaである。彼らが8月6日、都内某所にてプライべート・ギグを開催するとの情報が発信されたのは、去る8月1日のこと。しかもバンド結成30周年にちなんで、入場料は税込30円という通常では考えられない価格。しかも、演奏時間は午後7時半からの30分間だという。ファンの中には、このニュースを目にした次の瞬間、その都内某所というのがLa.mamaであることを察知した人たちも少なくなかったはずだ。何しろそこは、彼らが1989年12月28日に現在と同じラインナップでの初のライヴを行った会場でもあり、まさしく初期のホームグラウンドと言うべき場所。実際のところ、チケットはLINEチケットを通じての当日先着販売のみで、まさしく秒単位で瞬殺となり、会場がLa.mamaである事実はそのプラチナ・チケットを勝ち取った強運の持ち主たちだけに直接通知された。チケットの販売開始直後に約67万のアクセスが殺到し、サイトは繋がりにくい状態になったという。

午後7時、入場前から興奮を隠せないファンが整理番号順に、地下のライヴ空間へと呑み込まれていく。その数、実にわずか250人。ステージ下手側にはスクリーンが設置され、画面内でカウントダウンが刻々と進んでいく。先頃のさいたまスーパーアリーナ公演終了時から始まったこのカウントダウンがゼロに到達した瞬間、何が起こるのか? その答えが今回のプライベート・ギグであることはすでにバンドのオフィシャル・サイトでも明らかになっていたが、いつの間にかそこには、このギグ開催と同時になんらかの特別な告知があることを示唆する言葉が加えられていた。「もう解散しません!」と断言している彼らだけに、歓迎できない情報でないことだけは明らかだ。が、いったいこの場で何が発表されるというのか?

カウントダウンの数字が一桁に近づき始めると、La.mamaを埋め尽くした観客は声を合わせて数字を叫ぶ。そして、それがゼロを迎え、場内は暗転。スクリーンには、彼らがかつてこの会場を根城としていた時代のライヴ映像が流れ、細切れにコラージュされた映像がどんどん現在へと近づいていく。そんななか、わずか250人のオーディエンスとは思えない音量の歓声が渦巻く。メンバーたちが姿を見せ、フロアを横切るようにしてステージへと向かっているのだ。そして配置に着いた4人の準備が整ったころ、スクリーンに浮かぶライヴ映像は現在へと到達し、次の瞬間、30周年を記念してのドーム・ツアー決定の文字が浮かび上がる。一瞬の戸惑い。そして大きな歓喜の声。それをオープニングSEに据えるかのようにして、この特別な夜は“Subjective Late Show”で幕を開けた。2016年の秋に実施された全国ホール・ツアーのタイトルにも掲げられていたこの曲は、1992年6月発表のメジャー1stアルバム『THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE』からの選曲だ。そして間髪を入れずに、これまた同アルバムからの“Chelsea Girl”が始まる。この時点でもう、彼らが「あの頃」のライヴ・パフォーマンスを意識しながらステージに立っていることは明らかだった。それを裏づけるように、今夜のステージ上には、完全に4人しかいない。現在実施されているアリーナ・ツアーに参加しているサポート・メンバー 鶴谷崇(Key)の姿はそこにはない。

「どうもみなさん、ようこそLa.mamaへ!」

吉井和哉は、まるで自宅にオーディエンスを招き入れるかのような口調でフロアに呼び掛け、映画『オトトキ』で無観客ライヴの模様をこの場所で収録した際には非常に寂しかった、と語る。そして、いつか再び演奏したいと考えていたこの場所で、ドーム・ツアー開催発表と当時にライヴができている喜びを口にした。そうした発言の中で、彼はLa.mamaを「時空を超えた、特別な場所」と形容し、かつてはこの場所でプレイすることをイメージしながら曲を作っていたことがあるのも認めていた。

そんな語りに導かれながら始まったのは、これまた初期の名曲のひとつとして知られる“LOVERS ON BACKSTREET”。こちらは1991年7月にリリースされたインディーズ作品、『BUNCHED BIRTH』からのセレクトだ。そして、やはり同作からの“SLEEPLESS IMAGINATION”がそれに続く。この時空を超えた空間は、まさにタイム・マシーン。THE YELLOW MONKEYを愛する人たちの多くが原体験できずにいた時代のライヴを、時間を逆戻りしながら味わっているような感覚だ。しかもこれは、単純な「過去の再現」とも違っている。THE YELLOW MONKEYがバンドとしてまだまだ未成熟だった時代の楽曲を目の前でプレイしているのは、まぎれもなく現在の、文字どおり日本を代表するロック・バンドのひとつとなった揺るぎない4人なのである。

演奏は同じ選曲モードのままで続き、終盤にはやはり1stアルバム収録曲であり、同時に彼らにとってのデビュー・シングル(1992年5月21日リリース)にあたる“Romantist Taste”が登場。そしてわずか30分という短い饗宴の終幕を飾ったのは、インディーズ作からの“WELCOME TO MY DOGHOUSE”だった。この曲を歌う前に、吉井は「この地下の、クサい匂いが大好き」と言った。その言葉を聞いて改めて痛感させられたのは、ここまで巨大な怪物バンドとなった今現在も、犬小屋のように狭い空間で育まれた精神や美学といったものは4人の中から少しも損なわれていないのだ、ということ。実際、菊地英昭がこの日、初めてこのバンドのメンバーとしてこのステージに立った30年前のあの夜と同じギターとキャビネットを持ち込んでいたという事実も象徴的だ。

4人が全6曲の演奏を終え、その場から姿を消したのは、午後8時を9分ほど過ぎたころのこと。250人というごく限られた来場者と、YouTubeでその様子を世界中から見守り続けた多くの人たちの目に、この夜の彼らはどのように映っただろうか? ちなみに結果的には、最大同時聴者数は約4万人、視聴回数は約12万を記録するに至っている。

実際のライヴ中、涙を流しながら笑顔で歌詞を口ずさむファンの姿も目に飛び込んできたし、「こんな近くで観られるなんて信じられない!」といった感嘆の声も聞こえてきた。30周年を記念しての料金わずか30円のライヴは、本当にまるで信じがたい夢のような出来事だった。しかし、これが2019年のTHE YELLOW MONKEYを取り巻く現実なのである。そんなひとときを経て、彼らは再びアリーナ・ツアーの日常へと戻っていった。吉井は「またちょくちょくやりたいね、これは」などとも口にしていたが、その約束が果たされるのがいつのことになるのかは、まだ誰にもわからない。が、今回の聖地巡礼はファンに対するサプライズ・プレゼントになったばかりではなく、彼ら自身にとっても次の段階へと歩みを進めるうえで、間違いなくとても意義深いものとなったはずである。(文:増田勇一)

THE YELLOW MONKEY
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▼ツアー情報
「THE YELLOW MONKEY 30th Anniversary DOME TOUR」
12月28日(土)ナゴヤドーム
OPEN 15:00 / START 17:00
2月11日(火・祝)京セラドーム大阪
OPEN 15:00 / START 17:00
4月4日(土)東京ドーム
OPEN 16:00 / START 18:00
4月5日(日)東京ドーム
OPEN 15:00 / START 17:00

[チケット]
指定席 9,900円
※6歳以上はチケットが必要(但し、6歳未満でも座席が必要な場合はチケット必要)
■「OFFICIAL FUN CLUB BELIEVER.」最速抽選受付
受付期間:~9月2日(月)23:59
券種:SUPER指定席/指定席
※SUPER指定席 14,330円 ※特典あり。BELIEVER.最速抽選受付限定販売

■「OFFICIAL FUN CLUB BELIEVER.」2次抽選受付
受付期間:10月7日(月)12:00~10月20日(日)23:59
券種:指定席

■「OFFICIAL FUN CLUB BELIEVER.」会員限定「30th Anniversary Memorial Gift」
結成30周年を記念して製作されたネーム入り仕様の特別な贈りものをBELIEVER.会員を対象に会場にてお渡しいたします。

■特設サイトはこちら


「THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2019 -GRATEFUL SPOONFUL-」
8月8日(木)日本武道館 ※追加公演
8月9日(金)日本武道館 ※追加公演
8月26日(月)神戸ワールド記念ホール ※追加公演
8月27日(火)神戸ワールド記念ホール
9月3日(火)アスティとくしま
9月14日(土)福島 あづま総合体育館 ※追加公演
9月15日(日)福島 あづま総合体育館
9月21日(土)グランメッセ熊本 ※追加公演
9月22日(日)グランメッセ熊本
■特設サイト
http://theyellowmonkeysuper.jp/feature/tyms2019

 

▼リリース情報
THE YELLOW MONKEY
ライヴBlu-ray / DVD
『THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017』
NOW ON SALE

■Blu-ray


■DVD(2枚組)


 

▼商品情報
「ぴあMUSIC COMPLEX(PMC) Vol.14」
THE YELLOW MONKEY
8月21日(水)発売
特集:THE YELLOW MONKEY


 

▼タワーレコード 応援ページ
https://tower.jp/site/artist/theyellowmonkey4ss

カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース

掲載: 2019年08月07日 17:30