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THE YELLOW MONKEY、「シーズン2」最後の夜に「聖地」で誓った再会。日本武道館公演「30th Anniversary LIVE -BUDOKAN SPECIAL-」

カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース

掲載: 2021年01月04日 18:07

THE YELLOW MONKEY
Photo by 横山マサト

THE YELLOW MONKEYの結成30周年記念ライヴ「THE YELLOW MONKEY 30th Anniversary LIVE」のファイナル公演「30th Anniversary LIVE -BUDOKAN SPECIAL-」が2020年12月28日、日本武道館にて開催された。

ちょうど1年前の2019年12月28日、THE YELLOW MONKEYは自身初のドーム・ツアー「THE YELLOW MONKEY 30th Anniversary DOME TOUR」をナゴヤドームからスタートさせた。しかし、2020年初頭から世界中を襲った新型コロナウイルス感染拡大の影響により、ツアー・ファイナルの東京ドーム2デイズ公演(4月4日、5日)は中止を余儀なくされた。

そんな状況のなか、新たに開催が決定した「THE YELLOW MONKEY 30th Anniversary LIVE」。「DOME SPECIAL」(11月3日東京ドーム)、「YOKOHAMA SPECIAL」(11月7日横浜アリーナ)、「YOYOGI SPECIAL」(12月7日国立代々木競技場第一体育館)……と題し、バンド・ヒストリーにおいて重要な意味を持つ会場で、「客席のソーシャルディスタンス」、「COCOA(接触確認アプリ)の利用」、「手指の消毒」といった感染防止対策を行いながらライヴを実現させてきた。

そして12月28日。全4公演の「30th Anniversary LIVE」最終公演の舞台に、THE YELLOW MONKEYは日本武道館を選んだ。現メンバーで初めてライヴを行った「バンドの誕生日」の、幾多の名演を繰り広げてきた「聖地」武道館でのライヴ。加えて、2016年の再集結以降の「シーズン2」はこの公演をもって終幕、バンドは活動休止期間に入る――ということが以前のライヴMCでも明かされていることもあって、武道館の客席は開演前から静かな熱気に包まれている。

観客動員数を収容人数の半分以下に抑えつつ、WOWOW生中継とFanStreamでの配信も行われたこの日のライヴ。開演時刻を過ぎ、客席に自然と手拍子が巻き起こるなか、場内SE“愛の讃歌”の最後に会場が暗転、観客の手首を彩るリストバンド型LEDライト「フリフラ」が客席を星空のように輝かせていく。

さらにSEがチンドン屋の定番曲“竹に雀”に移り変わったところで、吉井和哉(Vo/Gt/以下「吉井」)、菊地英昭(Gt/以下「エマ」)、廣瀬洋一(Ba/以下「ヒーセ」)、菊地英二(Dr/以下「アニー」)とサポート・メンバー 鶴谷崇(Key)の5人が舞台に登場。舞台側面、背面の鉄骨もなく、視界を遮るもののないフラットなステージに、360°の客席から熱い拍手が降り注ぐ。

「楽しんでまいりましょう!」という吉井のコールとともに演奏した1曲目は“DANDAN”だった。「集まったぜ 盟友」、「どんな夢も叶えるバンドができたよ」とバンドの30周年を自ら祝福するような歌のフレーズが、エマ/ヒーセ/アニー/鶴谷の繰り出す力強いグラム・ロックのビート感とともに鳴りわたり、武道館の広大な空間を高揚感で満たしていく。

さらに、1stアルバム『THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE(夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー)』から“Subjective Late Show”、“Chelsea Girl”を立て続けに披露。刻一刻と高まる熱気と躍動感のなか、感染対策で歓声や歌声の出せない客席が高らかなクラップで喜びを体現していく。

「元気でしたか武道館! 12月28日、THE YELLOW MONKEYのバースデーでもある今日この日、またこの会場に帰ってくることができました。今夜、THE YELLOW MONKEY今年最後のライヴになります。心置きなく、思う存分楽しんでいってほしいと思います。声は要りません。身体だけください!」という吉井の言葉に応えて、会場一面に拍手が広がる。

インディーズ・アルバム『BUNCHED BIRTH』の“FAIRY LAND”でスウィング感あふれるブギーを聴かせたかと思えば、“Tactics”のアウトロでは吉井&エマが鮮烈なツイン・リード・ギターを響かせる。そのままワイルドなロックンロール・ナンバー“VERMILION HANDS”へ……といった具合に、31年間のキャリアを自在に横断しながら楽曲を重ね、会場を濃密なロックの妖気で満たしていくTHE YELLOW MONKEY。

「本来ならば、今年の4月にTHE YELLOW MONKEYは東京ドーム2デイズをやりまして、そのまま活動をお休みして、また次の活動の準備期間に入る、みたいな予定だったんですけども……でも、こうやってまた、我々のバースデーであります12月28日に、メンバーも元気で、みなさんも元気で集まっていただけたので。今日は最高の夜にしたいと思います!」

そんな呼び掛けに続けて「今夜で最後です、ひとまずTHE YELLOW MONKEYはね」と語った吉井の言葉に、場内には一瞬寂しさが広がったものの、そこには悲しみはない。彼ら自身、これまでの公演でも「末長く、まだまだ続けますんで」と話していた通り、「THE YELLOW MONKEYは続いていく」という認識が、バンドと観客の間で強く共有されているからに他ならない。最新9thアルバム『9999』から演奏したロック・バラード“Changes Far Away”の、無垢で骨太なバンドの強さに裏打ちされたサウンドが、メンバー4人の充実した「今」をよりいっそうリアルに感じさせた。

レア曲、コア曲を披露する「メカラ ウロコ」シリーズでお馴染みの「12月28日のTHE YELLOW MONKEY武道館ライヴ」。「「メカラ ウロコ」は一応終わりになりまして、普通にバースデー・ライヴということでやらせてもらうことになりました」と吉井はMCで話していたが、「今夜もせっかくなんで、売れなかった下々の曲を――今年の汚れ、今年のうちに!」とぶち上げながら“審美眼ブギ”、“Foxy Blue Love”、“SLEEPLESS IMAGINATION”と初期曲を畳み掛け、さらにはメジャー・デビュー以降では初演奏、約30年ぶりの披露となる“PENITENT”へ。ダークな戯曲風の楽曲が、会場の歓喜をミステリアスにかき乱していく。

“ロザーナ”(『9999』)、““I””(4thアルバム『smile』)のタフなロック・サウンドとともに、ライヴは終盤へ向けてなおもダイナミックに昇り詰めていく。自分にとってこのバンドは唯一無二、このバンドしか僕のバンドはいない、と心に響いた」と改めて語り「コロナもいつ収束するかわからないけども、とにかく希望を持って、我々もさらに前進するように頑張っていきたいと思います。夢を叶えたいと思ってますんで。みなさんも一緒に夢を叶えましょう!」と呼び掛けながら流れ込んだ“バラ色の日々”では、歌声募集企画「Sing Loud!」に寄せられた歌声が、観客のシンガロングの代わりに鳴りわたり、圧巻の光景を生み出していった。

“SUCK OF LIFE”のラストで「Rock'n Roll is my life!」と高々と叫び上げ、“Father”で雄大な歌とロックを聴かせた吉井。「我々、ずっと時代錯誤のバンドみたいな感じで活動してきましたけども。実は時代錯誤の中にも、常に「今」を見据えてやってきた自負はありました。これからも、時代の最先端には到底いけませんけども、時代にフィットするものをやっていきたいと思ってますので。また、新しいTHE YELLOW MONKEYが現れたときには、ぜひ見守っていただきたいと思います」の言葉に、熱い拍手が巻き起こっていく。4人が再集結して最初に生まれた楽曲“未来はみないで”の「また会えるって 約束して」のフレーズを残して、ライヴ本編は幕を閉じた。

アンコール冒頭では、4人+1人がキスマスク姿で登場。「メカラ ウロコ」定番の“おそそブギウギ”を、「ハミングだったら、飛沫は飛ばないんじゃないでしょうか」と会場全体の控えめなハミングとともに披露。そのまま“アバンギャルドで行こうよ”、“Romantist Taste”、“悲しきASIAN BOY”とライヴ・アンセムを連射、客席とクラップとハンド・ウェーヴの嵐へと巻き込んでいく。

「それでは、またお会いしましょう」という吉井の言葉とともに、この日のライヴの、そして「シーズン2」の最後を飾った楽曲は“WELCOME TO MY DOGHOUSE”だった。荒野を思わせる長いイントロの後、吉井が口にしたフレーズ「普通の野良犬に戻ります」――2001年1月8日、解散前ラスト・ライヴ=東京ドーム公演の最後にも、彼らは同じ言葉とともに“WELCOME TO MY DOGHOUSE”を演奏していた。だが、20年前と決定的に異なるのは、この日THE YELLOW MONKEYが鳴らしていた音には、いつの日かの「再会」への約束が、確かな希望として息づいていたことだ。

こうして「シーズン2」の活動を終えたTHE YELLOW MONKEY。「30th Anniversary LIVE -BUDOKAN SPECIAL-」は2021年1月11日23時59分までアーカイヴ配信の視聴が可能となっている(※配信チケットの券種によって視聴期間が異なります)。

また、2021年2月3日には実に20年ぶりとなるライヴ・アルバム『Live Loud』がリリースされる。2019年12月28日ナゴヤドーム、2020年2月11日京セラドーム、2020年11月3日東京ドームの3公演の全48曲79テイクの中から、ファン投票をもとに収録楽曲がセレクトされた『Live Loud』。通常盤はリード曲中心の15曲を収録。初回盤には2枚組、27曲に及ぶ選曲に加え、ボーナス・トラックとして2017年の福岡ヤフオク!ドーム(現PayPayドーム)公演からのテイクも収録されている。

THE YELLOW MONKEY

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THE YELLOW MONKEY

Photo by 横山マサト

文:高橋智樹
撮影:横山マサト

 

▼リリース情報
THE YELLOW MONKEY
ライヴ・アルバム
『Live Loud』
2月3日(水)リリース


 

▼番組情報
「6カ月連続特集!THE YELLOW MONKEY 30th Anniversary WOWOWスペシャル」
番組サイト:https://www.wowow.co.jp/yellowmonkey/

 

▼THE YELLOW MONKEY応援ページ

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