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カテゴリ : blog 

掲載: 2008年10月14日 19:30

更新: 2008年10月14日 19:30

文/  intoxicate

金沢アートプラットホーム2008 金沢21世紀美術館 

- 自分たちの生きる場所を自分たちでつくるために - 

Reported by 保木聖子(intoxicate)



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 レアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」やその建築で有名な金沢21世紀美術館でプロジェクト型展覧会がスタートしました。
 公園、神社、商店街、民家、空き町家、大学、図書館など、身近な「場所」にアートが繰り広げられています。もちろん、そこには街の普段の暮らしがあり、何度も話したり、場所を提供したり、一緒に制作する事で、金沢の多くの「人」がアーティストと協働しています。そのプロセスがあってか、各々の作品は、その真意を追求したくなってしまう不思議な力を持っているようでした。そして、作品から感銘を受けるだけでなく、参加したい!何かできるかもしれない!と感じさせてくれる展覧会です。実際に、たね型に切り抜いた紙に、ワークショップに参加した一人ひとりが夢を書き、小型LEDライトを挟み込み、12/6(予定)の夜に上空から降らせ、ひとつずつ誰かの夢を持ち帰ってもらう「夢のたねプロジェクト2008」など、参加型のイヴェントも多数催されます。(詳しくはウェブサイトをご参照ください)



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 金沢21世紀美術館では、こういったプロジェクト型の展覧会を3年毎に継続してゆくことを目指しているとのこと。開館当初より、「開かれた美術館」と定評があります。 歴史・文化のある観光都市金沢だからこそ成し得た事なのか、街の人々の意識があってできた事なのか、今後の展開にも大注目です。
 金沢では、他にも、音楽、演劇、ダンス、伝統芸能、ファッションなどの様々なイヴェントが開催されています。観光客に優しい路線バスやワンコインバスもあります。金沢21世紀美術館内だけでも1日楽しめます。芸術の秋を堪能できる事、間違いないです。



今回金沢にうかがった中でも、作曲家の藤枝守さんにお会いしたときの言葉がとても印象的でした。藤枝守さんの作品は、風の音をエオリアンハープの弦に響かせ、美術館のガラスを振動させ、中に響かせるものです。美術館のあった場所には、昔学校があり、その頃から残っている松に弦をはっています。



「今は、音楽はスイッチを押せばいくらでも、聴こえてくるものですが、自然からの音は、
待たないと聴こえません。音に耳をすます、音を待ってみるのもいいものですよ…」(藤枝守:談)



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タワーレコード金沢店も、10/25に移転リニューアルオープンとなり、金沢フォーラス店となります。
金沢市堀川新町3-1金沢フォーラス4Fです。
ぜひ、お立ち寄りください。



金沢アートプラットホーム2008
【会期】 2008年10月4日(土)-2008年12月7日(日) 10時~17時
【休場日】月曜日
    ※ただし10月13日(祝)、11月3日(祝)、11月24日(振替休)は開場
    ※10月14日、11月4日、11月25日は休場
【チケット/料金】2日間有効の地図付『パスポート』
当日料金:一般=1,000円 大学生=800円 小中高生=400円 65歳以上=800円
     ※無料でご覧になれる会場もあります。
http://www.kanazawa21.jp/exhibit/k_plat/index.php



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