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トップ > 減反政策とつや姫

カテゴリ : News / Topic 

掲載: 2009年11月02日 21:29

更新: 2009年11月02日 21:29

文/  班長

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天皇杯で初めて大学生に負けたチームとして一躍有名になった"モンテディオ山形"のメインスポンサーが"つや姫"という事で……私の田舎です。週末私用で帰省してました。



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この"つや姫"。部員にお土産に約束した物の、思った以上に購入するのが困難で、そもそも今年初出荷になったブランド米ということで、生産された絶対数が少ない上に、地元ではモンテデイォ効果?もあって5人分を購入するのにお米屋さん8件、半日を費やしました……。中には、東京から来た、といってやっと裏から出してくれるお店があったり、1店で最高2袋しか売ってくれなかったりと、ま、安請け合い?口は災いの元?といいますか(笑)



ただ、お米屋さんを多く回って、田舎のおじいさん達からいろいろお話を伺う事ができて、大変参考になりました。大体田舎のお米屋さんなんかお人よしが多く、結構一生懸命働いているのに生活は大変そうで、この国の農業行政含めどうなってんの!?と疑問でいっぱいで帰ってきました。



ちなみに、減反政策に関してはいろいろな弊害が言われていますが、この40年間で7兆円の税金が使用され、日本の食料自給率が40%に低下する結果に?????、 農家もお米の流通業の人達も、消費者も、誰にとってもいい結果になっていないんだから、ま、現時点では失敗って言う事ですよね。ただ、減反政策が続いていたのにも理由があるわけで、自由生産→自由競争の結果、国内の農家が米価の低下で農業を続けられなくなるなど。



ただ、これからは今まで安価で輸入できていた食糧も、温暖化も関係している気候の変化や人口の増加、穀物のエネルギー資源への転化等で、そうは行かなくなるだろうし、外国の穀物生産効率に負けて国内穀物は高価な存在だったけど、将来的には、国内生産される穀物価格と均衡していく事は想像に難くないわけで、日本の農業政策も転換期ということでしょう。



そんな時に登場した"つや姫"ですが、ルーツはコシヒカリと同じ「亀の尾」という品種でもちろん美味しく、節減対象農薬の使用回数50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下で栽培されているという環境にもいいお米らしいです。ちなみに、ゴルファーの石川遼選手もマスターズや全英オープンに持参しているとか。(ちょっと宣伝でした)



これまでの農業政策の延長線上に位置づけられるのではなく、新しい時代の日本の食糧や農業の中でこの新しいお米が役に立っていけば、ちょっと山形県出身として嬉しいと思った帰省でありました。



ま、とりあえず、明日自分も食べてみようと思います。写真は家の裏山。今年の紅葉は、気温があまり低くならずに、あまりいい色づきでないまま終わりかけのようです。これも温暖化の影響!?



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