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カテゴリ : News / Topic 

掲載: 2010年03月17日 18:37

更新: 2010年03月17日 19:23

文/  班長

4月、東京都で本格的なキャップ&トレードが始まろうとしています。CO2の総量規制が義務化されるのは日本では初めてで、条件に当てはまる東京都内の企業は排出量を総量で削減しなければならならず、罰則もある義務として開始、違反企業の名前の公表!?などのきつーい罰則もあり。

制度の正式名称は「温室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引制度」って長くて覚えられず、いつも思うんですが、何かみんなが親しんで取り組みやすい名前必要ですよね。良い例かわかりませんが、「クールビズ」的な。東京都の環境確保条例の改正に伴って、東京都内にある一定以上の規模の企業は、燃料・熱・電力の使用に伴う「エネルギー起源CO2」の排出量を総量で削減しなければならないという内容になっています。

対象企業は、計画期間と呼ばれる5年間で基準排出量の平均8%の削減が基本的に義務づけられ、過不足は取引が可能との事。ここら辺、すぐ儲け話とつなげる人がいるので要注意。都は「排出枠(キャップ)」という言葉は使っていないだけで、基準排出量から削減義務量をマイナスした数値が排出枠となるため、実質上のC&Tと言われています。

2010~14年度の第1計画期間に対象となるのは、2006~08年度のエネルギー使用量が連続して原油換算で年間1500kL以上となる企業。事業所数では約1300と都内事業所の1%に満たないらしいですが、CO2排出量では業務・産業部門の約4割を占める規模になり効果が見込めるとの事です。逆に言うと、1%に満たない企業が40%のCO2を出してるという事か?? どこそれ。

東京とは、以前ディーゼル車の乗り入れ禁止などの対策もやってて、結構マスコミでも取り上げられてましたけど、あと2週間でこの制度が始まる事があまり知られていないのは、実はこれが各企業といっても、例えばタワーの様なテナントとして商業ビルに入っているところに直接ではなく、ビルのオーナーである企業にかかってくるからなんですね。

そんなかんなで、いろいろ懸案もあって、その辺の対策は以下の通り。

ヨーロッパなどでは既に取り入れられ、アメリカでは、温室効果ガス削減手段の根本的な考え方にも取り入れられているC&T。各国の状況は以下の通り。

ソーシャルマーケティングとしての宣伝戦略だけでなく、経営の経済的な面でもいよいよ環境配慮が必要になる!?ということですね。企業の競争力と環境配慮(というが持続可能なライフスタイルの確立といいたいんですが)のバランスの取れた企業が、良い企業!!という事で。

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