• タワーレコード株式会社
• 2000年08月31日
• 企業情報

タワーレコード株式会社とバックテクノロジーズ株式会社が提携
インディーズCD の評価サイト運用を開始

http://indies.waag.net/

 タワーレコード株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役：キース・カフーン）とバックテクノロジーズ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：御手洗大祐）は、日本ヒューレット・パッカード株式会社の協力を得、インターネット上でリスナー参加型の「インディーズCD タイトル評価サイト　バックインディーズ」を9 月1 日に開設します。

 本サイトでは、タワーレコード公式サイト（ @TOWER.JP ）でセレクトしているインディーズCD タイトル（毎月10 タイトルをセレクト予定）に対してリスナーが評価を行い、そのレビューや製品情報をもとにニーズにあったCD タイトルを見つけることができます。
さらに、タワーレコードの通販システムを利用して、評価タイトルからリンクしているタワーレコードのページで商品を購入することも可能です。リスナーは、従来不足しがちであったインディーズCD の情報を入手することができ、実際に購入したリスナーの感想や評価およびアーティストのメッセージを購入前に確認できます。

 本サイトの特長は、ユーザーが書き込んだCD タイトルのレビューそのものを他のリスナーがレビューできる点（レビューのレビュー）です。バックテクノロジーズが独自に開発したレイティング（評価）システムによって、サイトの登録メンバーがポイントをつけることにより、より多くの人から支持された「レビュー」や信頼性の高い「評価者」のポイントがアップします（レビューのレビュー）。これによりワンウェイな情報となりがちな「レビュー」が信頼性をあわせ持った「レビューおよび評価者」となり、より精度の高い情報をユーザーに提供することが可能となります。

 タワーレコードでは、今までの店頭情報やマス情報などにに加え、リスナーのコミュニティを通じた情報提供を促進することを狙いに、まずコアなコミュニティが形成されていると言われるインディーズCD から本システムを実験的に稼動させ、今後はオリジナルサウンドトラック、ジャズ、ワールドミュージックなどのマス情報が不足しがちなジャンルへの展開を進めていく予定です。また今回のサービス開発に当たっては、日本ヒューレット・パッカード株式会社のベンチャー企業支援プログラムの適用を受け、高信頼性を誇る日本ヒューレット・パッカード株式会社製のサーバ上にフリーのOS であるLinux を搭載しサービスの提供を実施します。タワーレコード（音楽コンテンツ）、バックテクノロジーズ（インターネット評価システム技術）、日本ヒューレッド・パッカード（ハードウェア）の３社が協業体制を敷くことにより、従来限られた専門誌とクチコミによる流通が主であった「音楽ユーザーの声」をインターネット経由で配信することが可能となります。

バックテクノロジーズ株式会社について
バックテクノロジーズ株式会社は、インターネットを利用した新しい形のコミュニケーションツールを開発・運用するために1999 年11 月に設立されました。本年4 月より、デジタル情報端末関連製品の評価サイト「WAAG( http://www.waag.net/」を試験的に運用しており、コミュニティにより適切な購買情報をインターネット上で提供するシステムに関して、現在までに一定の成果を上げています。今後、自社開発製品である「オープン製品評価システム」を様々な製品ジャンルに関するメディア企業や販売店に供給し、将来的には消費者による信頼性の高い、総合製品評価プラットフォームの構築を目指します

バックテクノロジーズの評価システムについて