※ALTUS盤(先行試聴盤における収録時間です)とEMI盤の演奏時間の比較となります。単純に収録時間を比較すると、ALTUS盤の方が第1、2、4楽章とEMI盤よりさらにゆったりとしている点など、興味深い所です。何れにしましても、冒頭の静寂からフィナーレまでの緊張と高揚感、“音楽芸術の究極”が実感され、やはりクラシック・ファン必聴必携の1枚ではないでしょうか。ミュンヘン・フィルによる高い演奏能力にも快哉。
【タイム比較】
※ALTUS盤[1986年10月、東京ライヴ]
Disc-1(48分11秒；拍手収録無し)
トラック1…23分34秒[第1楽章]
トラック2…24分37秒[第2楽章]

Disc-2(42分54秒)
トラック1…14分24秒[第3楽章]
トラック2…28分30秒[第4楽章＋拍手～26分43秒以降、拍手収録]

※EMI盤[1993年2月、ミュンヘン・ライヴ]
Disc-1(48分3秒；拍手収録あり)
トラック1…0分45秒[拍手]
トラック2…22分43秒[第1楽章]
トラック3…24分14秒[第2楽章]

Disc-2(41分50秒)
トラック1…14分33秒[第3楽章]
トラック2…26分10秒[第4楽章]
トラック3…44秒[拍手]

タワーレコード （2009/04/08）

梶本音楽事務所　アルトゥス共同企画
チェリビダッケ＆ミュンヘン・フィル初来日！
イオアン・チェレビダーキ、チェリビダッケ協会総裁も感激でCD化を決意！
ミュンヘン・フィルも会心の出来に満足～1986年サントリーホールでのブルックナー：交響曲第5番～FM東京が収録するも未放送だった音源！
20年間梶本音楽事務所の保管室に封印され完全未流出のオリジナル音源が遂に陽の目。スケール、音質、テンポとあらゆる面で既出演奏を大きく上回り伝説となったサントリーでの“ブル5”がついに正規で発売。しかも海賊盤もさすがにこの演奏だけはでていなかったと思われます。また1986年はサントリーホールの開館の年でもあり、ヨッフム、コンセルトヘボウも来日して名演のブルックナー：第7番（ALT015/6）を残し当時チェリビダッケかヨッフムかと大いに世間を騒がしました。その巨匠によるブルックナー：第5番がまさかのCD化で御令息イオアン総裁も激賞で、チェリのテンポに言及した素晴らしい一文を解説によせており必読。音楽評論界穏健派の重鎮岡本稔氏も「これほど再現性の高いチェリビダッケの録音は数少ないというのが率直な印象だ。ここに真のチェリビダッケの芸術と呼ぶにふさわしい音の記録が残されている」と手ばなしの模様でございます。[コメント提供；(株)キング・インターナショナル]

発売・販売元 提供資料 （2009/04/08）