フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2013年05月20日 |
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規格品番 |
SBT1480 |
レーベル |
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SKU |
749677148027 |
DDD
こちらのCDは、『レコード芸術』8月号にて特選盤を取得しました。
マーラー指揮者として名高いミヒャエル・ギーレンが、何とベルリン・フィルを指揮した一期一会のライヴ。マーラー作品の中でも難解と言われるこの「第7番」を、世界最高のオーケストラであるベルリン・フィルをいかにドライヴして作品を完成させているか興味が尽きません。尚、正規盤としてベルリン・フィルと共演したディスクはこれまで一度も発売されていません。共演数は決して多くない両者でありながらも、互いの信頼関係に導かれた世紀のコンサートがここに記録されています。まさに"火花を散らす"ライヴの醍醐味が満載された演奏。この1994年の共演の後は、1998年を最後に現在まで両者の共演はありませんので、その意味でも貴重な記録と言えるでしょう。
トータル演奏時間、80分28秒を1枚に収め、特別価格、限定数量で販売いたします。
1994年の貴重なライヴ。世界先行発売。
テンシュテットの代役によるマーラーの第7番。
当時のベルリンでは賛否両論、評価は真っ二つに割れた!
まだカラヤン時代の音が随所に残った、ベルリン・フィル渾身のライヴであるこの7番は当初テンシュテットが振る予定であったが、急遽ギーレンが代役で振ることになった、正に貴重な記録である。この後はたった1回、1998年の共演のみで両者の組み合わせは以降実現されていない(しかも解説によると1998年の演奏はギーレン自身納得できなかったようだ)。上記、本人の記述によると、この1994年の共演は会心の出来であったということだろう。一説ではオケもそもそもテンシュテットを念頭に置いたシフトを敷いていたため、特に首席クラスは当時のベスト・メンバーと言っても良い布陣だったとのこと。参考までにベルリン・フィルにとってこの7番という曲は、この演奏以前では1992年にハイティンクと録音した盤が出ているのみである。
ライヴの宿命で金管に一部齟齬が見られるが、概ねかなりの熱演になっているのが興味深い。ギーレンというと冷徹なまでに切り込んだ解釈が信条との印象が強いがオケを全面にわたって信頼しているので、この日の演奏では自由に表現を任せる場面も散見される。とは言ってもやはりベルリン・フィル、オケの自主性によるのか反旗を翻しているのか、完全にギーレンに屈服はせずにあちこちで咆哮が見られるのがまた面白い。
いくつかのプロセスとギーレン本人の求める方向が合致し、最後にはあのハ長調のフィナーレを迎える。決して無機的で能天気な調べにはならず、まるで苦難を背負ったかのような響きになるのが不思議だ。楽譜上はまっさらなのに。ここでのハ長調はベートーヴェンの5番の終楽章とは意味が違う。単なる記録としてというより、ギーレン自身の主義、主張がこの演奏を通してより感じられる、というのはやはりオケの優秀さによるところが大きいのであろう。その意味でも今後実現しない可能性が高い組み合わせのこの盤は、まさに必聴と言える。
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 01:20:00
※初リリース、世界先行発売
※日本語解説無し、日本語帯無し仕様
※With the cooperation of TOWER RECORDS (バックインレイ記載)
録音 | ステレオ (Live)
グスタフ・マーラー: 交響曲第7番
【演奏】
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ミヒャエル・ギーレン(指揮)
【録音】
1994年9月21日 フィルハーモニー・ザール、ベルリン [ベルリン芸術週間ライヴ]
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1.[CD]
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1.Symphony No. 7 in E minor: 1. Langsam - Allegro
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2.Symphony No. 7 in E minor: 2. Nachtmusik 1: Allegro moderato
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3.Symphony No. 7 in E minor: 3. Scherzo: Schattenhaft. Fliebend, aber nicht schnell
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4.Symphony No. 7 in E minor: 4. Nachtmusik 2: Andante amoroso
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5.Symphony No. 7 in E minor: 5. Rondo - Finale
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77年のN響定期以来の名演。17年後もテンポや解釈の変化は無いがオケが優秀な分ギーレンの意図が明確に分かる。SWRとのセッションの方が指揮者の指示がより正確に反映されているとは思うが、客演ならではのオケの自由さ・緩さと、ライブならではでの緊張感とが程よく融合して、大曲を一気に聴かせてしまう。録音もDG系のトーンマイスターによる作為的な箱庭音場とは異なりナチュラルで好ましい。夜の歌ファン必聴の1枚。
ハイ上がりで重低音が弱いですが、明るく爽やかな演奏スタイルで、それほど苦にはなりません。ただ、開始当初は、ややぎくしゃくしているようで、14分頃にティンパニがのりのりで入ってくる辺りからやっとオケが指揮者の解釈を理解して各声部のまとまりがよくなってくる感じです。3楽章も、不気味さよりも音響の面白さが際立っています。この曲のおちゃめでキュートな面が好きな人にはお薦めできます。
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