延期に次ぐ延期でファンをやきもきさせた比類なき武闘派ディーヴァ、M.I.A.の4作目のスタジオ・アルバムが遂に完成!スパイシーで匂い立つ、聴く者の五感を刺激するM.I.A.らしい逸品!全米アルバム・チャート・トップ10入り(全米ダンス・エレクトロ・チャートでは1位)を果たした前作『MAYA』から約3年振り4作目のアルバム。アルバム・タイトルの“Matangi”(マタンギ)はヒンドゥー教の音楽の女神をあらわす言葉であり、またM.I.A.自身の名前の一部でもある。本作は、これまでのどのアルバムよりも多様性をもった作品にすべく、ロンドンはもちろん、ニューヨーク、インド、カリブ海など様々な場所で制作された。プロデューサーにはお馴染みSwitchをはじめ、Danja、Hit-Boy、Sugu、Doc McKinney等が参加!
発売・販売元 提供資料(2013/10/11)
オルタナ・ヒップホップMC、M.I.A.の通算4枚目となるスタジオ・アルバム。ジェイ・Z率いるRocNationの一員としてパワーアップした作品。 (C)RS
JMD(2013/10/04)
前作『/\/\ /\ Y /\』を放った2010年の末にはミックステープ『Vicki Leekx』を投下したものの、そこで原型を披露した“Bad Girls”の正式リリースは2012年1月。その直後には例の中指事件で(米国にとっての)決定的な異物感を現出させたわけで、延期しながらも無事に出たこと自体を喜びたい4作目。マドンナの気も惹く〈旬〉の峠は越えたとしても、馴染みのスウィッチやサーキンらを中心に多様性を意図したというスパイシーなリズム&ライムの嵐は、〈ゲットー〉やら〈マージナル〉といったワードが洒落者の流行として遊び尽くされた後だからこそ、却って別格のスリルとノイズをあからさまにする。ドック・マッキニーとウィークエンドの参加もトピックだが、パーティースクワッドの剛腕ビートが最高! 彼女はこれでいい。
bounce (C)轟ひろみ
タワーレコード(vol.361(2013年11月25日発行号)掲載)