フォーマット |
CD |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2014年05月28日 |
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規格品番 |
ZEL-012 |
レーベル |
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SKU |
4582237829211 |
構成数 | 2枚
合計収録時間 | 00:00:00
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1.[CD]
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1.未来の子守唄
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2.スーパーカルト誕生
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3.めちゃくちゃ悪い男
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4.ナマで踊ろう
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5.義務のように
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6.もうやめた
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7.あなたもロボットになれる
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8.やめられないなぜか
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9.好きではないけど懐かしい
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10.この世はもっと素敵なはず
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2.[CD]
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1.未来の子守唄 (インスト)
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2.スーパーカルト誕生 (インスト)
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3.めちゃくちゃ悪い男 (インスト)
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4.ナマで踊ろう (インスト)
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5.義務のように (インスト)
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6.もうやめた (インスト)
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7.あなたもロボットになれる (インスト)
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8.やめられないなぜか (インスト)
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9.好きではないけど懐かしい (インスト)
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10.この世はもっと素敵なはず (インスト)
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ソロに転じてからの坂本慎太郎は、ソウル、ディスコ、ムード・ミュージック、ラテン音楽など、一定の心地良さを醸しながらも、聴き手に共有を強いないようなサウンドに執心するようになっている。それは何かと一体感を強要しがちな近年の(日本の)ロックの在り方に対する抵抗であり、ひいては皆が同じ行動を取るようになっている不気味な現代社会への警告を伝えるものでもあるだろう。
そんな坂本なりの寡黙な啓発が前作以上に危機感ある警鐘となって鳴らされたのが、この2枚目のソロ作『ナマで踊ろう』だ。少女(これまでの坂本作品にも参加したことがある中村宗一郎の愛娘)が歌った唱歌のような“未来の子守唄”から、ハワイアン調のスティール・ギターが響く“この世はもっと素敵なはず”まで、どの曲もある種の緩いムードに覆われている。ドラムスに菅沼雄一、ベースにAYA(OOIOO他)を迎えてトリオで録音されてはいるが、いわゆるロック的なバンド感は皆無で、曲だけ取り出せばハワイあたりのホテルのロビーでかかっていそうな生暖かさだ。なのに、歌詞は個人的な視点を見失った現代人、表情なき現代社会に向けられたもの。サウンドだけで言えば、ラウンジで何となく鳴っているような、子供でも反応できるようなポップスである。でも、そんな雰囲気のなかからファシズムへの助走を警告するかのようなメッセージがヌルッと放たれるこの不気味さたるや! こんな手塚治虫漫画のようなポップスが他にあるか!?
bounce (C)岡村詩野タワーレコード (vol.367(2014年5月25日発行号)掲載)
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メイヤー・ホーソーンと互いの曲をカヴァーした7インチのリリースなど、国内だけでなく海外からも熱い注目を受けるシンガー・ソングライターの3年ぶりとなる2枚目のソロ作は、いきなり女性の歌声から始まるオープニングにまず意表を突かれてしまう。ゆらゆら帝国解散後、思いつくままにコンガを手にして生まれたスウィートでアダルトなダンス・アルバムが前作だったとしたら、今作は、全体がひとつのテーマ〈人類滅亡後の地球〉を元にしたコンセプト作となっている点が目を引く。バンジョーやスティール・ギターが軽快に鳴り響く“あなたもロボットになれる”を筆頭に、多彩な楽器やムシ声コーラスを用いた洒落たアレンジによるバンド・サウンドが、終末/虚無感を淡々と綴る坂本の言葉(いまの日本に言及したと思しきフレーズがあちこちに)と不気味なコントラストを描いている。
ただし〈終末〉といっても、完全なる厭世とは少し異なるニュアンスが含まれているのが興味深い。“もうやめた”という曲の後に“やめられないなぜか”と続き、最後の“この世はもっと素敵なはず”が〈ぶち壊せ/この世はもっと素敵なはず〉なるコール&レスポンスで締め括られるように、世界の終わりの風景にひとしきり途方に暮れた後で、〈さて〉と腰を上げる意志の存在が仄めかされている。それが表題の〈ナマ(生)〉に繋がっているのかも。どこか細野晴臣のソロ・デビュー作『HOSONOHOUSE』にも通じる、軽やかで芯のある佇まいの〈坂本流ポップ〉が示された逸品だ。
bounce (C)佐藤一道タワーレコード (vol.367(2014年5月25日発行号)掲載)
フワフワしてるけどなぜか緊張感を感じるのは坂本慎太郎独特のものに思います。
ボーとしながら聴くとめっちゃ気持ちが良いです!!
リズミカルでちょっとのメランコリックとメロウなナマで踊ろうで、踊らずにはいられません。
脱力ぎみの声もまた良い。あなたもロボットになれる、など詞も楽しい。
〈人類滅亡後の地球〉に鳴り響く虚無のPOPS。いつどこでかけても空気が変わる。軽快なのに『あなたもロボットになれる」に漂う不穏さったらない。ゆら帝を通して坂本慎太郎のキャリアの中でもこのアルバムが一番好き。
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