グラインドハウス魂が炸裂する、オムニバス・ホラー・コメディ!
ボンクラども、みんな俺について来い!

あらゆるB級映画のエッセンスを無節操にブチ込んだ、キング・オブ・バカ映画、ここに誕生!!

閉館するドライブイン・シアターを飾る、幻の映画たち。強大化した精子がニューヨークを破壊する「精子怪獣ワジラ」。ゲイの"ワーベア=クマ男"の青春を描いた「ヤング クマ男の絶叫」。ナチスが極秘裏に作り上げていた人造人間の物語「アンネ・フランケンシュタインの日記」。そして、観ると絶対にウンコがしたくなる映画「大便がいっぱい」の上映が中断したとき、ドライブイン・シアターはおぞましい地獄絵図の只中にあった・・・!まともな大人に相談したら全く相手にしてもらえなさそうな映画を完成させた監督たちは、インディーズ・ホラーを主戦場に活躍している若手4人。異色の"監視カメラ映画"として話題を呼んだ『LOOK』のアダム・リフキンは「精子怪獣ワジラ」の監督のみならず、主人公を怪演。かつて『2000人の狂人』をリメイクしたティム・サリヴァンは、"ゲイ映画界のトレイシー・ローズ"の異名を持つショーン・ポール・ロックハートを主演に迎えて60's感たっぷりのミュージカルを、『HACHET/ハチェット』シリーズをヒットさせているアダム・グリーンは、"ジェイソン俳優"としてお馴染みのケイン・ホッダーに人造人間を演じさせて、クラシカルなモンスター・スリラーをネタにしている。
単なる"バカ映画"として片付けるには余りにもくだらない描写のオンパレードだが、消えゆくフィルムへの愛着、名作映画への直球すぎるオマージュなど、往年のジャンル映画に対する彼らの熱い思いには、不覚にもちょっと感動してしまう。本作は、ロバート・ロドリゲス&クエンティン・タランティーノの『グラインドハウス』のスピリットをそのままに、B級映画をこよなく愛する監督たちがIQと行儀の良さを限界まで引き下げて撮影したオムニバス・ホラー・コメディである。