フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2017年05月18日 |
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規格品番 |
LPO0096 |
レーベル |
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SKU |
854990001956 |
「ユロフスキは、新旧のスタイルの両方から良いところを取り入れ、推進力のある音楽を作り出します。そして細部にこだわりをみせながらも、常に全体の調和とテクスチャーを重視しています。」
Guardian誌 2014年1月22日
2007年からロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めているユロフスキ。すでにオーケストラとも数多くの録音があり、イギリスのGramophone誌をはじめ、世界中のメディアで絶賛されています。2014年に収録された「ベートーヴェン:交響曲第3番」は、LPO自主レーベルでの初レパートリーとなる録音であり、以前リリースされたマズア指揮の「第1番、第4番」と共にレーベルにおける「ベートーヴェン・シリーズ」の1枚となります。演奏は、極めて若々しくスマートな表現が特徴的。最近多い「ピリオド系」奏法を意識しながらも、特定の楽器の響きを強調することや、極端なテンポ設定を行うことはなく、曲全体が流麗で美しい響きに満たされています。もちろん、平板な表現ではなく、第1楽章の第2主題への経過部では少しだけテンポを落とすなど、独自の解釈も展開。重厚、沈痛な第2楽章、軽やかな第3楽章、劇的な終楽章、全曲を一気呵成に聞かせます。
ナクソス・ジャパン
構成数 | 1枚
【曲目】
交響曲 第3番 変ホ長調 Op.55
1.第1楽章:Allegro con brio
2.第2楽章:Marcia funebre:Adagio assai
3.第3楽章:Scherzo:Allegro vivace
4.第4楽章:Finale:Allegro molto
5.序曲「フィデリオ」Op.72
【演奏】
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】
2014年1月22日
ロンドン Southbank Center's Royal Festival Hall ライヴ収録・・・1-4
2015年9月3.4日
ロンドン Royal Albert Hall BBCRadio ライヴ収録・・・5
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1.[CD]
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クライバーの再来のような颯爽たるベートーヴェンである。第1楽章より音色は澄み切って輝かしく、リズムは軽やかでアクセントは痛快。モダン楽器演奏ながら響きの見通しは良く、総奏の中から木管が自在に浮沈する。第2楽章では低弦が意味深く音色に翳りを与えつつ、管楽器群は華やかな彩りを加え、第3楽章はリズムが立ち、ざわめき、目まぐるしい楽器交代は名人芸的。終楽章のフーガでの立体的な眺望も素晴らしく、まるで巨大な構築物の中にいて輝かしい光が差し込む天井を仰ぎ見るかのよう。作曲者の冴えた筆の走りが、ユロフスキの才気と相まって圧倒的な音楽美を次々と生み出すさまはまさに壮観だ。
intoxicate (C)板倉重雄タワーレコード (vol.128(2017年6月10日発行号)掲載)
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