フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
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発売日 |
2018年06月25日 |
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規格品番 |
MM-4035 |
レーベル |
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SKU |
4944099403532 |
「余韻は音の共鳴と記憶。手移りは響きを残したまま、すこしづつ指を移していく笙の技法。耳慣れない曲を集めたプログラム。(高橋悠治)」
ならぶ個々の作品が、プログラムを通じて、一つの組曲を形づくっているような印象。周到に練られた音の運び、陰影に富む冴えた響きは、高橋悠治でしか聴くことの出来ない、印象深いもの。その音世界をすくい取った、1枚です。
マイスター・ミュージック
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 01:04:28
1-5 J. S. バッハ:組曲 ハ短調
6 オリヴァー・ナッセン:祈りの鐘素描(武満徹追悼)
7 増本 伎共子:連歌
8 高橋 悠治:荒地花笠
9 クロード・ヴィヴィエ:ピアノフォルテ
10-12 石田 秀実:ミュージック・オブ・グラス
13 石田 秀実:フローズン・シティII
14 ドメニコ・チマローザ:ソナタ イ短調
【演奏】
高橋 悠治 ピアノ
【録音】
ライヴ(2018.3.2 浜離宮朝日ホール)音源使用
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1.[CD]
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余韻と手移り、と題された高橋悠治の新譜。「余韻は音の共鳴と記憶。手移りは響を残したまま、少しづつ指を移していく笙の技法」と本人は説明する。J.S.バッハ、ナッセン、増本伎共子、石田秀実、クロード・ヴィヴィエ、そして本人の曲が並ぶ。18年、3/2に行われた同名のコンサートを収録したアルバムだ。豊富な音色、ポリフォニーを紡ぐ独特のリズム、確かに共鳴の記憶を移す手の動きが創る、あたかも影絵を見ているかのような錯覚を覚える曲集である。音楽は前に動いているだけではない、後ろへ後ろへと後ずさりするようにも動いている。終曲のチマローザの、灯火のような余韻が美しい。
intoxicate (C)高見一樹タワーレコード (vol.134(2018年6月20日発行号)掲載)
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