フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
5 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2018年07月25日 |
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規格品番 |
PROC-2164 |
レーベル |
|
SKU |
4988031290972 |
※限定盤。世界初SA-CD化(1-7)
※SA-CDハイブリッド盤
※2018年最新マスタリング音源使用(独Emil Berliner Studiosにて本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル変換したWAVデータをマスタリングしSA-CD層用にDSD変換。アナログ・マスターテープはその経年劣化と保存状態に応じて、可能な範囲で入念な修復作業を行った後に変換作業を実施)
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレットに他のジャケットも掲載)
※通常ジュエルパッケージ仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※解説:増田良介(新規序文解説)他、解説書合計28ページ
クーベリックにとってスメタナやヤナーチェクと共に常に特別な位置を占めていたドヴォルザークの録音は、モノラル時代から複数のレーベルに残しており、ステレオ時代でも、交響曲はウィーン・フィルとDECCA(7&9番)にも録音を行っていました(同時期にイスラエル・フィルと第8番の録音も行ったが未発)。このベルリン・フィルとのDG録音は1966年の第8番に始まり、数年の間を経て71年から73年にかけて一気に全集として録音。まだ交響曲全集の録音が少なかった70年代以降から現代にかけても、初の交響曲全曲録音となったDECCAのケルテス盤と並んで未だに高い人気を誇る音源です。当時のベルリン・フィルはカラヤン黄金期に向かってDGに多くの録音が行なわれていますが、ステレオ以降のDGではドヴォルザークの交響曲に関しては60年代にカラヤンとゲルデスによる新世界の録音があるだけでした(カラヤンはその後EMIに第8,9番を録音)。ドヴォルザークの録音に関してはクーベリックに当時は一任されており、その期待と評価の高さがうかがえます。尚、オケの配置に関しては最初の第8番の録音時はベースが上手に来る一般的なアメリカン・スタイルなのに対し、その後の8曲では全て対向配置(コントラバスは下手奥)で録音を行うなど、恐らくクーベリックの意図が強く反映されたのでしょう、ベルリン・フィルからカラヤンの音とはまるで異なる伝統的な響きを引き出しており、曲に対する効果を意識したアルバム制作であったと思われます。そのベルリン・フィルは、もちろん当時としても最高峰の機能を有しており、クーベリックの高い要求に対する反応が素晴らしく、セッション録音であっても、時折ライヴのような情熱的な演奏を聴かせる様は感動的ですらあります。どのセクションも素晴らしいパフォーマンスですが、特に70年代に録音された8曲では、ティンパニの技術的高さが際立っており、リズムが重要な役割を果たすドヴォザークの作品では他の盤を大きく凌駕する一要素になっていることは確かです。曲的にも充実した中期以降の作品に対し、初期の曲でも圧倒的な感性で美しい旋律を際立たせているこれらの演奏は他に変え難い魅力を放っており、大変魅力的です。今回のSA-CD化により、元々当時は多少固めと言われた録音の見通しが良くなり、解像度が上がったことによって特に弦楽器がよりほぐれ、従来より聴きやすくなりました。第8,9番はSA-CDシングルレイヤーが以前発売されていましたが、2018年最新の高品位デジタル化の恩恵によって、こちらも細部がさらに鮮明になっています。さらに録音時の空気感も感じられるようになり、一層この名盤の素晴らしさが際立ちました。尚、ディスク割りは従来6枚組であったこれまでのCD時より1枚減り、5枚組での収録が可能となりました(第2番のみ、DISCが分割)。(1/2)
このシリーズではオリジナル・ジャケット・デザインを採用し、増田良介氏による新規の序文解説を掲載しました。ブックレットには各盤の初出時のオリジナル・ジャケット・デザインをカラーで掲載してあります。尚、今回の「ヴィンテージSA-CDコレクション」第12弾は、計3タイトルを発売いたします。(2/2)
構成数 | 5枚
合計収録時間 | 06:23:53
アントニン・ドヴォルザーク:
<DISC1>
1. 交響曲 第1番 ハ短調 《ズロニツの鐘》
2. 交響曲 第2番 変ロ長調 作品4 ~第1、第2楽章
<DISC2>
2. 交響曲 第2番 変ロ長調 作品4 ~第3、第4楽章
3. 交響曲 第6番 ニ長調 作品60
<DISC3>
4. 交響曲 第3番 変ホ長調 作品10、
5. 交響曲 第4番 ニ短調 作品13
<DISC4>
6. 交響曲 第5番 ヘ長調 作品76、
7. 交響曲 第7番 ニ短調 作品70
<DISC5>
8. 交響曲 第8番 ト長調 作品88、
9. 交響曲 第9番 ホ短調 作品95 《新世界より》
【演奏】
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ラファエル・クーベリック(指揮)
【録音】
1966年6月8、9日(8)、1971年1月18-21日(7)、
1972年6月8-10日(9)、9月12、13日(6)、10月(4-6)、12月(2)、
12月22日、1973年2月22日(1) ベルリン、イエス・キリスト教会
【原盤】
Deutsche Grammophon
【Remaster】
DSD Remastered by Emil Berliner Studios, 6/ 2018 本国のオリジナル・アナログ・マスターより2018年最新リマスタリング
【Original Recordings】
Executive Producers: Dr. Wilfried Daenicke (7), Dr. Rudolf Werner 、 Recording Producer: Hans Weber
Balance Engineers: Gunter Hermanns (8), Heinz Wildhagen
【First LP Release】
139 181 (Dvorak: Symphonie No.8), 2530 127 (Dvorak: Symphonie No.7), 2530 415 (Dvorak: Symphonie No.9),
2530 425 (Dvorak: Symphonie No.6), 2720 066 (Dvorak: 9 Symphonies) (No.1-5)
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1.[SACDハイブリッド]
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2.[SACDハイブリッド]
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3.[SACDハイブリッド]
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4.[SACDハイブリッド]
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5.[SACDハイブリッド]
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カスタマーズボイス投稿日:2018/08/06交響曲第5番が全集中の白眉かつ所持盤中最高の名演。第8もやはり年代の差は若干感じるもののシングルレイヤーよりだいぶ音場が自然になり聴きやすくなっている。ドヴォルザークの全集はひとまずこれとケルテスLSOのBDA或いはハイレゾがあれば十分。このシリーズのDG復刻に関してはエンジニアの耳が良いのか、同シリーズの他レーベルや他シリーズと比べて圧倒的にオーケストラの実在性と聴き疲れのなさが秀でている。
投稿日:2018/07/04残念!今回のSACD化を歓迎しないことは決してない。しかし、交響曲2番が2枚に分かれる面割りを何とか出来なかったものか。DG最初の全集CD423120-2では交響曲4番が泣き別れ。廉価版の4794077と今年発売されたDG録音集成でようやく泣き別れが解消した。それだけに、今回の泣き別れは誠に残念。音質、価格、販路とも良心的に仕事しているタワーレコードさんだけに。
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