フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2018年08月03日 |
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規格品番 |
SSC1474 |
レーベル |
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SKU |
016728147422 |
1989年12月録音、フレッド・ハーシュの初のワーキング・バンドによるトリオ作品がリマスタリングされてリリース!フレッド・ハーシュは、本作以前に『Horizon』(with マーク・ジョンソン、ジョーイ・バロン)、『Sarabande』(with チャーリー・ヘイデン、ジョーイ・バロン)ほか、いくつかのリーダー作をリリースしていますが、それらのバンドは、トゥーツ・シールマンスとの共演のためであったり、トリオとして独立して活動していたものではなかったとのこと。つまり、これが、初のレギュラー・メンバーでの作品であると、ハーシュ自身語っています。ベースのマイケル・フォーマネク(58年生)、ドラムのジェフ・ハーシュフィールド(55年生)とは、ほぼ同世代で、当時、NYでの活動時間も同じくらいだったとのこと。また3人は、同様のミュージシャンのグループに迎えられて活動してきた経歴をもっており、本作のレコーディングには、必然ともいえる流れもあったようです。
そして作品は、そんな必然が生みだした自然さと、現代の演奏にも通じる世界観が同居する11トラックが収録されました。端正なコード進行を底流にスタンダードの美しさが光るガーシュインの"The Man I Love"をオープニングに、ウェイン・ショーターの楽曲2曲と、モンクにオーネット・コールマン、そしてオリジナル。録音時から数十年の時が流れる中、楽曲だけとっても、ブレのない趣向/ 眼差しを感じますが、演奏も、同様に現代につながる一本の筋が見えます。美しいハーモニー・センス、選ばれた音によって奏でられるメロディ・ライン、トリオのメンバーそれぞれが信頼し合うことから生まれるスリリングな即興、瞬間のひらめきが生むニュアンスの豊かさは、この時代を原点の一つとして一貫として今に至っていることを感じます。軽やかさと共に様々なタッチで表情を変え、色彩感豊かに描かれたタイトル曲M5"Heart song"はもちろんのこと、スローのルバート演奏で情感豊かな世界が描き出されたM3"Lullabye"など、これぞフレッド・ハーシュのオリジナルという至高の演奏。一方、ショーターの曲にあるミステリアスな唯一無二の世界に迫るピアノ・トリオの表現、ストライド奏法を大きく取り入れて、音と戯れるようにスウィングするモンクの楽曲、尊敬してやまない革新者オーネットへのリスペクトの深さを感じさせる自由なフレージングが飛びまわるラストまで、どの曲も伝統に立脚しながら、自らの個性を表現するフレッド・ハーシュの演奏が光ります。ライヴで聴いたら、大歓声が上がりそうな場面もしばしば。当時のハーシュ曰く「私たちは信頼し合い、お互いの判断を考えている。このレコードは、私たちが年月を共に重ね、演奏してきたことの良きドキュメンタリーとなっている」という作品。現在より音数が少し多めなところに若さとフレッシュさを感じると共に、芸術の粋がある一作。祝、リマスター復刻です!
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:00:00
Personnel: Fred Hersch (piano); Mike Formanek (bass); Jeff Hirshfield (drums). Recorded at RPM Studios, New York, New York on December 4 & 5, 1989. Includes liner notes by Chuck Berg. Before Fred Hersch's star rose during the 1990s, resulting in several Grammy nominations, he was quietly establishing himself as one of the most lyrical up-and-coming pianists, as he demonstrates on these 1989 studio sessions. Accompanied by bassist Michael Formanek and drummer Jeff Hirschfield, he surprises the listener right away with a fresh approach to the oft-heard standard "The Man I Love," gliding over Hirschfield's adept brushwork and Formanek's soft, spacious bassline. Wayne Shorter's "Infant Eyes" also benefits from Hersch's minimalist approach, shimmering in an arrangement in which the leader and the bassist alternate solos. But Hersch best demonstrates his considerable gifts as a composer. "Heartsong" is a captivating work that he has sometimes played in a solo setting, though this trio version proves to be explosive. "Evanessence" is a gorgeous tribute to the late Bill Evans, with a superb solo by Formanek reminiscent of Scott LaFaro's fleet performances with Evans. Although Fred Hersch has made released many memorable CDs since this Sunnyside release, this fine effort is also well worth investigating. ~ Ken Dryden
エディション | Remaster
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1.[CD]
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1.The Man I Love
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2.Fall
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3.Lullabye
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4.Free for Three
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5.Hearsong
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6.Infant Eyes
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7.Beam Me Up
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8.I Mean You
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9.Evanessence
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10.Rain Waltz
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11.The Sphinx
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