フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2019年03月27日 |
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規格品番 |
PROC-2199 |
レーベル |
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SKU |
4988031323618 |
※限定盤。世界初SA-CD化
※歌詞対訳付
※SA-CDハイブリッド盤
※2019年最新マスタリング音源使用(英Classic Soundにて、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからダイレクトにDSD変換とマスタリングを行い、SA-CD層用のDSDマスターを制作。CD層用にはこのDSDマスターから44.1kHz/16bitにPCM変換を行いCDマスターを制作。アナログ・マスターテープはその経年劣化と保存状態に応じて、可能な範囲で入念な修復作業を行った後に変換作業を実施)
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレットに他のジャケットも掲載)
※通常ジュエルパッケージ仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※解説:吉田光司氏(新規序文解説)他、解説書合計40ページ
クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィルがDECCAに残した1956年5月の初期のステレオ録音から、ニルソンとの1959年9月まで、「ワルキューレ」第1幕(UCGD9047として市販のSA-CDシングレイヤーで発売)を除く、両者のワーグナーの4つのステレオ・セッション録音を全て集成しました。これまで、ワーグナー演奏のひとつの究極の姿と形容されてきたクナの優秀なDECCA録音がSA-CDハイブリッド盤として蘇ります。ワーグナー・ファンならずとも、オーディオ的にも未だ凌駕することのできない領域にあるこのコンビの音が、遂に高音質で体験できます。2015年に通常CDのVintage+plusシリーズで復刻した際も本国のオリジナル・アナログ・マスターテープより新規で192kHz/24bit化した音源を使用したことで、鮮明さや質感含めその音自体の素晴らしさに驚きましたが、今シリーズではダイレクトで本国のオリジナル・アナログ・マスターテープよりDSD化を行った音源を採用していますので、さらにマスターテープに近付いた良好な音質をお楽しみいただけます。情感豊かなフラグスタートの声を鮮明に捉えた当時のDECCA録音は今聴いても極上のレベルです。また、ニルソンとの共演では両者が互いに高揚していく様はまさに圧巻。そして、絶頂期であるジョージ・ロンドンの歌唱がクナの伴奏で録音として残された功績は大きく、劇的なまでの表現力がさらに一歩眼前に迫ってきます。さらに、元々ブルックナー:交響曲第5番と同時収録された1956年6月3-6日録音の有名な「夜明けとジークフリートのラインへの旅」「ジークフリートの葬送行進曲」は言うに及ばずでしょう。その圧倒的なまでの迫力を十全に捉えた名録音は、今回のSA-CD化により一層価値を増しました。オーディオ・ファイル必聴の音源です。
当シリーズでは制作するにあたり、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープの物理的なメンテナンスと修復を行った上で高品位デジタル化(DSD)を行い、本国のレーベル専任エンジニアがこのシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。
このシリーズではオリジナル・ジャケット・デザインを採用し、解説書には新規で吉田光司氏による序文解説を掲載しました。尚、今回の「ヴィンテージSA-CDコレクション」第16弾は、計3タイトルを発売いたします。
構成数 | 2枚
リヒャルト・ワーグナー:
<DISC1>
1. ヴェーゼンドンク歌曲集
2. 歌劇《ローエングリン》から 〈悲しみに打ち沈んだ日々〉
3. 舞台神聖祝典劇《パルジファル》から 〈私はあの子が、母の胸にすがるのを見た〉
楽劇《ヴァルキューレ》から
4. 〈館の男たちがすべて、この部屋に集まっていました〉、
5. 〈寒い冬の日々に〉
楽劇《トリスタンとイゾルデ》から
6. 第1幕への前奏曲、
7. イゾルデの愛の死、
8. 〈ああ、何ということを!耐えねばならぬのか!〉
<DISC2>
9. 歌劇《さまよえるオランダ人》から 〈期限は切れた〉
楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》から
10. 〈リラの花が何と柔らかく、また強く〉、
11. 〈迷いだ、迷いだ!どこも迷いだ!〉
12. 楽劇《ヴァルキューレ》から 〈ヴォータンの告別と魔の炎の音楽〉
楽劇《神々の黄昏》から
13. 夜明けとジークフリートのラインへの旅、
14. ジークフリートの葬送行進曲
【演奏】
キルステン・フラグスタート (1-5)、 ビルギット・ニルソン (7,8) (ソプラノ)、
グレース・ホフマン (メッゾ・ソプラノ)(8)、 ジョージ・ロンドン (バス・バリトン)(9-12)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
【録音】
1956年5月13-15日(1-5)、6月3-6日 (13,14)、1958年6月9-11日(9-12)、1959年9月22-25日(6-8)
ウィーン、ムジークフェラインザール
【原盤】Decca
【Remaster】
DSD Remastered by Classic Sound, 2/2019 本国のオリジナル・アナログ・マスターテープより2019年最新リマスタリング
【Original Recordings】
Recording Producers: Peter Andry (1-5, 13,14), John Culshaw (6-12)
Balance Engineer: James Brown
【First LP Release】
SXL2148 (1-5), SXL2184 (6-8), SXL2068 (9-12), SXL2074/5 (13,14)
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1.[SACDハイブリッド]
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2.[SACDハイブリッド]
もはやコメント不要な大名演と思います。雄大なワーグナーを堪能できます。
ただ、商品が本来とは異なると思われるビニールケースに入れられていました。外装が傷んでいたならアウトレット商品として取り扱っていただき、正規に購入した商品には使用してほしくなかったと感じます。
全部が別格の名演。ヴォータンの告別は何回聴いても涙腺がゆるむ。ニルソンを迎えたトリスタンもフルトヴェングラーの名演をしのぐ。全曲ないのがくやしい。「黄昏」からのジークフリートのラインへの旅と葬送行進曲もフルトヴェングラーのように終局に向けて加速したりしないから音楽が大きい。ワーグナーを聴くならまずクナッパーツブッシュのこの2枚を聴くべきだ。LP初期盤、CDはドイツ初期盤から全部持っているが、このタワーレコ限定盤が一番音がいい。かつてのキング盤は音の角が取れてふにゃふにゃした音になっており劣化したテープからCD化したとしか思えない。
今度のSACDはテープヒスの除去はもちろんのこと、薄気味悪いほどリアルに収録されていた演奏ノイズも取り除かれ、ピーキーな高域成分は丸くイコライジングされた所謂現代風のサウンドへと厚く化粧が施されている。キングレコード時代の国内盤CD盤のいじくられていない音に馴染んだ耳には別の曲に聴こえる。ユニバーサルのSACDでも化粧は気になったがここまでひどくはなかった。今後はこのようなことはやめて頂きたい。
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