フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
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発売日 |
2019年04月26日 |
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規格品番 |
GCD923412 |
レーベル |
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SKU |
8424562234123 |
ストラディヴァリウス1690「タスカン」を弾く!
スペインの名門古楽レーベル「グロッサ(Glossa)」を新たな活躍の場として、ソロ、室内楽、協奏曲、さらにはオペラやオラトリオなどを録音し疾風怒濤の活躍を続けるイタリア古楽界の巨匠ファビオ・ビオンディ。最新録音では、限られたストラディヴァリウスの中でも特に優れた銘器のひとつとして知られる、1690年製のストラディヴァリウス"タスカン"(トスカーナ)を使用。トスカーナ大公子フェルディナンド・デ・メディチのために作られた5挺(タスカン・クインテット)のうちのひとつで、「挑戦期」を代表する逸品です。メディチ家断絶後は様々なコレクターやディーラーの間で取引され、1953年以降はローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミアが所有し、ジョコンダ・デ・ヴィートやピーナ・カルミレッリといったイタリアの名ヴァイオリニストが弾いてきました。2018年に行われた「東京ストラディヴァリウスフェスティバル 2018」で披露された21挺のうちの1挺でもあります。
東京エムプラス
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 01:02:00
フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ(1690-1768):ヴァイオリン・ソナタ ニ短調《アッカデミカ》Op.2-12より シャコンヌ(アレグロ・マ・ノン・プレスト)/
フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.4-8/
アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.5-9/
ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770):ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.1-10《捨てられたディドーネ》/
ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ(1695-1764):ヴァイオリン・ソナタ ト短調《レウブスタ》/
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調F.XIII-16, RV.34
【演奏】
ファビオ・ビオンディ(ヴァイオリン/ストラディヴァリウス1690 "タスカン")、
アントニオ・ファンティヌオーリ(チェロ)、
ジャンジャコモ・ピナルディ(テオルボ)、
パオラ・ポンセ(ハープシコード)
【録音】
2019年1月、オーディトリウム・パルコ・デッラ・ムジカ(ローマ)
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1.[CD]
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1.Sonata "Accademica" Op. 2 No. 12 (D minor): Ciaccona (Allegro ma non presto)
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2.Sonata Op. 4 No. 8 (D minor): Largo
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3.Sonata Op. 4 No. 8 (D minor): Allegro
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4.Sonata Op. 4 No. 8 (D minor): Andante
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5.Sonata Op. 4 No. 8 (D minor): Allegro
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6.Sonata Op. 5 No. 9 (A major): Preludio (Largo)
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7.Sonata Op. 5 No. 9 (A major): Giga (Allegro)
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8.Sonata Op. 5 No. 9 (A major): Adagio
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9.Sonata Op. 5 No. 9 (A major): Tempo di Gavotta (Allegro)
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10.Sonata Op. 1 No. 10 "Didone abbandonata" (G minor): Affettuoso
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11.Sonata Op. 1 No. 10 "Didone abbandonata" (G minor): Presto
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12.Sonata Op. 1 No. 10 "Didone abbandonata" (G minor): Allegro
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13.Sonata "Leufsta" (G minor): Adagio
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14.Sonata "Leufsta" (G minor): (Allegro)
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15.Sonata "Leufsta" (G minor): Largo
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16.Sonata "Leufsta" (G minor): Allegro
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17.Sonata F.XIII No. 16, RV 34 (Bb major): Adagio
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18.Sonata F.XIII No. 16, RV 34 (Bb major): Allegro
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19.Sonata F.XIII No. 16, RV 34 (Bb major): Adagio
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20.Sonata F.XIII No. 16, RV 34 (Bb major): Allegro
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アッカルド氏が演奏するストラディバリウスの楽音が魅力的だったので、クレモナのヴァイオリンに興味を持つ。中でもアントニオ・ストラディバリの製作した時代は、音楽史のバロック時代であり、バロック・ヴァイオリンを製作。それ故、バロック奏者による、当時の演奏法による、同時代のイタリア人作曲家作品で、楽音を新たに聴きたいと思っていた私には念願かなったアルバムである。しかも、イタリア人バロック・ヴァイオリン奏者による演奏。一点だけ残念なのは、録音場所がコンサートホ―ルだったらしいこと。やはり、教会や宮殿での演奏を録音したものが聴きたかった。響きの相が違うのだ。現在の所蔵がサンタチェチェ―リア国立アカデミアであることから、所在地ロ―マでのコンサート企画だったからだろうか。アッカルド氏演奏の楽音が魅力的だったのは、教会での録音も寄与していると感じる。
日頃、専らバロック音楽ばかりを聴いている。気付きを与えて音楽史や世界史へと導いてくれる演奏(E.ガッティ『ピエモンテの真珠』)は、私をトリノ旅行にまで連れて行ってくれ、C.パヴェ―ゼも知り得たのだ。ところが、楽器については、勿論ストラディバリウスという名前は知っていたが、私の性向では、騒がれていると流行のように思え、懐疑的に見て距離を置き、詳しく知ろうとしなかった。チェンバロのルッカ―スと違い、単に名器ぐらいにしか認識せずに迂闊な鑑賞歴を重ねてしまっていた。バロック期のヴァイオリン作品はイタリアに限ると思うくらい好きでありながら。
傾倒すると何もかも良く感じるようで、関連動画ではイタリア語まで心地よく聞こえてくる変化には驚いた。若い頃は、イタリアオペラがけたたましく聞こえて、イタリア語もヒステリックに聞こえて苦手だったというのに、この変わりようである。(youtube Scrollavezza&Zanre『Fabio Biondi plays the “Tuscan” Stradivari』英語字幕付)
優秀な作曲家のみならず、楽器製作家も援助、楽器の向上発展にも多大な貢献をしたトスカ―ナ大公子。音楽好きの御夫妻で、御自身もチェンバロとフル―トを演奏した、トスカ―ナ大公子妃ヴィオランテ・ベアトリ―チェ・ディ・バヴィエ―ラ Violante Beatrice di Bavieraの誕生日(1673年1月23日)に。