フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2019年06月19日 |
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規格品番 |
PROC-2206 |
レーベル |
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SKU |
4988031327784 |
※限定盤。世界初SA-CD化(2)
※SA-CDハイブリッド盤
※2019年最新マスタリング音源使用(英Classic Soundにて、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからダイレクトにDSD変換とマスタリングを行い、SA-CD層用のDSDマスターを制作。CD層用にはこのDSDマスターから44.1kHz/16bitにPCM変換を行いCDマスターを制作。アナログ・マスターテープはその経年劣化と保存状態に応じて、可能な範囲で入念な修復作業を行った後に変換作業を実施)。「シルヴィア」についてはマスターテープの状態に問題があり、2012年にマスターテープから192kHz/24bitでWAV化されていたファイルを元にDSD化を行いました。
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(白鳥の湖のみ)
※通常ジュエルパッケージ仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※解説:板倉重雄(新規序文解説)他、解説書合計12ページ
モノ時代からステレオ期にかけて3種存在するフィストゥラーリの「白鳥の湖」の録音のうち、この1961年録音の抜粋版は演奏・録音ともに超一級の名盤として特に日本で愛されてきました。オーディオ・ファイルの必聴盤としても有名で、過去に1度SACD化されたことがあります。20世紀最高のバレエ指揮者とも評されるフィストゥラーリによる色彩感溢れるタッチとスケールの大きさ、約46分の自身による抜粋版ながら一気に聴かせる選曲のセンス、実際のバレエに即したかのような流れるテンポのこの演奏は、半世紀を超えた現代にあっても決して色褪せていません。唯一のコンセルトヘボウ管弦楽団との共演盤であり、珍しいDECCA録音ということでも注目です。当時、ほぼPHILIPSによる独壇場であった同オケとの録音をDECCAが行なった訳も興味深いですが、この時同時に収録されたショルティとのマーラー4番と合わせ、かのケネス・ウィルキンソンによる名録音としても良く知られています。ゴードン・パリーと共に当時のDECCA録音を支えたケネス・ウィルキンソンのこの録音は奇跡的とも言える仕上がりで、当時のオケの特徴を良く捉えており、各管楽器の質感や弦楽器の豊かな音色、深みのある音場はSA-CDで再現するに相応しい音源と言えるでしょう。
カップリングのアンセルメ&スイス・ロマンド管弦楽団によるドリーブの「シルヴィア組曲」は1959年の収録で、こちらもDECCAサウンドの特徴である明晰さや力強さを備えた録音です。初出時は単独で発売されており、CD時代では同じくアンセルメの「コッペリア」とのカップリングでリリースされてきました。今回、あえて「白鳥の湖」の後に入れたのは、チャイコフスキー自身の逸話によります。チャイコフスキーは「シルヴィア」を非常に高く評価し、知人に「もっと早くこの作品を知っていたら"白鳥の湖"は作曲しなかった」と語ったと言われています("シルヴィア"は1876年6月にパリ・オペラ座で初演。"白鳥の湖"は1875年に作曲が開始され1876年に完成。1877年3月に初演)。両曲とも初演時より後に蘇演されてから人気が出たという点でも共通点があるのが面白いですが、同時期に作曲された2人の偉大な作曲家のバレエ音楽、という面でも想像力が掻き立てられます。
当シリーズでは制作するにあたり、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープの物理的なメンテナンスと修復を行った上で高品位デジタル化(DSD)を行い、本国のレーベル専任エンジニアがこのシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。
このシリーズではオリジナル・ジャケット・デザインを採用し、解説書には新規で序文解説を掲載しました。尚、今回の「ヴィンテージSA-CDコレクション」第17弾は、計3タイトルを発売いたします。
構成数 | 1枚
1. ピョートル・チャイコフスキー:バレエ音楽《白鳥の湖》作品20―ハイライツ
2. レオ・ドリーブ:バレエ《シルヴィア》組曲
【演奏】
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 (1)、
スイス・ロマンド管弦楽団 (2)
アナトール・フィストゥラーリ(指揮) (1)、
エルネスト・アンセルメ(指揮) (2)
【録音】
1959年4月 ジュネーヴ、ヴィクトリアホール(2)、
1961年2月 アムステルダム、コンセルトヘボウ(1)
【原盤】
Decca
【Remaster】
DSD Remastered by Classic Sound, 4/2019 本国のオリジナル・アナログ・マスターテープより2019年最新リマスタリング
【Original Recordings】
Recording Producers: Ray Minshull(1),James Walker(2)、 Balance Engineers: Kenneth Wilkinson(1), Roy Wallace(2)
【First LP Release】
SXL2285 (1), BR3060 (2)
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1.[SACDハイブリッド]
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ロシア出身の名指揮者フィストゥラーリ(1907-1995)は、7歳のときチャイコフスキーの《悲愴》を暗譜指揮したという神童。1930年代にはシャリアピン・カンパニーやバレエ・リュス・ド・モンテカルロの指揮者として鳴らし、オペラとバレエの指揮で名声を博した。レコードにおける彼の代表作は英デッカに3度も録音した《白鳥の湖》で、とくに2度目にあたる当録音は、レコード史上屈指の名演・名録音として知られている。まず彼のエレガントにして シンフォニックな指揮の素晴らしさ! そしてコンセルトヘボウ管の色彩と迫力を持ち合わせた迫真の名演。これらを英デッカの技術陣が最高のサウンドで捉えているのである。
intoxicate (C)板倉重雄タワーレコード (vol.140(2019年6月10日発行号)掲載)
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