フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2019年06月14日 |
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規格品番 |
TDSA-109 |
レーベル |
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SKU |
4997184103930 |
※SACDハイブリッド盤
※世界初SACD化
※デジパック仕様。クレンペラー年表付(別添付)
※2019年最新マスタリング音源使用(SACD層、CD層を個別にマスタリング)。本国オリジナル・アナログ・マスターテープから96kHz/24bitでデジタル化を行ったマスターを使用
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※解説:川瀬 昇氏(新規解説)
クレンペラーらしくドライで微視的な視点も感じさせる、超高解像度な演奏として有名な"幻想交響曲"が世界初CD化!2019年はベルリオーズ没後150年であるためリリースが多いなか、このクレンペラー盤はそれらの中でもミクロ的視点に立つ最右翼のユニークな演奏として録音史に残る名演と言えるでしょう。対向配置のよる効果が高音質化により一層際立っています。録音も優秀。現在のクレンペラー解釈の第一人者による新規解説を掲載しました。今回の復刻のために、本国のオリジナル・マスターから96kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリングを新規で行いました。永久保存盤です。
クレンペラーはこの"幻想交響曲"を実演でも多く取り上げており、特に戦前は多く演奏していたようです。しかし戦後は機会に恵まれず、この1963年の録音のきっかけとなったのは、1962年5月に行った久しぶりの公演での成功を受けてのことでした。独特な演奏はかえってクレンペラーそのものを現したかのようで、足取りの重いテンポのなかで、隅々まで見通せるかのような透徹した響きと、各楽器のバランスやベルリオーズ独特のオーケストレーションを分解し再構築したかのような構成により、徹底的なまでにドライに描かれています。起伏は平坦では決してなく、時には強烈な迫力がある様も圧巻。ファンが多いのも頷ける演奏です。今回のSACD化により、その冷徹なまでの響きが従来以上に再現されており、さらに一歩踏み込んだクレンペラーの音楽の神髄を聴き手は感じさせられるでしょう。尚、今回もクレンペラー企画の第1弾(モーツァルト2作品)と同様に、現代のクレンペラー解釈の第一人者による新規解説を掲載しました。
このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください。今回のDefinition Series第22弾は、計3タイトルを発売いたします。
<制作ノート>
マスタリングに当たりましては、本体の解説書内にも表記してあります通り、過去に発売された音源と極力比較する検証も行なった上で音楽を最大限に生かすべく、オリジナルのアナログ・マスターテープを尊重した上での最適なマスタリングを心がけております。一般的にマスターテープはあくまで製品前の段階での素材であり、収録年代や保存状況、原盤に対するレーベルの方針により状態や程度がそれぞれ異なります。そのため各最終製品形態に合わせ、程度の差はありますがほとんどの場合、基本的に必要最小限の整音が前提となっています。
この「幻想」の場合はマスターテープの状態が良く、左右バランスのレベル違いや高域の落ち込み、帯域バランスやセパレーションの不備もありませんでした。ピークレベルを合わせる等以外はほぼ調整が必要ないレベルのマスターでした。
構成数 | 1枚
1. エクトル・ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14
【演奏】
フィルハーモニア管弦楽団
オットー・クレンペラー(指揮)
【録音】
Recorded: 23-26, IV, 17 & 18,IX. 1963, Kings Way Hall, London
【Original Recordings】
Producer: Walter Legge、 Balance Engineer: Douglas Larter
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)
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1.[SACDハイブリッド]
明らかに他の演奏とは一線を画するクレンペラーの幻想交響曲です。テンポも遅いこともあって、曲の構造が明確にさらけ出されているのがとってもユニーク。ベルリオーズのように音の多い作品だからこそ面白さも倍増というものです。
作者自身の失恋の果てに阿片中毒。そのノンフィクションの失意と幻覚幻聴を基に作られた事が理解出来る飾り付けのない名演だと感じました。
92年EMIリマスターの外盤CDと比較するとテープヒスは過剰に取り除かれ、ピーキーな高域は丸められ、左右のセパレーションも「自然に聴こえるよう」恣意的に操作され、現代風のサウンドに仕立てられている。本国から送られてきた96-24データを国内でいじっているようだが、なぜこのような余計なことをするのか?ぜひSACD層には何もいじらない音を、CD層に好きなようにリマスターした音を入れて頂くよう強く望む。
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