フォーマット |
CD |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
デジパック |
発売日 |
2019年10月09日 |
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規格品番 |
PCCA-04820 |
レーベル |
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SKU |
4988013022027 |
初回限定盤に付属のBlu-rayには、「Official髭男dism one-man tour 18/19」より2019年1月24日に開催されたNHKホール公演の模様をノーカット完全版で収録!
構成数 | 2枚
合計収録時間 | 02:50:29
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1.[CD]
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2.[Blu-ray Disc]
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1.ESCAPADE00:00:00
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2.Tell Me Baby00:05:34
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3.バッドフォーミー00:03:48
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4.SWEET TWEET00:04:36
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5.コーヒーとシロップ00:03:38
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6.115万キロのフィルム00:06:01
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7.相思相愛00:06:06
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8.Trailer00:04:27
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9.LADY00:05:37
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10.たかがアイラブユー00:05:41
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11.ブラザーズ00:04:58
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12.FIRE GROUND00:05:00
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13.Clap Clap00:05:12
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14.犬かキャットかで死ぬまで喧嘩しよう!00:05:12
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15.ノーダウト00:03:13
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16.Stand By You00:04:14
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17.日曜日のラブレター00:05:24
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18.異端なスター00:06:48
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〈何度失ったって 取り返してみせるよ〉という羨ましいほどの強い愛から始まるこの1枚は、Official髭男dismにとってメジャー1作目のアルバムとなる大切な作品だ。既に多くのリスナーに支持されている彼らがいまを切り取り、果てない旅路への一歩を踏み出す大きな決意を併せ映した1枚になっている。 私たち自身が〈Traveler〉ならば、この旅にはきっと数えきれない出会いと別れが待っているはずだ。家族、友人、同僚、先生、上司、ライヴァル、愛する人……。中には名前も顔も分からない人が現れたり、そもそも出会ってすらいない誰かが自分の人生に突然影響してくることもあるかもしれない。そんな漠然とした旅路にどんな意味を見出し、どう歩めば良いのか。彼らは私たちに寄り添い続けてくれている。
〈お互いの荷物の重みは分からない〉と"旅は道連れ"で歌うように、私たちは心の底から全てを誰かと分かり合うことはできないのだろう。ただ、それさえ分かっていたら負わなくてよかった傷もたくさんあるのではないか。その痛みは"Rowan"で〈分かりあってるつもりになって いつの間にかすれ違って だけど僕ら何処へも行けなくて〉という言葉に変わり、苦しさが浮き出てくる。後戻りできない後悔や前に進んでしまった罪悪感が押し寄せ、胸がきつく、息が苦しくなっても、〈忘れたふりでごまかしてる〉ような情けない自分を認めることで、どこか、この世界に自分の存在意義を見出そうとしているのかもしれない。 行き場を失った愛情に対しても彼らは〈もっと歌いたいのにな〉と、届くことが無い言葉を絞り出し、"052519"で深呼吸をするような時を過ごし、〈でも離れ難いのさ〉と弱々しくも一途を貫く屈強な愛を叫び、醜い自分の感情までも言語化する。
そんな泥臭く、〈笑っちまうほど 夢見がち〉な自分をOfficial髭男dismは〈褪せた思い出もビンテージなんて言って〉肯定をしてくれている。4人の呼吸が混ざる心地よいハミングで始まる"ビンテージ"の中では、〈キレイとは傷跡がないことじゃない 傷さえ愛しいというキセキだ〉と、全てを認め、全てを包み込む全肯定の大きな愛情を歌う。 きっと、この旅で重要なのは登場人物の多さではなく、誰と過ごすのかということではないか。それは愛する人であれ、仲間であれ、友人であれ、誰であろうとも。"Stand by you"で歌うように〈どんなに凄い賞や順位より 君のそばに居られることが1番誇らしい〉と思える人に出会えたならば、この旅には大きな価値があり、1人で過ごしたこれまでの過去にも意味が芽生えるのだ。〈さあ そろそろ行こうか〉の言葉で終わるこの作品は、この道程を歩む私たちに対し、共に愛し、共に苦しみ、共に歩もうという彼らが表したメッセージなのだと受け止める。"Traveler"ではなく、"Travelers"となるように。
Mikiki (C)寺﨑真初タワーレコード (Mikiki(2019年10月28日)掲載)
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衒いなく振り切れたポップセンスに、豊かな音楽的語彙を織り込んでみせたメジャーからの初アルバム。祝祭的なブラスが鳴らされるゴスペル調の"宿命"にトラップを忍ばせるなど、USメインストリームへの目線も前作同様にありながら、サウンド面では多方面へ拡散していた前作からグッと焦点が絞られている。コードワークとアレンジにはソウルやAOR、ジャズなどを巧みに参照しながら、根底にあるメロディーへの審美眼は揺るがない。熱いブラス・ファンクの"FIRE GROUND"もあるが、基本的にはメロウでスムースな演奏が身上で、少々強引に言えば、星野源とはまた異なるアプローチでソウル・ミュージックの神秘を追求しているという見方もできそう。2019年を代表する一枚としての圧倒的な完成度がある。
bounce (C)鬼頭隆生タワーレコード (vol.432(2019年10月25日発行号)掲載)
藤原君の感性が溢れた素晴らしい作品です。いろいろなClassicsへのオマージュも含めて、新しくも懐かしいアレンジが楽しいです。このアルバムの中に、多様な髭男の局面を提示していて、通して聴いていくとあっという間に全曲が終わってしまう魅力がありました。早くも次回作も期待しています。
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