フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2020年02月21日 |
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規格品番 |
WPCR-18309 |
レーベル |
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SKU |
4943674307791 |
2020年2月21日、ファンが待ち望んだ、スタジオ・アルバムとしては実に6年振りとなるパット・メセニーの新作『FROM THIS PLACE』がノンサッチ・レコーズより遂に発売となる! パット・メセニーと長年共に演奏し続けていたドラマー:アントニオ・サンチェスをはじめ、マレーシア/オーストラリア人のベーシスト:リンダ・オー、イギリス人のピアニストであるギレルモ・シムコック、そしてジョエル・マクニ―リー率いるハリウッド・スタジオ交響楽団が参加したこの新作には、ヴォーカル曲を含む新曲10曲を収録、メセニーの新たなる世界が繰り広げられている。
加えて、スペシャル・ゲストとしてミシェル・ンデゲオチェロ(ヴォーカル)、グレゴア・マレ(ハーモニカ)、そしてルイス・コンテ(パーカッション)というスペシャル・ゲストも参加。新規ゲストを取り入れるのは、2014年発売された作品『Kin (←→)』以来である。
30年以上の時を経て、ジャズというジャンルのみならず、ありとあらゆる音楽を制作し続けてきたパット・メセニー。7つの作品を通じて、12ものカテゴリーより20のグラミー賞を受賞している。これほどの数を短期間で受賞した、唯一無二のバンド・リーダーであるといえるだろう。代表的な作品として、様々なアワードを受賞したソロ・アルバム、ハリウッドに提供した楽曲の数、そしてオーネット・コールマン、スティーヴ・ライヒ、チャーリー・ヘイデン、そしてブラッド・メルドーなどの数々の素晴らしきアーティスト達とのコラボレーションなどもあげられる。
その輝かしいキャリアを称え、GUARDIAN誌はメセニーをこう評している。「過去40年振り返ってみても、パット・メセニーほどの魅力を感じることができるアーティストは一握りだ。彼は即興演奏においても名人的な才能を発揮し、人の心をつかむような素晴らしい作曲能力を4世紀に渡り披露してくれた」 ─ GUARDIAN誌
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 01:16:37
7年ぶりの新作で、大きな期待感を持って聴いたが、正直、他のリスナーとは違い、失望とは言わないまでも、全体の曲構成に戸惑いを覚えたことは否めない。ほぼ全編にストリングスを入れたアレンジはおそらく初の試みで、1曲目などは相応の劇的な広がりをもたらしていて、驚いた。しかし、その他のオーケストレーションは余り新味が感じられず、綺麗にまとまり過ぎた嫌いがある。
メセニー節と呼ぶような、おなじみの流れるようなメロディは勿論、盛り込まれているから、聴いていて心地よいのは確かだ。ゆえに四つ星は与えていいだろう。問題は本作のコンセプトだろう。モノクロームの竜巻の写真や荒凉たる原野に寂しく建つ電柱群を配したジャケットは、何を物語るのか。ボーカルを挿入したタイトル曲の歌詞からしても、おそらく現代人の精神状況の不毛と不安を訴えていて、光明が見えない現代に内省的な考察を試みたことは容易に分かる。では全編に通じるマイナーな曲調は、未来への絶望なのか。おそらくメセニーの人柄から推理すれば、そうした悲観論は持つまい。であるなら、もっと未来の再生を思わせるような、明るく情熱的な曲があっても良かったと、私は思う。
パット・メセニーの新作はJAZZとかフュージョンとかそういった狭いジャンルを超越してパット・メセニーにしか作れない音楽に到達している。ノンサッチから出ていますが個人的には非常にECM的な雰囲気を感じます。冒頭からメセニーが全然出て来なかったりしますが曲のクオリティと構成にのめり込んで全く気にならない。傑作だと思います。
ジャンルを越したパットの世界観に期待通り圧倒されました。
もう神がかりというか、クラシックのコンサートを聴いているような荘厳な響きに酔いしれました。
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