フォーマット |
LPレコード |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2019年12月28日 |
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規格品番 |
JAG350JLP |
レーベル |
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SKU |
656605351490 |
2016年リリースの『22, A Million』から3年、Bon Iverから待望の新作『i, i』が届けられる。ウィスコンシン州出身のシンガー・ソング・ライター=Justin Vernonのソロ・プロジェクトとして始まったBon Iverは08年にデビュー・アルバム『For Emma, Forever Ago』を発表し世界中の音楽メディア、批評家、アーティストから絶大な指示を獲得した。また同じく08年にリリースした『Blood Bank(EP)』では収録曲の「Woods」を後にKanye Westがサンプリングし話題に。続くセカンド・アルバム『Bon Iver, Bon Iver』(2011年)は米Pitchforkにて9.5/10点を獲得し、全米初登場2位、全英初登場4位を記録。12年第54回グラミーでは最優秀新人賞と最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞を受賞。16年にリリースした『22, A Millian』は全米、全英チャートで2位を記録したのを始め世界各国のチャートで軒並み上位にランクインしている。またその独創的でユニークなアプローチや表現は、作品を出す毎にメインストリームにまで影響を与えてきている。
近年Justinはコミュニティ・ミュージックを標榜し、アーティスト集団とも言える"PEOPLE"を創設、またそこから派生したTHE NATIONALのAaron Dessnerとのプロジェクト、Big Red Machineで作品を発表したりフェスティバル、EAUX CLAIRESを主催したりと様々なコラボレーションを行なってきた。『i, i』はマスター・コラボレーターとしてのJustin Vernonの理想や創造性が最大限に表現された作品になっている。本作の制作はテキサス州の広大な農地にあるSonic Ranchスタジオで行われた。新しい環境でバンドメンバーを始め多くのコラボレーターと共に作業を進め、インスピレーションや文化的異種交配、他分野のクリエイティブな結合が生まれることを目指した。
本作のリリースにあたりオフィシャル・プレス・リリースではBon Iverのこれまでの軌跡を季節の流れになぞらえて表現してる。心の張り詰めた北部の冬の孤独の如き『For Emma, Forever Ago』、希望と活力に溢れる春の訪れのような『Bon Iver, Bon Iver』、焼け付くような夏の気が狂ったエネルギー『22, A Million』、そして『i, i』でそのサイクルが完結する。秋色で、瞑想に耽った、深く沁み入るアルバム。円熟。実りの季節。Justinという一人の音楽家が自身と向き合い、多くの仲間と支え合いながら限りなきアメリカン・ミュージックの恩恵を得、結実した豊潤で荘厳な世界。2019年を象徴する名作の誕生です。
構成数 | 1枚
日本仕様LP/限定プレス/オリジナルカラーヴァイナル(ブルー)/帯付、解説及び歌詞対訳封入
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1.[LPレコード]
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1.Yi
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2.iMi
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3.We
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4.Holyfields
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5.Hey, Ma
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6.U (Man Like)
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7.Naeem
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8.Jelmore
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9.Faith
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10.Marion
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11.Salem
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12.Sh'Diah
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13.RABi
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〈破壊衝動〉や〈新しさ〉を求め、アグレッシヴなサウンドでリスナーを驚かせた前作『22, A Million』から早3年。稀代の音楽家が新作を上梓した。コラージュ的なジャケや記号的なタイトルが多いことからもわかるように、前作の延長線上にあるような編集感覚、コラージュ感覚を擁しながらも、よりヴァラエティーに富んだ多様な〈歌〉を感じさせる作風に。ジェイムズ・ブレイクなども参加し、万華鏡のような音世界を描き出す"iMi"、クワイア的な昂揚を感じさせる"Naeem"、ビートレスで浮遊感漂うシンセ音のみで歌を紡ぐ"Jelmore"など、大衆性と先進性とのバランスの取り方が見事だ。ファースト・アルバム=冬の季節から始まり、春、夏を経て円熟の秋へ。ひとつのサイクルが完結したのかもしれない。
bounce (C)保坂隆純タワーレコード (vol.430(2019年8月25日発行号)掲載)
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