ソランジュ、フランク・オーシャンへの客演でも知られる鬼才!
オリジナルとしては各方面で高い評価を得た2015年の傑作「Big Sun」以来となる5年振りのアルバム。フィールド・レコーディングされた会話や小鳥のさえずりに、メロディやハーモニーを付けていく独自の手法で音楽を生み出すフランスの鬼才。多幸感に満ち溢れたトラックはいずれも傑作で、ソランジュ、フランク・オーシャンが彼をゲストに招いたことにも納得です!
(C)金沢フォーラス店:米山 大紀
タワーレコード(2020/04/24)
フランス出身のミュージシャン、作曲者、編曲家、音楽監督として知られるシャソル。前作『BIG SUN』がここ日本をふくむ世界中で大きな話題となり、先述のようにフランク・オーシャンやソランジュといった世界のトップ・アーティストの作品でもその圧倒的な個性を求められるようになった。 そんなシャソルの待望の新作が本作『LUDI』である。2016年に『ULTRASCORES II』という作品をリリースしているがサントラからの音源を集めたものだったので、純粋な新作という意味では 2015年以来約5年ぶりとなる。
音楽の中でもっとも重要な要素である遊び心に満ち溢れた本作は、ヘルマン・ヘッセの長編小説『ガラス玉演戯(The Glass Bead Game)』に触発されたもので、郊外の遊び場、バスケットボール選手、東京のアーケード、ジェットコースター、そしてクリスタル・ケイ(!)、KOHH(!!)といった日本人アーティストの音・声をメロディの一部として使用。 フルート奏者のジョセリン・ミエンニエルや、作曲のパートナーでドラマーのマシュー・エドワードがステージで再演し、それらを収めるといった手法で録音されている。ヘッセを起点に雑踏音を含む多種多様な音、映像、即興といった要素を横断しつつ、自由かつユニーク、奔放かつ情熱的に構築した本作は間違いなくシャソルの最高傑作と言えるだろう。
発売・販売元 提供資料(2020/04/03)
ソランジュやフランク・オーシャンの作品にも参加するフランスの鬼才シャソル、5年ぶりの新作!音楽の中でもっとも重要な要素である遊び心に満ち溢れた本作は、ヘルマン・ヘッセの長編小説『ガラス玉演戯(The Glass Bead Game)』に触発されたもので、郊外の遊び場、バスケットボール選手、東京のアーケード、ジェットコースター、そしてクリスタル・ケイ(!)、KOHH(!!)といった日本人アーティストの音・声をメロディの一部として使用。 フルート奏者のジョセリン・ミエンニエルや、作曲のパートナーでドラマーのマシュー・エドワードがステージで再演し、それらを収めるといった手法で録音されている。ヘッセを起点に雑踏音を含む多種多様な音、映像、即興といった要素を横断しつつ、自由かつユニーク、奔放かつ情熱的に構築した本作は間違いなくシャソルの最高傑作と言えるだろう。 (C)RS
JMD(2020/02/13)
全身から醸し出す雰囲気は彼の拠点が芸術の都であることを強烈に感じさせ、屈託のない笑顔の奥には作品同様の好奇心が満ち溢れている。そしてなにげない所作でさえも不思議と天才めいて見せてしまうそんな男、現代で最もユニークな音楽作品を創造するシャソールの5年ぶり新作がこれだ。雑踏の騒音やお喋り等をサンプリング、またはそこに音階をつけ、自身の鍵盤と相方のドラムを核にバンド演奏する、普段音楽として認識しないであろう音を音楽として聴かせる彼らしい童心蘇らせるものとなっている。個人的にはドイツの文豪ヘルマン・ヘッセの『ガラス玉演戯』に触発されたという点が嬉しい驚き。
intoxicate (C)小畑雄巨
タワーレコード(vol.145(2020年4月20日発行号)掲載)