全てをポップにドープに消化した新世紀エクスペリメンタルポップの頂点!
名門〈WARP〉から2018年衝撃の怪作を放った奇才の新作。ベースは確かにソウル、ロック、ダンスミュージックなのかもしれない、けどそこに濃厚なサイケデリア、緊張感あるポストパンクの質感、トラディショナルなゴスペル、ブルースの要素、ARCAやOPNにも通ずるエクスペリメンタルな電子音楽...全てを飲み込む、というよりは喰い尽くすかの如く、雑食性は更にポップな未体験ゾーンへ。エクスペリメンタルサイバーパンクの前半~一転甘美なグルーヴが包み込む中盤~ポストパンク的な張り詰めた空気の後半まで完璧。
(C)渋谷店:山内 慶一郎
タワーレコード(2020/04/24)
世界的評価を獲得した前作『Safe In The Hands Of Love』で、退屈なメインストリームに一撃を与え、独特の世界観で存在感を放っている奇才イヴ・トゥモアが、新章の幕開けを告げる新作『Heaven To A Tortured Mind』をリリース!
その評価を決定づける鋭利な実験性はそのままに、サイケロックとモダンポップの絶妙なバランスをさらに追い求めた本作では、共同プロデューサーにスカイ・フェレイラやアリエル・ピンク、チャーリーXCXらを手がけるジャスティン・ライセンを迎えている。2018年の最高点となる9.1点でPitchfork【BEST NEW MUSIC】を獲得したのを筆頭に、New YorkTimes、Rolling Stone、FADER、NPRなどの主要メディアがこぞって絶賛するなど、その年を代表するアルバムとして最高級の評価を得た前作『SafeIn The Hands Of Love』。その音楽性についてThe Wireは「ここには、Frank Ocean と James Blake が探ってきたものの手がかりが確かに存在するが、何よりも Yves Tumor は黒人の Radiohead という装いが、自分に合うかどうかってことを試して遊んでいるのかもしれない」と解説している。
2019年は、Coachella、Primaveraなどの大型フェスにも出演を果たし、多くのファンを獲得しているイヴ・トゥモア。抽象に意味を与え、不協和音すら調和させ、現実の定義を壊す。哲学めいた制作アプローチを経ても、聴くだけで思わず惹きつけられるずば抜けた表現力と音楽性の高さは、「新世紀のゴスペル」と題された新曲がまさに証明している。
国内盤CDには、ボーナストラック「Folie Simultanee」が追加収録され、歌詞対訳と解説書が封入。
発売・販売元 提供資料(2020/02/20)
ワープ発の前作『Safe In The Hands Of Love』(2018年)が絶賛されたショーン・ボウイのソロ・プロジェクト、イヴ・トゥモアのニュー・アルバム。韓国歌謡を引用した"Gospel For A New Century"や"Ro-m-anticist"など、おもしろいネタ使いが多い。シンコペーションを多用したベースラインが際立つせいか、全体的にファンクやソウルの要素が顕著だ。前作の奇抜さとは程遠いシンプルな音作りも印象的。
bounce (C)近藤真弥
タワーレコード(vol.438(2020年4月25日発行号)掲載)