フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2020年06月13日 |
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規格品番 |
8553478 |
レーベル |
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SKU |
4260085534784 |
マーラーの交響曲第9番!
ハンガリーが誇る敏腕指揮者ファミリー、フィッシャー兄弟の兄アダム・フィッシャーと、彼が2015/2016シーズンから首席指揮者を務めるデュッセルドルフ交響楽団。これまで英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」に度々選ばれ、「交響曲第1番」では2019年の英BBCミュージック・マガジン賞で見事「オーケストラ賞」を受賞するなど、着実に評価を積み上げてきたマーラー交響曲チクルス。
いよいよ大詰めを迎えるシリーズ第8巻は、マーラーの最後の交響曲となった第9番のライヴ・レコーディング。アダム・フィッシャー自身によるエッセイには、いわゆる「第九のジンクス」によりマーラーが死を恐れていたことや、作品と「死ぬこと」の関係、ウィーン古典主義、特にシューベルトとの関係や影響など興味深い解釈が掲載されており、また、コンサートホールごとにどのような音響でこの「第9番」が響くのかこだわったという録音面にも期待がかかります。
東京エムプラス
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 01:19:01
マーラー:交響曲第9番ニ短調
【演奏】
アダム・フィッシャー(指揮)、
デュッセルドルフ交響楽団
【録音】
ライヴ:2019年1月11日-13日&24日、デュッセルドルフ・トーンハレ(ドイツ)
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1.[CD]
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1.Symphony No. 9 in d-Moll~I. Andante
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2.Symphony No. 9 in d-Moll~II. Im Tempo eines gemachlichen Landlers
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3.Symphony No. 9 in d-Moll~III. Rondo - Burleske: Allegro assai. Sehr trotzig
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4.Symphony No. 9 in d-Moll~IV. Adagio. Sehr langsam und noch zuruckhaltend
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この録音で初めてマーラーの第九交響曲が理解できた。アダム・フィッシャーは楽譜に書かれた細かな指示、旋律を余すことなく聴き手に届けてくれる。デュッセルドルフ響は、指揮者の左右に配置した弦楽器と、管楽器のバランスが良い、立体的で歌心ある熱演を聴かせる。第1楽章は旋律を丁寧に歌わせ、複雑な音楽をしなやかに聴かせる。第2楽章はウィーン風のリズムを表現したダンスが愉しい。第3楽章では急減速、急加速の繰り返しが興奮させられる。終楽章は情念を誇張することなく、しっとりと弦楽が歌を流麗に紡ぐ。静寂の終結部へ向けての高い緊張感が見事だった。
intoxicate (C)雨海秀和タワーレコード (vol.147(2020年8月20日発行号)掲載)
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