フォーマット |
CD |
---|---|
構成数 |
6 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
ボックス |
発売日 |
2020年07月17日 |
---|---|
規格品番 |
19439737032 |
レーベル |
|
SKU |
194397370324 |
アントニーニ&バーゼル室内管のベートーヴェン交響曲全曲、待ちに待ったボックス・セット化(CD6枚組)が実現。
ジョヴァンニ・アントニーニとバーゼル室内管弦楽団が、2つのレーベルを跨いで作曲年代順に12年をかけてじっくりと進めてきたベートーヴェンの交響曲全曲録音の待望のボックス・セット化が実現します。これは快挙!
リコーダー奏者で、イタリアの古楽オーケストラ「イル・ジャルディーノ・アルモニコ」の創設者でもあるアントニーニは、バロック音楽を中心に斬新な演奏を続けてきましたが、2000年代に入ってからは指揮者としての活動にも重点を置き、レパートリーをバロック以後の古典派にも拡大。2015/16年シーズンからは客演指揮者の任にあるバーゼル室内管とのベートーヴェン交響曲全曲録音は、2004年11月録音の第1番でスタートし、翌年録音された第2番とのカップリングによる第1弾がドイツのOehms Classicsで発売され、目を見張るように鮮やかでドラマティックな起伏に溢れた解釈によって日本ではベスト・セラーになりました。2006年録音の第3番「英雄」以降はソニー・クラシカルにレーベルを変え、ほぼ1年に1曲セッション録音する、というスローペースでじっくりと進められ、2012年録音の第8番から4年を置いて2016年に収録された第9番「合唱」で堂々たる完結をむかえました。
アントニーニはバーゼル室内管とのベートーヴェン録音について、こう語っています。「12年をかけて、ベートーヴェンと一緒に成長できたようなものです。彼が創作に費やした時間の重みからすれば、それでもまだ短いかもしれないけれど。(・・・)ひとつひとつ足場を固めては、私が古くから携わってきたバロック音楽などのレパートリーに舞い戻る時期を挟んで、再びベートーヴェンに向き合う……。そこでまた新たな視座が開けることの意味は大きい。自分にとって急ぐ必然性は何もなかったのです。(・・・)ベートーヴェンの作品には多くのシンボリックな要素が認められるし、ドイツ的な思考回路の何たるかもそこに感じ取れます。形而上学的な問題や、当時の社会情勢などを背景とするイデオロギーや政治的メッセージが託されたものとして読み解くことも、もちろん不可能ではありません。しかし私はまず楽譜に立脚しながら、音楽それ自体から放たれる人間的なエネルギーを重視したいと思う。」(2018年、読売日本交響楽団客演時に行われた木幡一誠氏によるインタビューより)
(1/2)
ソニー・ミュージック
バーゼル室内管はモダン楽器、ピリオド楽器の両方を操る室内オーケストラですが、このベートーヴェンの演奏にあたっては、ナチュラル・トランペット、ナチュラル・ホルン、ケトル・ドラムを採用、弦楽器にはガット弦とクラシカル・ボウ(弓)を使用し対抗配置にしています。木管楽器はモダン楽器を使用しながらも、HIP様式を大胆に取り入れているのが特徴です。控えめなヴィブラートによるガット弦の音色の「輝き」と「粋」の極み。そして、金管楽器とティンパニの軍楽的で粗野的な荒々しさ。木管の美しい歌い回し、弦楽の切り込みなど、新発見の魅力が多数見出されます。緻密な仕掛けによって生まれる立体的でダイナミックなベートーヴェン像の再現に成功し、どのアルバムも非常に高い評価を得てきました。第9番の声楽陣も、ソプラノのレグラ・ミューレマンを始めとする旬のソリスト、ここ数年名匠ポール・マクリーシュの指揮でベルリオーズやブリテンのレクイエムに参加して、その均整の取れた見事な歌唱で評価が高まってきているヴロツワフ・フィルハーモニー合唱団という万全の布陣。アントニーニとバーゼル室内管とがこだわりぬいた解釈をじっくりお聴きいただけます。ベートーヴェン生誕250周年の今年、Oehms Classics から発売されていた第1・2番を含めての交響曲全集として、待望のボックス化が実現します。
(2/2)
ソニー・ミュージック
構成数 | 6枚
ベートーヴェン:
<CD1>
交響曲第1番ハ長調Op.21
交響曲第2番ニ長調Op.36
<CD2>
交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』
<CD3>
交響曲第4番変ロ長調Op.60
<CD4>
交響曲第5番ハ短調Op.67
交響曲第6番ヘ長調Op.68『田園』
<CD5>
交響曲第7番イ長調 Op.92
交響曲第8番ヘ長調 Op.93
<CD6>
交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』
【演奏】
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)
バーゼル室内管弦楽団
レグラ・ミューレマン(ソプラノ:CD6)
マリー・クロード・シャピュイ(メゾ・ソプラノ:CD6)
マクシミリアン・シュミット(テノール:CD6)
トーマス・E・バウアー(バリトン:CD6)
ヴロツワフ・フィルハーモニー合唱団(CD6)
【録音】
2004年11月29日&30日(第1番)、
2005年6月20日&21日(第2番)、
2006年5月9日~12日(第3番)、
2008年7月8日~9日(第5番)、
2009年7月3日~5日(第6番)、
2010年7月5日~7日(第7番)、
2012年7月4日~6日(第8番)、
以上、ルツェルン、クルトゥーア・ウント・コングレス・ツェントルム
2007年9月21日~24日、バーゼル、シュタットカジノ、ムジークザール(第4番)
2016年9月5日~7日、ポーランド、ヴロツワフ、国立音楽フォーラム、大ホール(第9番)
-
1.[CD]
-
2.[CD]
-
3.[CD]
-
4.[CD]
-
5.[CD]
-
6.[CD]
ベートーヴェンの交響曲にせよ、モーツァルト、ハイドンのそれにせよ原点回帰志向の演奏であれば、古楽器であれモダン楽器であれ、この演奏くらい原点回帰に徹して欲しいですね。竹を割ったようなアレグロ、小川のせせらぎのようなアダージョ、と、アントニーニの表現は実に清々しく潔い。この手の演奏としては久石譲と双璧、秀逸なベートーヴェン交響曲全集です。音質は一点の曇りも無く素晴らしいのですが、私の好みで言えば、もう少し残響が欲しいか。
ジョヴァンニ・アントニーニと言えば、イル・ジャルディーノ・アルモニコのブランデンブルク協奏曲が懐かしい。今回のバーゼル室内管弦楽団とのベートーヴェンも圧倒的な名演であると思う。ピリオド楽器ではないので、エラス=カサドほど、ガチャガチャとはしていない。でも、間違いなくピリオド楽器による演奏を意識した演奏である。もちろん、ここにはフルトヴェングラーも、クレンペラーも、カラヤンさえも全く存在しない。アバドやラトルらの演奏の延長であろうが、今日のベートーヴェン演奏の正解の一つがここにはあるのではないか。颯爽として、脇目も降らず先へ先へと進むベートーヴェン。第9に関しても、エラス=カサドよりもアントニーニの方を好む。色々な演奏が聴ける、それが素晴らしいと思うけれども。
途中までしか聴いてなくて、コメントして申し訳ないのですが、英雄(3番)聴いて気になったのですが、現代オーケストラに古楽奏法持ち込むコンセプトはわかるのですが、何故それでは古楽器でやらないのか?よくわかりません。ノリントンも今、聴くとあんまりインパクトないですし、この演奏も打楽器、金管楽器、木管楽器はよく鳴っているのに、弦楽器があまりにも人数少なく、また古楽器奏法とやらで、ブツブツ音を切って演奏するので、なんの主張も感じられない。甚だ欲求不満になります。演奏の普遍性などと、大袈裟なことでなく、あくまでも商売として、10年20年後、この演奏で金を貰えるか、大いに疑問だ。
-
もっと見る(全 5 件)
お早めのご注文で発売日前日にお届けいたします
山口県・四国・九州・沖縄県
フラゲ注文受付期間は地域によって異なります。
お住まいの地域をご確認ください。
発売日前日
にお届けします発売日当日
にお届けしますフラゲ注文受付期間は地域によって異なります。
お住まいの地域をご確認ください。