1950年代から第一線で活躍してきたステイプル・シンガーズが、ザ・ステイプルズと名を改め、ワーナー・ブラザーズからリリースした作品が最新リマスター音源で蘇る!
大御所ジェリー・ウェクスラーをプロデューサーに迎え、アルバムのタイトル・トラックも大ヒットとなった1978年の『UNLOCK YOUR MIND』がシングル・エディットを収録したボーナス・トラック入りで発売!

1950年代から第一線で活躍してきたステイプル・シンガーズ。ゴスペルから始まり、ソウル・フォーク、そしてメインストリームのソウル/R&Bへとその音楽性を広げていったレジェンドである彼らは、60年代の公民権運動の盛り上がりと共にメッセージ性の強い歌を世に送り出していった。60年代、Vee-Jay、Riverside、Epicなどのレーベルから作品を発表していた彼らは、1968年、Staxへ。全米No.1となった「I'll Take You There」や全米9位の「If You're Ready」などのヒット曲で一躍ソウル・ミュージック・スーパースターに。そして70年代、全米ポップ・チャートに13曲、R&Bチャートに20曲ものヒット・シングルを送り出し、ザ・バンドの『ラスト・ワルツ』にも出演した彼らは1975年、Staxの倒産を機にカーティス・メイフィールドのCurtomへ移籍する。レーベル第一弾となったのは、カーティス・メイフィールドが音楽、プロデュースを手掛けたシドニー・ポワチエ監督・主演映画『LET'S DO IT AGAIN / シドニー・ポワチエ/ 一発大逆転』のサウンドトラック。タイトル・トラックがポップとR&Bの両チャートで1位に輝いたそのアルバムは、全米ポップ・アルバム・チャートの20位、そしてR&Bアルバム・チャートの5位を獲得した。

その後彼らは、ワーナーブラザーズ・レコーズへ移籍。グループ名もザ・ステイプルズと改め、3枚のアルバムをリリースする。1976年にカーティス・メイフィールドのプロデュースで『PASS IT ON』をリリースし、翌1977年にアルバム『FAMILY TREE』を発表。その作品に続いてリリースされたのが、1978年の『UNLOCK YOUR MIND』である。前作では、ザ・シャイ・ライツのユージン・レコードと組んだ彼らだったが、今作ではアトランティック・ソウルの名盤を数多く手がけた大御所、ジェリー・ウェクスラーとマッスル・ショールズの名キーボード・プレイヤー、バリー・ベケットをプロデューサーに迎えている。またギタリストには70年代初期のスタックス時代に彼らのバックを務めたエディ・ヒントンが参加している。(1/2)

発売・販売元 提供資料 （2020/06/09）

アルバムからのファースト・シングルとなったタイトル・トラック「Unlock Your Mind」は、R&Bチャートの16位となる大ヒットに。アルバムもR&Bアルバム・チャートのTOP40に入っている。ワーナー・ブラザーズに移籍してからは、モダン・ソウルやディスコ、ファンクなど新たな要素を取り入れていたザ・ステイプルズだが、今作ではゴスペルやR&Bをフィーチャーしたオーセンティックな味わいのソウル・サウンドを披露している。

待望の最新リマスター音源で復刻となる『UNLOCK YOUR MIND』。プロデュースを手掛けるのは、数々のリイシューで高く評価され、グラミー賞も受賞しているCheryl Pawelski、そしてリマスターはOmnivoreのリマスター作品ではおなじみのMichael Gravesが手掛けている。CDのブックレットには、音楽評論家Rob Bowmanによる新規ライナー・ノーツも収録。またボーナス・トラックとしてアルバムからリリースされたシングル曲のシングル・エディットも追加されている。

まさに"ザ・ステイプルズ・ミーツ・ジェリー・ウェクスラー"といった趣のある『UNLOCK YOUR MIND』。その輝きは今でも少しも色褪せることない。(2/2)

発売・販売元 提供資料 （2020/06/09）

Not one of their best, but it does feature two songs by singer/songwriter Paul Kelly, a cult favorite. Kelly should have gotten the Staples to sing more of his tunes because they sound better interpreting them than he does. Kelly's "God Can" and "Don't Burn Me," benefit from the singing and recording technique; Kelly's own recordings sounded like he cut them in a closet. The productions by Jerry Wexler and Barry Becket are first-class but the material is third-rate. Other than the two Paul Kelly songs, "Leave It All Up to Love," and the percolating "Chica Boom," there's nothing else to get excited about. ~ Andrew Hamilton

Rovi