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フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2020年08月08日 |
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規格品番 |
0301621BC |
レーベル |
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SKU |
885470016214 |
※タワーレコード限定販売
※世界初SACD化。SACDハイブリッド盤
※2020年最新マスタリング音源使用(マスタリング・エンジニア:クリストフ・スティッケル氏)、
※本国のオリジナル・アナログ・マスターテープを使用しダイレクトにDSD化。CD層も別系統で直接高品位でPCM化
※SACD層:新規で本国のアナログ・マスターテープから、アナログ領域でのマスタリング後、ダイレクトにDSD化
※CD層:同様にアナログ領域でのマスタリング後、96kHz/24bitで高品位デジタル化後に44.1kHz/16bit化
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(解説書に他のジャケット・デザインも使用)
※ジュエルケース仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※オリジナルマスターから起因するノイズ、ドロップアウト等が一部にございますが、ご了承ください。
※日本語帯付(帯裏面に平林 直哉氏の解説付)。解説書英文仕様
1961年の録音ながら、現代においてもかなりのレヴェルに君臨している驚くべきブルックナー演奏。コンヴィチュニーとゲヴァントハウス管弦楽団だからこそ成し得た成果とは言え、同時代の他の演奏にはない壮大なスケール感と、曲想を掘り下げた強固な表現力は現代でも随一です。この「第5番」は80分を超える演奏時間のため、CD時代ではこれまで2枚組で発売されてきましたが、今回は1枚に収録しました。ダイナミックレンジの広いブルックナー演奏は高音質で復刻するに相応しく、さらにこの音源の特質であるダイナミックな表情には圧倒されます。超弩級の演奏が世界初SACD化音源として今回見事に刷新されました。
当時の演奏にしてはテンポは遅めの設定で急かされる場面はありません。これほどゆったりとしていながらも決して弛緩していない演奏であるのは見事で、そのまま現代の解釈として十分に成り立つ出来です。ブルックナーに対しての研究が飛躍的に進んだ70年代より以前の演奏には古色蒼然としたものもあり、この演奏のようにより熟考された解釈は少ないのが現状でした。しかしコンヴィチュニーは「第5番」との相性も良かったのか、ステレオ初期においてはヨッフムと並び高い評価を得ていました。朝比奈隆が生前、「コンヴィチュニーのように指揮したい」と語っていたと言われていますが、「第5番」の演奏に関しては氏が聴いたかどうかは別にしても、この壮大な演奏にある意味類似性を感じるようにも聴こえてきます。オケの響きは抑えず、豪快に鳴らす一方で構成や各所でのバランスを細かく調整しながらもこの曲に重要な堅固なフォルムを決して失わせない手綱は素晴らしいの一言です。現在ではブルックナー・ブームにより「第5番」も多数の録音が残される中でも、このコンヴィチュニーの演奏は光り輝いています。録音も見事で、シュトリューベンによる職人的な仕事がこのスケールの大きな名演の重要な要素にもなっています。
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今回の復刻に際して、マスターテープはレーベルからウィーン在住のマスタリング・エンジニアであるクリストフ・スティッケル氏のスタジオに空輸し、アナログ領域でのマスタリングを行った上で、デジタル化にあたってはSACD層用のDSD化とCD層用のPCM化を別系統で行い製品化。この企画では、現在考えられる限り理想的な方法でのマスタリングを実現しました。その効果は著しく、マスターテープに残されていたクオリティを極めて忠実に再現することが可能となり、さらにアナログ領域のみでのマスタリングとダイレクトDSD化が、より音質的に効果をもたらしています。従来と比較して驚くほど鮮明で解像度が高くなったことにより、演奏に対する更なる評価が期待できるほどの出来です。尚、解説書には今回使用したオリジナルのアナログ・マスターテープの外箱の写真も掲載してあります。
<マスタリング詳細>マスタリング・エンジニア(DSD化含む):クリストフ・スティッケル氏
~在ウィーン。ミュンヘン・フィル自主制作盤のマスタリングや、タワー企画盤JAZZのECM SACD企画(2017~)も担当。現在ヨーロッパでもっとも信頼の厚いエンジニアのひとり
"ETERNAオリジナル・アナログテープからのピュア・アナログ・リマスタリング"
SACD層:新規で本国のアナログ・マスターテープから、アナログ領域でのマスタリング後、ダイレクトにDSD化
CD層:同様にアナログ領域でのマスタリング後、96kHz/24bitで高品位デジタル化後に44.1kHz/16bit化
それぞれのデジタルデータは伝送ではなく、光学ディスクで空輸
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構成数 | 1枚
エディション | Remaster
1. アントン・ブルックナー:交響曲 第5番 変ロ長調(原典版)
【演奏】
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
フランツ・コンヴィチュニー(指揮)
【録音】
1961年6月26-28&30日 Kongreshalle Leipzig
【Original Recordings】
Musikregie:Dieter-Gerhardt Worm、 Tonregie:Claus Struben
【マスタリング・エンジニア】
クリストフ・スティッケル
【原盤】
Berlin Classics
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1.[SACDハイブリッド]
演奏内容に関しては非常に素晴らしく聴きごたえがあり貴重な名盤の一つと思います。しかしながらマスタリングにおいてやたら高音(トランペット)が劈くようなキツさで、仕上がりを確認していたのか疑問です。とりあえずアンプのBASSを強調かつTREBLEを絞って聴いております。
コンヴィチュニーのブルックナーは、4番を73年の国内LP以来愛聴しており、今なお私にとって本曲のベストだと思っている。5番はうかつにもノーマークであったが、ppにあっても豊かに楽器を響かせ、随所で木管ソロを浮き立たたせ、盛り上がりではトランペットやティンパニを強奏させ、しかし全体の響きは開放ではなく凝縮に向かう、コンヴィチュニーならではのサウンドが聴かれ、軽い興奮を覚えながら全曲を一気に聴き通した。5番といえば、最近ではマタチッチにしか手が伸びなくなっていたが、これからは原典版を聴きたいときにはコンヴィチュニーという選択肢が増えて嬉しい。
此れは何とも凄い「ブルックナー交響曲第5」です。レコード時代には見向きもしなかった音源ですが、こうしてSACDで聴いて観ると、最初の弦のピッチカートから素晴らしい演奏です。「5番」のCDは20枚以上持っていますが、本当に心を動かされる演奏の一つです。同じSACDでも「S/Y女史」の凡庸な演奏とは「格」が違います。タワーレコードさんには、是非「7番」もSACDで復刻して頂きたいと思います。コンヴィチュニーの他のSACDも聴いてみたくなりました。
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