フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入盤:国内流通仕様 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2020年10月21日 |
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規格品番 |
KKC6264 |
レーベル |
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SKU |
4909346022652 |
心地よい浮遊感と躍動感、推進力に満ちた稀有の名演!
フォルテピアノのベザイデンホウト(1979年生まれ)、指揮者エラス=カサド(1977年生まれ)という、その深化と飛躍ぶりに世界が注目する存在ふたりによる、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集第2弾の登場!第1弾の第5番「皇帝」および第2番(KKC 6143/HMM 902411)でも、そのイマジネーションとインスピレーションに満ちた演奏で高く評価されているだけに、注目です!
協奏曲第4番は冒頭のピアノ・ソロからまるで天上から楽想が降ってきたような浮遊感と即興性で、一気に引き込まれてしまいます。エラス率いる管弦楽も、そんなベザイデンホウトの音楽に触発された、なんとも繊細な出だしにまた聴き手はこれから始まる演奏への期待に胸が高鳴ります。ベザイデンホウトのソロでの、ふとしたパッセージで魅せる天才的な即興性はますます冴え渡っており、ただただ愉悦の時間をたのしむことができます。
冒頭の「コリオラン」でこのディスク全体への期待が高められ、そして最後に収録の「プロメテウスの創造物」でも、エラス=カサドとFBOはひとつひとつの要素を実に新鮮に提示、交響曲第1番を書いたのと同時期のベートーヴェンの野心をあらためて感じさせてくれます。
この協奏曲全集は、2017年12月に、10日間で一挙に5曲を録音する、というスケジュールで、皆がベートーヴェンにどっぷりつかった幸せな日々だったといいます。最新の校訂報告にも入念にあたり、これまで見過ごされてきたアーティキュレーションやデュナーミクを忠実に表現し、よりすみずみまで行き届いた演奏となっています。続編にもますます期待が高まります!
キングインターナショナル
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:00:00
日本語帯・解説付
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集VOL.2
・序曲「コリオラン」 op.62 (1807)
・ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58 (1805-06)
・バレエ音楽「プロメテウスの創造物」序曲 op.43 (1800-01)
【演奏】
クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ/1824年コンラート・グラーフ・モデルのロドニー・レジエによるコピー(1989)、
エドウィン・ボインクとヨハン・ヴェンニンクによるオーバーホール(2002)/エドウィン・ボインク・コレクション)
フライブルク・バロック・オーケストラ
パブロ・エラス=カサド(指揮)
【録音】
2017年12月、アンサンブルハウス・フライブルク(ドイツ)
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1.[CD]
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1.序曲「コリオラン」 op.6200:00:00
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2.ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.5800:00:00
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3.バレエ音楽「プロメテウスの創造物」序曲 op.4300:00:00
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弾力あるリズムと前進性に富んだ音楽で作品の既存のイメージを覆す、これまで体験したことのない激しい演奏。フォルテピアノのベザイデンホウトと指揮者エラス=カサドによるベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲録音の第2作は内省的な作品とされる「第4番」を、《コリオラン》《プロメテウスの創造物》の両序曲で挟む組み合わせ。特徴的な部分が第2楽章の開始部。弦を激しくかき鳴らす強い音とこれに応じるフォルテピアノの澄んだ響きの対比表現が素晴らしい。続く終楽章まで一気に聴かせて興奮させられる。序曲も含めて、バネの効いた地響きのような太い低音の響きが印象的。
intoxicate (C)雨海秀和タワーレコード (vol.148(2020年10月10日発行号)掲載)
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