フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2020年10月07日 |
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規格品番 |
SICC-19051 |
レーベル |
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SKU |
4547366468571 |
神尾真由子6年ぶりのソロ・アルバムは、初録音となるバッハ無伴奏パルティータ3曲。幼少の頃から様々な形でバッハに接し、折りに触れて演奏し、特に「シャコンヌ」には深い思い入れを感じてきた神尾が、「バッハを神格化せずに、バロックらしい軽い感じで弾きたい」と取り組んだのがパルティータで、2020年6月、コロナ禍の中、東京でも屈指の音響効果を誇る浜離宮朝日ホールにおける2日間のセッションでレコーディングを完成させました。
インスピレーションの煌めきと演奏の勢いをそのまま音としてとらえるべくテイクを最小限にとどめることで、まるでライヴであるかのような迫真性を具えた音楽が生まれました。文字通りさまざまなダンス曲から成る組曲であるパルティータの持つ多彩な魅力が描き出され、さらにはバッハの音楽の内包する高度な次元での愉しみを感じさせるのが神尾の真骨頂。神尾の無伴奏の凄さは2009年の「パガニーニ:24のカプリース」で証明済みです。あれから10年以上を経て取り組んだ2枚目の「無伴奏アルバム」でもあります。
神尾真由子
日本を代表するヴァイオリニストの一人。2007年第13回チャイコフスキー国際コンクール優勝し、ニューヨーク・タイムズ紙でも「聴く者を魅了する若手演奏家」「輝くばかりの才能」と絶賛される。国内外のオーケストラと共演を重ね、国際的な音楽祭にも出演。使用楽器は宗次コレクションより貸与されたストラディヴァリウス1731年製作「Rubinoff」。
ソニー・ミュージック
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 01:14:04
ヨハン・セバスティアン・バッハ
1.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番 ロ短調 BWV 1002
2.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004
3.無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006
【演奏】
神尾真由子(ヴァイオリン)
【録音】
[録音]2020年6月22日・23日、浜離宮朝日ホールでのセッション・レコーディング[DSDレコーディング]
[使用楽譜]ベーレンライター
[レコーディング・プロデューサー/ディレクター]杉田元一(ソニー・ミュージックレーベルズ)
[レコーディング・エンジニア]鈴木浩二(ソニー・ミュージックスタジオ)
[アシスタント・エンジニア]房野哲士(ソニー・ミュージックスタジオ)
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1.[SACDハイブリッド]
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2007年のチャイコフスキー国際コンクール優勝から13年、神尾真由子が驚くほどフレッシュなバッハ演奏を聴かせてくれる。彼女はこの「聖典」を前にして構えることなく、自ら感じたままを率直に表現している。彼女の使用楽器、ストラディヴァリウス"ルビノフ"が発する鮮烈な音色、軽やかで躍動的なリズム、早めのテンポによる颯爽とした進行は、移り変わる音楽の情景を多彩に描き出してゆく。しかも鳴っている全ての音と表情、随所で織り込まれる装飾音が、類い稀なセンスとテクニックにより極め尽くされているのが凄い。聴いていて、シャープな書き味のペンを手にしたような爽快感を覚える1枚だ。
intoxicate (C)板倉重雄タワーレコード (vol.148(2020年10月10日発行号)掲載)
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