フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
デジパック |
発売日 |
2020年12月25日 |
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規格品番 |
TDSA-177 |
レーベル |
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SKU |
4943674327775 |
※SACDハイブリッド盤。世界初SACD化
※2020年最新マスタリング音源使用(SACD層、CD層を個別にマスタリング)。マスタリング・エンジニア:藤田厚生氏
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※解説:広瀬 大介氏(新規解説)、解説書合計88ページ
新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから最新復刻。
歌詞対訳&新規解説付。世界初SACD化!
エレクトローラとドイツ・シャルプラッテンの共同制作として1968年に収録された、ケンペとシュターツカペレ・ドレスデンによる一連のR.シュトラウス録音の最初の1枚となった記念碑的な「ナクソス島のアリアドネ」を初のSACDで復刻。この後収録していく管弦楽曲全集と同様に、レコード史的にも決定盤として名高い録音です。両者と共に、的確な配置の歌手達、当時の制作陣全てが総力を上げて完成させた名盤。本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用いてSACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説・歌詞対訳付の永久保存盤です。
この「アリアドネ」は旧EMIレーベルにケンペが残した金字塔とも言えるR.シュトラウスの管弦楽曲全集より前の、シュターツカペレ・ドレスデン(以下、SKDと表記)とのR.シュトラウス録音の第1弾となった作品であり、本来であればこの後もオペラの録音があって然るべき位の完成度の高い音源です(この後のオペラ録音も企画されていた?)。残念ながらその後は続きませんでしたが、この1作でもケンペとSKDが永遠にオペラ録音史にその功績が刻まれるほどの出来であり、オペラ好きにとっては堪らない作品と言えるでしょう。歌手陣のセレクトからこのプロジェクトにかける意識の高さを伺えますし、旧東独からはエンジニアのC.シュトリューベンが参加していることからも期待は高まります。録音も素晴らしい出来で、オーケストラの編成が37人というのがにわかに信じられないほどのスケールです(合唱もなし)。これは天才的なシュトラウスのオーケストレーションによる所がもちろん大きいとは言え、ユニークな作品でもあるこの演奏の手綱を見事にコントロールしているケンペの力量の結果です。この作品はこれまで埋もれがちでしたので、復刻盤としてはマニアックではありますが、あえて今回選択しました。ケンペの数多い録音に中でも外すことのできない重要音源であると確信しています。(1/2)
このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください。今回のDefinition Series第32弾は、計2タイトルを発売いたします。(2/2)
構成数 | 2枚
エディション | Remaster
歌劇「ナクソス島のアリアドネ」 Op.60,TrV 228a
(台本:フーゴ・フォン・ホーフマンスタール)
<DISC1>
プロローグ
<DISC2>
オペラ
【演奏】
プリマドンナ/アリアドネ:グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)
ツェルビネッタ:シルヴィア・ゲスティ(ソプラノ)
作曲家:テレサ・ツィリス=ガラ(ソプラノ)、
テノール歌手/バッカス:ジェィムズ・キング(テノール)
執事長:エーリッヒ-アレクサンダー・ヴィンズ(語り)
音楽教師:テオ・アダム(バリトン)
士官:エバーハルト・ビュヒナー(テノール)
舞踏教師:ペーター・シュライヤー(テノール)、
かつら師:ギュンター・ドレスラー(バス)
下僕:ヴィルフリード・シャール(バス)
水の精:エリカ・ヴュストマン(ソプラノ)
木の精:アンネリース・ブルマイスター(ソプラノ)
山彦:アデーレ・シュトルテ(ソプラノ)
ハルレキン:ヘルマン・プライ(バリトン)、
スカラムッチョ:ペーター・シュライヤー(テノール)
トルファルディーノ:ジークリート・フォーゲル(バス)
ブリゲルラ:ハンス-ヨアヒム・ロッチュ(テノール)
シュターツカペレ・ドレスデン
ルドルフ・ケンペ(指揮)
【録音】
VI.&VII. 1968, Lukaskirche, Dresdenn
【Original Recordings】
Producer: Eberhard Geiler、 Balance engineer: Claus Struben
【原盤レーベル】
Warner Classics(エレクトローラとVEBドイツ・シャルプラッテン(エテルナ)との共同制作。旧EMI音源)
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1.[SACDハイブリッド]
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2.[SACDハイブリッド]
リヒャルト・シュトラウス生誕150周年記念としてワーナーからリリースされた10曲のオペラ全曲集に組み込まれていたレギュラー・フォーマット盤の同曲と聴き比べてみた。先ずマスターテープ自体がかなり良好な音質であることが理解できるが、CDだとどうしても平面的な音場になってしまう。このSACDバージョンで聴くと解像度の圧倒的な向上によって、音の輪郭が明確になり声楽、オーケストラ共に彫りの深いアンサンブルが蘇ってオペラとしての舞台空間が感じられるようになった。またパーカッションやチェレスタのような高音だけでなく低音部も充実した響きが得られている。ケンペの意図した緊密な合奏がシュターツカペレ・ドレスデンのメンバーによって手に取るように感知されるのも高音質化の恩恵だろう。一方歌手ではヤノヴィッツが出色の出来で、ヒロイン然としたところのない可憐な声質で神々しいまでのアリアドネを表現している。ゲスティがハイFを披露するツェルビネッタも役柄を踏まえた好演だし、シュライアー、プライ、テオ・アダムなどが脇を固めたキャストも魅力だ。ケンペのセッション録音によるオペラでは既に『ローエングリン』が出ているが、バンベルクと共演した『売られた花嫁』全曲のドイツ語版がエレクトローラに遺されていて、こちらも是非高音質化をして欲しいレパートリーだ。
今までCDは勿論、オープンリールテープやエテルナ盤LPまで聴いてきましたが、今回のマスタリングはそれらとは一線を画するもの。音の艶、輝きから空間表現まで鮮明かつクリヤな音は、今まで聴いていたものは何だったんだろうと考えさせるほどのものです。
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