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クラシック
CD
「オペラ・レアリティーズ」 ORFEOレーベル40周年記念
Various Artists
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クラシック輸入盤プライスオフ
Orfeo レーベル 厳選セール
商品の情報

フォーマット

CD

構成数

10

国内/輸入

輸入

パッケージ仕様

ボックス

発売日

2021年02月26日

規格品番

C200081

レーベル

SKU

4589538763329

商品の紹介
これまでに作曲された数多くの歌劇の中で、現代まで人気を保っているのはほんの一握りの作品です。たとえ大作曲家の作品であれ、全てが大成功を収めていたわけではありません。
このBOXには、そんな歴史に埋もれた6つの作品が収録されています。
ガッツァニーガやレオンカヴァッロの歌劇のように、同じ題材による大ヒット作が生まれたために,その影に隠れてしまった作品。フィビフ作品のように作曲家の母国では現在も人気を保っているが国際的には知られていない作品。初演の失敗が尾を引いてそのまま埋もれてしまった作品など様々ですが、今、改めて聴いてみるとその魅力の大きさに気が付くことでしょう。
各々の作品に登場する歌手や指揮者にも注目です。ルチア・ポップやパメラ・コバーンなどの女声歌手からフランシスコ・アライサ、フランコ・ボニゾッリなどの男声歌手まで、驚くほどの名歌手たちが出演。ガルデッリやアルブレヒトなど一流のオペラ指揮者による演奏も聴きものです。

*ブックレットは初出時のものとは異なり、歌詞などはついておりません。
ナクソス・ジャパン
発売・販売元 提供資料 (2020/12/25)
収録内容

構成数 | 10枚

【曲目】
<Disc1&2>
ジュゼッペ・ガッツァニーガ(1743-1818):
歌劇《ドン・ジョヴァンニ、または石の客》 全1幕(1787)

モーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》に先駆け、1787年にサンモイゼ劇場で初演されたガッツァニーガの作品。全体的にコンパクトにまとめられているものの、物語りの進行はほとんど同じであり、最後はドン・ジョヴァンニは石像によって地獄へ落とされます。イタリア・オペラを得意とするアメリカ出身のテノール、ジョン・エイラーがドン・ジョヴァンニを見事に歌っています。

[演奏]
ジョン・エイラー (テノール)
エヴァ・シュタインスキー(ソプラノ)
パメラ・コバーン(ソプラノ) 他

ステファン・ゾルテシュ(指揮)
ミュンヘン放送管弦楽団

[録音]
1990年5月26日-6月6日
バイエルン放送第1スタジオ、ミュンヘン(ドイツ)


<Disc3>
ビゼー(1838-1875): 歌劇《ジャミレ》 全1幕(1872)

アルフレッド・ド・ミュッセの長詩『ナムーナ』を素材にし、ルイ・ガレが台本を作成、ビゼーが音楽を付けた1幕もののオペラ・コミック。エジプトのカイロカイロを舞台にした東洋の雰囲気を湛えた作品であり、同じく東洋を舞台にしたサン=サーンスの《黄色い王女》と共に上演され話題を集めました。ヒロイン、ジャミレを演じているのは名歌手ルチア・ポップ。フランコ・ボニゾッリとの軽妙なやりとりが聴きどころ。

[演奏]
ルチア・ポップ(ソプラノ)
フランコ・ボニゾッリ (テノール) 他

ランベルト・ガルデッリ (指揮)
ミュンヘン放送管弦楽団

[録音]
1983年5月28日-6月3日
バイエルン放送(ドイツ)


<Disc4&5>
ドヴォルザーク (1841-1904): 歌劇《アルミーダ》 全4幕(1904)

ドヴォルザーク最後の作品である歌劇《アルミーダ》は、バロック期に盛んに取り上げられたタッソの『解放されたエルサレム』をJ.ヴルフリツキーが台本化した、魔女アルミーダとリナルドの物語。《ルサルカ》の流れを汲むロマンティックな作品ですが初演は失敗に終わり、そのまま忘れられてしまいました。ワーグナー風の重厚なオーケストラ・パートが特徴で、アルブレヒトがチェコ・フィルハーモニー管弦楽団から美しい響きを紡ぎだしています。

[演奏]
ヨアンナ・ボロフスカ (ソプラノ)
パヴェル・ダニルク(バス)
ヴィエスワフ・オフマン(テノール) 他

ゲルト・アルブレヒト(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

[録音]
1995年5月22日
Rudolfinum, Prague, Czech Republic


<Disc6&7>
フィビフ(フィビヒ)(1850-1900): 歌劇《シャールカ》全3幕(1897)

チェコの伝説『乙女戦争』に登場する女性を題材にした歌劇《シャールカ》。原作では女たちの敵であるツチラトはシャールカの奸計によって殺害されてしまいますが、フィビフの歌劇では2人の間に生じた濃密な愛情がじっくり描かれています。フィビフ全作品の中でも最も人気が高く、現在でもチェコでは頻繁に上演されています。大編成の作品を得意とするカンブルランの指揮のもと、東欧系の歌手たちが見事な歌唱を繰り広げています。
[演奏]
エヴァ・ウルバノヴァー(ソプラノ)
ダリボール・イェニス (バリトン)
ヤネス・ロトリッチ(テノール) 他

シルヴァン・カンブルラン(指揮)
ウィーン放送交響楽団

[録音]
1998年5月8日
コンツェルトハウス、ウィーン(オーストリア)


<Disc8>
マスネ (1842-1912): 歌劇《テレーズ》全1幕(1907)

フランス革命を題材にしたマスネの歌劇《テレーズ》。ジロンド派の夫アンドレ・ソレルと貴族階級の恋人アルマン・ド・クレヴァルの間で板挟みになったテレーズは、恋人を追って亡命を決意。しかし夫が処刑されることになり、彼女も捉えられギロチン台へ…
初演時は好評を博したものの、やがて忘却の淵に沈んだマスネ晩年の作品。主役テレーズを演じるアグネス・バルツァの品の良い歌唱とフランシスコ・アライサの若々しい声のやりとりが涙を誘います。

[演奏]
アグネス・バルツァ (メゾ・ソプラノ)
フランシスコ・アライサ (テノール) 他

ゲルト・アルブレヒト(指揮)
ローマRAI交響楽団

[録音]
1981年2月10-14日
Auditorium del Foro Italy, Rome(イタリア)


<Disc9&10>
レオンカヴァッロ (1857-1919): 歌劇《ラ・ボエーム》全4幕(1897)

歌劇《道化師》で知られるレオンカヴァッロ。この《ラ・ボエーム》はもともと台本作家としての彼がライバルでもあったプッチーニに勧めた物語でした。しかし断られてしまい、自身で曲を付けましたが、プッチーニは秘かに他の台本作家を立て作曲を進めていたのです。初演もプッチーニに1年先を越されただけなく、その後の人気では埋めがたい差が付いてしまいました。もちろん舞台設定はほぼ同じですが、ミミの恋に焦点を当てたプッチーニ作品とは違い、レオンカヴァッロ版はボヘミアンたちの生活を中心に描いています。ルチア・ポップを中心に、フランコ・ボニゾッリとベルント・ヴァイクルら名歌手が歌い交わす聴きどころの多い演奏。

[演奏]
フランコ・ボニゾッリ(テノール)
ルチア・ポップ (ソプラノ)
ベルント・ヴァイクル(バリトン) 他
バイエルン放送合唱団 - Bavarian Radio Chorus
ハインツ・ワルベルク(指揮)
ミュンヘン放送管弦楽団

[録音]
1981年11月11-22日
バイエルン放送第1スタジオ、ミュンヘン(ドイツ)
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カスタマーズボイス
総合評価
5.0
★★★★★
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(2)
    評価する:
★★★★★
★★★★★
投稿日:2022/01/30

フィビヒの「シャールカ」だけでも買う価値あり。「乙女戦争」を題材としているだけあって、ここまで女声陣が生き生きと多彩に、力強く歌うオペラはあまり無いのではないか?序盤のスリリングな展開で聴かせるメゾソプラノのソロ。後半でのシチリドとシャールカの合唱(しかしやはりソプラノのシャールカに軍配が上がる)など、聴かせどころは枚挙に暇がない。フィビヒという作家はあまり知らなかったが、熱心なワグネリアンではあったようだ。そしてその意気込みはこの作品で大きな成功を収めていると思う。別の方がレビューされている通り、オペラファンなら手に入れて損は無し。そして指揮は本邦でも最近その名が知れ渡ってきたシルヴァン・カンブルラン。現代曲も得意とする彼だけあってオケの統率も申し分ない。特に弦楽器の「ピン」と張った美しさはやはり彼の振るラッヘンマン作品でもよく聴かせるものだ。悪いはずがない。どうかこの作品を日本でも取り上げて欲しいなあ

★★★★★
★★★★★
投稿日:2021/03/09

《ドン・ジョヴァンニ》の作曲者は?モーツァルト?《ラ・ボエーム》の作曲者は?プッチーニ?前者にはガッツァニーガ、後者にはレオンカヴァッロも曲を付けている。この10枚からなるアルバムにはそれらも含め、不運にも今日殆ど上演されなくなった6曲のオペラを収録。すべてを聴いての感想は、駄作は一つもない、ということだ。制作者もそれをよく知っており、キャスティングを見ても、ビゼー《ジャミレ》の表題役はルチア・ポップ、マスネ《テレーズ》のそれはアグネス・バルツァ、他にも名歌手が綺羅星の如く。指揮者も読響の常任を務めていたアルブレヒト、カンブルラン、しばしばN響を振っていたワルベルクなど一流揃い。上演を伴わなくても、音楽だけでも十分楽しめる、オペラファン必携のアルバム。デモーニッシュでない《ドン・ジョヴァンニ》もいいものだ。価格も良心的。

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