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フォーマット |
SACD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2021年10月29日 |
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規格品番 |
ATKSA1010 |
レーベル |
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SKU |
4543638004362 |
※世界初SACD化。SACDシングルレイヤー(SACD対応プレーヤーでのみ再生可)
※2021年にALTUSレーベルの斎藤啓介氏により、最新デジタル・マスタリング(1&2:アナログマスターテープからDSD変換、192khz/24bitマスタリング。3:48khz/16bitのDATマスターからDSD変換、192khz/24bitマスタリング)
※所々、マスターに起因するノイズや一部ドロップアウト、編集が存在します。予めご了承ください
※通常ジュエルパッケージ仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※解説:小味渕彦之氏、下田智彦氏、岩野裕一氏、宮下良介氏、江森一夫氏他、解説書合計18ページ(解説は各既発盤CDに掲載のものを使用)
伝説のザンクト・フローリアン公演を含むふたつのブル7と、全てを出し尽くしたベト7。
メイン3公演分をSACDシングルレイヤー1枚に収録!
世界初SACD化
ALTUSレーベルから発売された朝比奈隆&大阪フィルのヨーロッパ公演をすべてまとめて最新リマスターを施したうえで初SACD化。75年の第1回ヨーロッパ公演からは、聖地ザンクト・フローリアンで行われた伝説の演奏と、その2週間後に行われた楽旅最終公演であるフローニンゲンでの演奏、2種のブルックナー7番を収録。演奏の素晴らしさは言うまでもありませんが、会場の特徴を考慮したテンポ設定(前者の方が遅め)と編成(後者のみ倍管)の違いも実に興味深く、両方聴けばさらなる感動があります。前者は第2楽章後の鐘の音や第1楽章後の拍手も完全収録されておりドキュメントとしても大変貴重。そして92年、3度目のヨーロッパ公演からは最終日に披露されたベートーヴェン7番。倍管編成で臨み渾身の力で演奏、終演後に「この日のためにベートーヴェンを演奏してきたんだ」と声を震わせて語った名演奏です。
これらの3公演は朝比奈と大阪フィルの力を見事に発揮した欧州公演の貴重な記録です。特に1975年の2公演は場所(ホールの音響特性を含め)の違いが如実にわかる演奏であり、10/12のザンクト・フローリアンでの演奏は長らくビクター盤がロングセラーを記録していた伝接的な音源でした。このALTUS盤は、2016年に新マスタリングで完全復活した音源で、初出時でのジャンジャン盤特典およびビクター盤でカットされた1楽章演奏後のブランクと小鳥の鳴き声が聞こえた後、演奏のあまりのスケール感に打たれた聴衆が、自然発生的にじわじわと拍手が湧き上がる箇所も復活した貴重な音源としても発売時は話題になりました。また終演後の演奏の感動を伝える拍手も6分!収録。そして、宇野功芳氏が神の恩寵と称える第2楽章演奏後に奇跡的聞こえてきた5時の修道院の鐘も収録されており、今回の初SACD化ではその臨場感も従来より生々しく響く様はまさに感動的です。尚、当日演奏会にはノヴァーク版のノヴァーク教授も臨席していました。今や伝説化しているこの公演記録が満を持して高音質で堪能できます。もうひとつの10/26のオランダでの音源はエンジニアである平澤佳男氏が同行録音したもので、大変秀れた音質で残されておりました。2011年にALTUSレーベルから発売され、朝比奈らしい不動のインテンポでの堂々たる演奏が繰り広げられています。その上、特別なヨーロッパでの公演のためか、ある種ただならぬ緊張感が漂う見事な出来栄えでこの演奏も聴く者を圧倒させる演奏として知られています。
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構成数 | 1枚
1. アントン・ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調 WAB.107(ハース版)
2. アントン・ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調 WAB.107(ハース版)
3. リヒャルト・ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第1幕への前奏曲
4. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
【演奏】
大阪フィルハーモニー交響楽団
朝比奈隆(指揮)
【録音】
1975年10月12日
ザンクト・フローリアン修道院マルモアザール(オーストリア) (1)
1975年10月26日
オースターポート大ホール(オランダ) (2)
1992年11月9日
自由ベルリン放送協会ゼンデザール(ドイツ) (3,4)
以上、ライヴ録音
【原盤】
Altus
【Remastering(DIGITAL)】
2021年にAltusレーベルの斎藤啓介氏により、最新マスタリングを行いDSD化
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1.[SACD]
フローリアン修道院ライヴの音源がSACD化され、第1楽章後の自然発生的拍手、第2楽章後の神の恩寵とも言うべき鐘の音がより鮮明に聴き取れる様になったのは何よりも代えがたい価値があります。然し、オランダでのブルックナーは明らかに楽員に疲れが出ており、朝比奈先生も同様で特に金管の音が汚く、此の音源が今まで発売されなかったのも当然と言えます。朝比奈先生は90歳記念コンサートで振った5番も凡演ですが、其れと並ぶ朝比奈先生の「黒歴史録音」なのは実に残念です。マイスタージンガー序曲も「聴かなければ良かった」レヴェル。ベートーベンの7番もアンサンブルの乱れが耳に就いて今となっては無くても良い録音です。フローリアン修道院ライヴだけSACD化すれば良いのに、と思いました。
聖フローリアン教会のブルックナー7番はCDでは音がよく聞き取れず、リマスタリングCDも劇的な改善はなく、中古のレコードで聞いていました。SACDになってこんなに音がよくなるとは・・・。音色豊かで音の勢いも素晴らしい。東洋の楽団がこんな凄い演奏をしたら楽章の間で思わず拍手した気持ちもわかる気がします。最高です。