現代最高のシンガーソングライター、ファーザー・ジョン・ミスティことジョシュ・ティルマンの新作が完成。2018年の『Gods Favorite Customer』以来、4年振りとなる自身5枚目のアルバム『CHLOE AND THE NEXT 20TH CENTURY』リリース。
アルバムは2020年8月から12月にかけて作曲/レコーディングされ、Drew Erickson(Lana Del Rey、Weyes Blood他)によるアレンジメントがフィーチャーされている。ジョシュ・ティルマンは長年のコラボレーター、Jonathan Wilson(Conor Oberst、Bonnie 'Prince' Billy他)と共に『Chloe and the Next 20th Century』を制作。Dave Cerminaraをエンジニア/ミキサーとして起用し、ベーシック・トラックはWilsonのスタジオ、Five Starでレコーディング。ストリングス、ブラス、ウッドウィンズ(木管楽器)は、Dan HigginsやWayne Bergeron等が参加したセッションで、United Recordingsでレコーディングをおこなった。
アルバムには「Funny Girl」「Q4」「Goodbye Mr. Blue」「Kiss Me (I Loved You)」他、全11曲が収録される。
発売・販売元 提供資料(2022/02/21)
約4年ぶりに届いた5枚目のアルバム。これまで通りのエモーショナルなヴォーカルを中心に据え、フォーキーでインドア・ポップス的なスタイルを保ちつつ、ジャズやカントリーなどルーツ・ミュージックに向き合ったアメリカーナ作品と言っていい。往年のA&M諸作にも通じるオールドタイミーなストリングスも魅力的だが、ラナ・デル・レイの近作にも関わるドリュー・エリクソンがアレンジを手掛けたとのことで納得。
bounce (C)赤瀧洋二
タワーレコード(vol.461(2022年4月25日発行号)掲載)