フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2022年05月18日 |
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規格品番 |
PROC-2370 |
レーベル |
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SKU |
4988031507421 |
※限定盤。世界初SA-CD化。SA-CDハイブリッド盤
※2022年最新マスタリング音源使用
(英Classic Soundにて、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからダイレクトにDSD変換とマスタリングを行い、SA-CD層用のDSDマスターを制作。CD層用にはこのDSDマスターから44.1kHz/16bitにPCM変換を行いCDマスターを制作。アナログ・マスターテープはその経年劣化と保存状態に応じて、可能な範囲で入念な修復作業を行った後に変換作業を実施)
※DECCA再発時のジャケを使用(ブックレットに他のジャケットも一部掲載)
※通常ジュエルパッケージ仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※一部オリジナル・アナログ・マスターテープに起因するノイズ等があります。ご了承ください
※解説:相場ひろ氏(新規序文解説)他、解説書合計8ページ
独特の魅力を持つ初演者モントゥーによる記念碑的なステレオ録音を世界初SA-CD化!
ストラヴィンスキー演奏史の規範となった名作。歴史的録音を新規で本国のアナログ・マスターテープより最新復刻
1956年11月にジョン・カルショーのプロデュースによりパリで収録された「春の祭典」と「ペトルーシュカ」の歴史的録音を世界初SA-CD化音源として最新復刻。この「春の祭典」はモントゥーにとって4度目の正式録音であり、1929年1月に自身が世界初録音を行った同じ地、パリでの収録となった記念碑的な録音とも言えます。唯一のステレオ録音であり、当時既に録音技術が秀でていたDECCAによる収録という点でも歴史的価値が非常に高い音源です。初演から僅か43年後という段階では、現在のようなある意味古典的な地位を獲得する以前の時代の収録であることも興味深い事実で、楽器の音色に関しても原色的な音彩と有機的な合奏が往時のパリの雰囲気を彷彿とさせます。この後10数年で徐々に替わっていった当時の管楽器等の音色はむしろ現代においては初演の時代に近いとも言えるかも知れません。今回の本国オリジナル・アナログ・マスターテープからの最新復刻により、さらに緻密に収録時の雰囲気や音色、空気感がわかるようになりました。当時の余韻をも感じさせる高品位復刻です。
「ペトルーシュカ」を元々1911年に初演していたモントゥーは、セッション録音を2種残しました。この盤は自身初の正式録音となったもので、この後はボストン交響楽団と1959年にRCAに残した音源があるのみです。演奏は「春の祭典」に劣らず素晴らしい状態を維持しており、版はあくまで初演時の4管編成を採用したようです。通常クレジットされないことが多いピアニストに、当時DECCAでも多くのアルバムをリリースしていたジュリアス・カッチェン(1926.8.15-1969.4.29)を起用しているのも大きな特徴です。ピアノパートも難曲として知られており、実力があるカッチェンによる鮮やかなタッチは全体の演奏に大きな影響を与えています。また、モントゥーの各場面の描き方は想像力を掻き立てる雄弁な演奏であり、決して力任せにならない流れが良い音楽運びは今聴いても白眉の出来です。今回の高音質化でより一層再評価が進むことを期待します。
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構成数 | 1枚
合計収録時間 | 01:07:52
エディション | Remaster
イーゴリ・ストラヴィンスキー::
1. バレエ《ペトルーシュカ》(1911年版)
2. バレエ《春の祭典》
【演奏】
ジュリアス・カッチェン(ピアノ)(1)
パリ音楽院管弦楽団
ピエール・モントゥー(指揮)
【録音】
1956年11月6,7,9,10 日 (1)、2,5,6,11日(2)
パリ、サルワグラム
【原盤】
Decca
【Remaster】
DSD Remastered by Classic Sound, 4/2022
英Classic Soundにて、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからダイレクトにDSD変換とマスタリングを行い、SA-CD層用のDSDマスターを制作。
CD層用にはこのDSDマスターから44.1kHz/16bitにPCM変換を行いCDマスターを制作
【Original Recordings】
Recording Producer: John Culshaw
Recording Engineer: Roy Wallace
【First LP Release】
SPA152(Petrushka: initially released on RCA Victor Red Seal LM2113)
ECS750(Le sacre du printemps: initially released on RCA Victor Red Seal LM2085)
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1.[SACDハイブリッド]
ヒスノイズの除去に加え、現代の同曲録音における周波数スペクトルに近づけるようなイコライジングによって、60年以上前の録音とは思えないようなフレッシュなサウンドに生まれ変わっている。通常、ここまで音がつくり込まれると、始終大きな違和感に苛まれるはずが、意外にもすんなりと聴けてしまう原因は、伝説的なエンジニア、ロイ・ウォーレスがこだわった3本マイクのみのデッカツリーがもたらすナチュラルなコンサートプレゼンスによるものだと思われる。そうなると、どうしてもマスターテープの素の音も聴いてみたくなるのがコアなファンの性である。そこでタワーレコードさんへのお願いだが、SACDレイヤーでは収録時間がたっぷりと余っているのだから、次回からはマスタリング前の音も併せてディスクに収録して頂くよう強く希望する。
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