これが未来へ向かって突き進むための俺たちのアンセムだ!
アイリッシュ・パンク・バンドの代表格、フロッギング・モリーが、あのスティーヴ・アルビニと最集結!5年ぶりのニュー・アルバム『Anthem』を完成!!
伝説的アイリッシュ・パンク・バンド、フロッギング・モリー。1990年代末に結成された彼らは、その25年にも亘るキャリアの中で世界各地で何千回ものライヴを行い、ある日はザ・チーフタンズ、そしてその次の日はモーターヘッドとステージを共にできる、数少ないジャンルを超えたライヴ・アクトとして広くその名を轟かせている(ちなみにこれは実際に起きたことである)。その彼らが約5年振りとなる通算7作目のフル・アルバムを完成させた。
その最新作となる『ANTHEM』で、デイヴ・キング(ボーカル、ギター、バウロン)とブリジット・レーガン(バイオリン/フィドル、ティン・ホイッスル、バックボーカル)の夫婦を中心としたメンバーは、原点に回帰することを決意した。そこで彼らはシカゴのElectrical Audio Studioで、彼らの初期作品を手掛けたスティーヴ・アルビニ(ニルヴァーナ、ピクシーズ)と共にアルバムの制作を開始。ミキシング・エンジニアにアトム・グリーンスパン(アイドルズ、ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズ)を迎え、14日間で14曲をレコーディングした。
「バンドとしてこんなことは初めてだったから、本当にすごかったよ」楽曲の制作ペースについてデイヴはそう語る。「俺たちみたいに長い歴史を持ったバンドにとって、今回のスタジオでのエネルギーと熱意は、まるで最初のアルバムをもう一度作るような感じだったよ。収録されている楽曲の多くで、レコーディングした時の状態をそのまま聴くことが出来ると思うよ」
新型コロナウイルスの完成拡大に伴うロックダウンの間、デイヴとブリジットはアイルランドに、そして他のバンドメンバーであるギタリスト、デニス・ケーシー、アコーディオン奏者のマット・ヘンズリー、ベーシストのネイサン・マックスウェル、マンドリン/バンジョー奏者のスペンサー・スウェイン、ドラマーのマイク・アロンソは米国に滞在していた。だからこそ、本作には、純粋に再び集えることが出来た歓びが元気いっぱいに漲っている。もし本作に理念があるとするなら、それはアルバムのオープニングを飾る「These Times Have Got Me Drinking」だろう。「Drunken Lullabies」を代表とする彼らの定番曲の伝統を受け継ぐアップテンポのこのアンセムについてデイヴはこう説明する。「"These Times Have Got Me Drinking"は僕らが最後に書いた曲のひとつで、僕ら全員が当時経験していたことをまとめて歌っている」そして彼はさらにこう続けた「この曲は狂破天荒なサウンドでありながら、同時にとても誠実な曲なんだ」(1/2)
発売・販売元 提供資料(2022/06/17)
『ANTHEM』にはこの他、レゲエ調の「A Song of Liberty」からメロディック「This Road Of Mine」などバンドが依然として活気に満ちたバンドであることを証明しているものから、「No Last Goodbyes」や「These Are The Days」など、デイヴのルーツであるアイリッシュな要素を取り入れたアコースティック・ナンバーまで、フロッギング・モリーのアイデンティティの核にある、バカ騒ぎと心の琴線に触れる誠実さの両面を反映した楽曲が収録されている。デイヴは盛り上げるべきときと、核心に迫るべきときを見極める天性の能力を持っているのだ。
フロッギング・モリーのように、パンクからフォークまで自在に操るバンドは他になく、ライブに何世代ものファンが集まっているのは、彼らの存在意義が証明されているといえるだろう。「このアルバムでは、20年間一緒に演奏していなかったらできなかったと思うほど、原点に立ち返ったんだ」とデイヴは語っている。「シカゴに戻り、スティーヴと一緒にこのレコードを作ったことで、とても楽しい経験ができたと思うし、このレコードでそれを実感してもらえると信じている。フロッギング・モリーにとって、集まって新しい曲を演奏することは常にゴールであり、今はこれらの曲をライブで演奏し、フロッギング・モリーの新しい時代をファンに提供することにワクワクしているところだ」。
『ANTHEM』は、この数年間にバンド、そして世界が経験した、未来へ向かって突き進むための集団的な精神について書かれた作品なのだ。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2022/06/17)