フォーマット |
LPレコード |
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構成数 |
3 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2022年09月09日 |
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規格品番 |
19439943511 |
レーベル |
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SKU |
194399435113 |
常にユニークな視点とテーマでアルバム作りに取り組んできたイゴール・レヴィットの最新作は(またしても)2枚組(アナログ盤は3枚組)の大作。
人生と存在に関する偉大な問いを探求し、有名なレパートリーから非常に珍しいレパートリーまでを網羅してきたイゴールの新作のテーマは「トリスタン」である。「トリスタン」といえばワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」がまず思い出されるが、1857年から1859年にかけて作曲されたこの曲の前奏曲の冒頭で聴かれる精妙な和音進行は、その後の20世紀音楽への道を用意したと言われる。そしてこの曲に影響を受けて現代の作曲家ヘンツェが作ったのがピアノと電子音楽テープと管弦楽のための「トリスタン」。ヘンツェ作品はウェルザー=メスト指揮するゲヴァントハウス管との共演でこちらも注目されるだろう。 これらふたつの「トリスタン」を中心としつつ、マーラーの最後の(未完の)交響曲のアダージョ、そしてオープニングとエンディングにフランツ・リストの有名な「愛の夢」と「夕べの調べ」を持ってくるところもレヴィットらしい仕掛けと言えよう。
イゴール・レヴィット
1987年、ロシアのノブゴロド生まれ。6歳でオーケストラと共演デビューという早熟ぶりを発揮し、世界各地のコンクールを制覇。ソニー・クラシカルと専属契約を結び、多くの大作をリリース。
ソニー・ミュージック
構成数 | 3枚
<LP1>
A1. リスト:愛の夢 第3番
ヘンツェ:トリスタン-ピアノ、テープと管弦楽のための前奏曲
A2. I.プロローグ
A3. II. ラメント
ヘンツェ:トリスタン-ピアノ、テープと管弦楽のための前奏曲
B1. III.前奏曲と変奏
B2. IV. トリスタンの狂気
B3. V.アダージョ~ブルラI~ブルラII~リチェルカーレI~ブルラIII~リチェルカーレII
<LP2>
ヘンツェ:トリスタン-ピアノ、テープと管弦楽のための前奏曲
A1. VI. エピローグ
B1. ワーグナー(Z. コチシュ編):楽劇「トリスタンとイゾルデ」-第1幕への前奏曲
<LP3>
A1. マーラー(R. スティーヴンソン編):交響曲第10番 嬰ヘ長調より アダージョ
B1. リスト:超絶技巧練習曲より 第11曲 変ニ長調「夕べの調べ」
【演奏】
イゴール・レヴィット(ピアノ)
フランツ・ウェルザー=メスト(指揮/LP 1 Side A-1,2, Side B, LP 2 Side A)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(LP 1 Side A-1,2, Side B, LP 2 Side A)
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1.[LPレコード]
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2.[LPレコード]
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3.[LPレコード]
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研ぎ澄まされた音色と秀でた集中力で奏でた愛と死の物語。レヴィットの深い思索による「トリスタン」をテーマにしたアルバムは、ヘンツェ、ワーグナー、マーラーの大曲をリストの《愛の夢第3番》と《夕べの調べ》で優しく包む構成。音楽評論家の吉田秀和氏がいう「幅の広い音程の飛躍」で共通性のあるワーグナーの《トリスタンとイゾルデ 前奏曲とマーラーの《交響曲第10番 アダージョ》は、一つ一つの音が底光りし、前者の冒頭に響くトリスタン和音、後者の19分過ぎに炸裂する和音の爆発の迫力と緊迫感が心を揺さぶる。ヘンツェの『トリスタン』は野趣溢れる音楽が洗練されたサウンドで描かれている。
intoxicate (C)雨海秀和タワーレコード (vol.160(2022年10月10日発行号)掲載)
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サマリー/統計情報
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