フォーマット |
CD |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2023年03月31日 |
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規格品番 |
19658772252 |
レーベル |
|
SKU |
196587722524 |
クラリネット協奏曲3度目の録音!
スウェーデンが生んだ超絶クラリネット奏者マルティン・フレストの最新録音は、何とモーツァルト晩年の作品を収めた2枚組。このアルバムでは、モーツァルトの音楽と人生の二面性・・・光と影、人と神、生と死、遊び心と深遠さ、惨事と勝利・・・をモーツァルトの生涯の2か月を中心に構成して表しています。
《CD1》ではモーツァルトが人生で非常に困難な時期の、1789年5月にライプツィヒで行ったコンサートのレパートリーに焦点を当てています。5月12日、ライプツィヒのゲヴァントハウスでの演奏会では、モーツァルトの10年来の友人で、彼をプラハに招待するきっかけをつくる重要なオペラ歌手ヨゼファ・ドゥシェク夫人がアリアを歌い、ピアノ協奏曲が2曲と幻想曲、そして最初と最後に交響曲というプログラムでした。交響曲はわかっていませんが、ここではモーツァルトの最後の交響曲「ジュピター」を最初におき、演奏された劇唱とアリアK.505とピアノ協奏曲第25番が収録されています。
《CD2》では彼が愛したプラハへの最後の旅行 (1791年8-9月) に関連した作品を中心にしています。最初に1787年1月に初演された交響曲第38番「プラハ」。1787年にシュタードラーのために作曲されたとされるバセットホルン協奏曲 K.621bの第1楽章を手直しし、第2&3楽章を加え、1791年9~11月に作曲したクラリネット協奏曲 K.622。1791年9月6日に自身の指揮でプラハにて初演された歌劇『皇帝ティートの慈悲』からのバセット・クラリネットを伴ったアリアが収録されています。
(1/2)
ソニー・ミュージック
今回のアルバムはフレストにとって指揮者としての本格的なデビュー盤となり、スウェーデン室内管弦楽団を指揮および「吹き振り」しています。またソリストも多彩で、第15回チャイコフスキー国際コンクール(2015)で強烈な個性を放ち、一躍世界へその名を轟かせたフランスの新星ピアニストのリュカ・ドゥバルグがピアノを伴ったアリアK.505とピアノ協奏曲第25番で共演。スウェーデン王国宮廷ソプラノ歌手のイーリン・ロムブ、インターナショナル・オペラ・アワードを受賞しアーノンクール、ヘレヴェッヘ、ビオンディ、アイムなど古楽系指揮者より起用されるアン・ハレンベリの若手歌手らによって、技術的な完璧さというだけでなく、フレーズ、ニュアンス、ダイナミックなコントロールは、モーツァルトの開花する音楽性を可能にした演奏です。
(2/2)
ソニー・ミュージック
構成数 | 2枚
合計収録時間 | 02:19:13
モーツァルト:
<CD1>
交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」
劇唱「どうしてあなたを忘れられようか」とロンド「恐れないで、愛する人よ」K.505
ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K.503
<CD2>
交響曲第38番 ニ長調 K.504「プラハ」
歌劇『皇帝ティートの慈悲』K.621~ 行こう、だが愛しい人よ
クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
【演奏】
リュカ・ドゥバルグ(ピアノ:K.505, 503)
イーリン・ロムブ(ソプラノ:K.505)
アン・ハレンベリ(メゾ・ソプラノ:K.621)
スウェーデン室内管弦楽団
マルティン・フレスト(指揮/バセット・クラリネット:K.621,622)
【録音】
2021年9月6-11日
スウェーデン、エレブルー、コンサートホール
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1.[CD]
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1.Symphony No. 41 in C Major "Jupiter" K 551~Allegro Vivace
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2.Symphony No. 41 in C Major "Jupiter" K 551~Andante Cantabile
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3.Symphony No. 41 in C Major "Jupiter" K 551~Menuetto. Allegretto - Trio
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4.Symphony No. 41 in C Major "Jupiter" K 551~Molto Allegro
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5.Ch'io Mi Scordi di Te? - Non Temer, Amato Bene K 505
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6.Concerto for Piano and Orchestra No. 25 in C Major K 503~Allegro Maestoso
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7.Concerto for Piano and Orchestra No. 25 in C Major K 503~Andante
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8.Concerto for Piano and Orchestra No. 25 in C Major K 503~Allegretto
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2.[CD]
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1.Symphony No. 38 in D Major "Prague" K 504~Adagio - Allegro
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2.Symphony No. 38 in D Major "Prague" K 504~Andante
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3.Symphony No. 38 in D Major "Prague" K 504~Presto
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4.La clemenza di Tito K 621~Parto, Ma Tu, Ben Mio. Aria of Sesto: Adagio -
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5.La clemenza di Tito K 621~Parto, Ma Tu, Ben Mio. Aria of Sesto: Allegro
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6.Concerto for Clarinet and Orchestra in A Major K 622~I. Allegro
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7.Concerto for Clarinet and Orchestra in A Major K 622~II. Adagio
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8.Concerto for Clarinet and Orchestra in A Major K 622~III. Rondo. Allegro
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クラリネットのスーパースター・フレストは、指揮者としても驚異的な実力を聴かせる。交響曲『プラハ』『ジュピター』の演奏は生き生きと活気が漲るサウンドで超のつく名演。メロディの抑揚の付け方が大変個性的で興味深い。再々録音の『クラリネット協奏曲』は「吹き振り」でバセットクラリネットを吹き、堂に入った演奏。ピアノ協奏曲第25番は、自然な感興に微笑みが浮かぶようなリュカ・ドゥバルグが素晴らしい。クラリネットとメゾソプラノの競演を楽しめる『ティートの慈悲』のアリアなども含め、晩年のモーツァルトをテーマにした画期的なアルバムとなった。
intoxicate (C)雨海秀和タワーレコード (vol.164(2023年6月20日発行号)掲載)
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