「ミクスチャー」というワードが日本のミュージック・シーンに登場し始めた1990年代。様々なバンドがあらゆる手法でミクスチャー・ロックを表現する中で、BACK DROP BOMBのシーンへの登場は衝撃的だった。"あらゆるジャンルを網羅/横断する"といったこのジャンルの一般的なテーマがあるとしたら、彼らはまさにそれぞれのジャンルの境界線を悠々と飛び越え、その遊び心と音楽への探究心をそのまま楽曲に詰め込んだような構成と、ロックバンドでありながらもその楽曲やメロディにどこか普遍的なポピュラリティを詰め込み、一気にシーンのスターダムへとのし上がった。その後の彼ら活動やリリースにおいても、メジャーシーン・インディーズシーンその両方を行き来し、新たに作り出される楽曲は、自然体に今の彼らを詰め込んだような尖りとセンスが内包されたリリースをし続け、様々なジャンルのミュージシャンとの邂逅も経験し、その懐はどんどん大きくなっていった。そんな彼らのオリジナル・アルバムのリリースが満を持して決定。 (C)RS
JMD(2023/03/03)
BACK DROP BOMB、待望のニューアルバム。
「ミクスチャー」というワードが日本のミュージック・シーンに登場し始めた1990年代。様々なバンドがあらゆる手法でミクスチャー・ロックを表現する中で、BACK DROP BOMBのシーンへの登場は衝撃的だった。"あらゆるジャンルを網羅/横断する"といったこのジャンルの一般的なテーマがあるとしたら、彼らはまさにそれぞれのジャンルの境界線を悠々と飛び越え、その遊び心と音楽への探究心をそのまま楽曲に詰め込んだような構成と、ロックバンドでありながらもその楽曲やメロディにどこか普遍的なポピュラリティを詰め込み、一気にシーンのスターダムへとのし上がった。
その後の彼ら活動やリリースにおいても、メジャーシーン・インディーズシーンその両方を行き来し、新たに作り出される楽曲は、自然体に今の彼らを詰め込んだような尖りとセンスが内包されたリリースをし続け、様々なジャンルのミュージシャンとの邂逅も経験し、その懐はどんどん大きくなっていった。そんな彼らのオリジナル・アルバムのリリースが満を持して決定。今回のアルバムもジャンルレスでユニークで且つクールな楽曲が並ぶ。ハードなメタルロックを軸にした作品やダンスミュージックのマナーを彷彿とさせるもの、そしてラップとヘヴィ・ロックが折り重なるクラシック・ミクスチャー然とした楽曲など、どこを切っても彼らの探究心と遊び心が詰まった1枚に収まっている。
また、アルバムジャケットのアートワークには話題沸騰中のフォトグラファーRK氏(Photo by @rkrkrk)を起用している。
発売・販売元 提供資料(2023/03/01)
『MICROMAXIMUM』(99年)の20周年を挟んで、実に9年ぶりの新作が完成。アンティバラスが演奏するトム・トム・クラブをトッド・テリエがリミックスしたかのような"WHAT A VIBE"など、濃度もテンションも高すぎる9曲を収録。すべてをなぎ倒し、舞い上がらせながら邁進するラウド・サウンドは災厄か福音か。いずれにせよ巨人の如きBDBの存在感は揺らぐことがない。
bounce (C)田中亮太
タワーレコード(vol.473(2023年4月25日発行号)掲載)