フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入盤:国内流通仕様 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2023年05月05日 |
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規格品番 |
DOC280JCD |
レーベル |
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SKU |
4526180647539 |
Durand Jonesの『Wait Til I Get Over』は、回顧録であり、ラヴレターだ。それは、Jonesの人生の物語、彼の成長と告白、故郷への見識で、その見識は、一度故郷を離れたからこそ得られたものだ。原始的な美しさとぼろぼろの道、この街を離れたいという10代の頃の気持ちと、自分のルーツに敬意を表したいという大人になってからの気持ち、プランテーションの歴史、賠償の街に住む黒人コミュニティの浮き沈み等、作品の中で彼はヒラリービルの矛盾を書き綴っている。「自分の一部は故郷に残される。もし僕が、若い頃の自分が誇りに思うようなものを作っているとしたら、ヒラリービルはその大きな部分を占めている」とJonesは語る。ヒラリービルでの思い出と、それ以来歩んできた人生の中に、彼は、何か変容を見いだし、最終的に自分のすべてを主張。それを受け入れることになる。その結果、Jonesのチャーチ・ライフ(教会生活)との関係、母親との関係、クィアネスとの関係、自分の価値との関係などに触れることにより、作品は繊細で、個人的なものとなった。
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:41:29
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1.[CD]
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ここ数年でドラン・ジョーンズ&ジ・インディケーションズが俄かに評価を高めるなか、フロントマンのドランが意外にもソロ名義でのアルバムをリリースだ。故郷への眼差しや自身のアティテュードなどを綴ったパーソナルな回顧録となっているようで、いつも以上に丁寧な歌い口が印象的だ。ラップが切り込んでくるダニー・ハサウェイ"Someday We'll All Be Free"のカヴァーも。
bounce (C)狛犬タワーレコード (vol.473(2023年4月25日発行号)掲載)
Durand Jones and the Indications のフロントマンDurand Jones の初のソロアルバム。彼自身の故郷、ルーツ、アイデンティティなどを深く掘り下げる、とても個人的なアルバムでありながら、聴く者の心の奥に響くのは、芸術というもの自体が、元来深い内省に基づく性質を持つからではないだろうか。一人多重録音によるゴスペルの表現は、彼自身の子供時代の教会の体験を再現しているかのようだ。アルバムを通して、それら全てを彼自身が肯定し受け入れる事により、聴く者の心も救われるような、そんな素晴らしいアルバムである。
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