数多くのビッグ・ネームのヒットを手掛けている、今UKの音楽シーンで最もアツいプロデューサー/DJ/アーティストの一人、フレッド・アゲイン(Fred Again..)。その彼が昨年から発表しているリアルな日記的作品"ACTUAL LIFE"シリーズの第3弾となる『ACTUAL LIFE 3(JANUARY 1 - SEPTEMBER 9, 2022)』がアナログでも発売決定!
エド・シーランからBTS、スクリレックスにFKA Twigs、クリーン・バンディットやリタ・オラ、スウェディッシュ・ハウス・マフィアなどなど、数多くのアーティストとの仕事で知られる、今UKの音楽シーンで最もアツいプロデューサー/DJ/アーティストの一人、フレッド・アゲイン(Fred Again..)。その彼が昨年から発表している"ACTUAL LIFE"シリーズの第3弾となる『ACTUAL LIFE 3(JANUARY 1 - SEPTEMBER 9, 2022)』をリリースする。
2010年代後半からUK音楽シーンを代表する、UK RAP、グライム、ダンスやポップ・ナンバーの数多くに関わってきているサウス・ロンドン出身のフレッド・アゲイン。2014年ブライアン・イーノとカール・ハイドによるプロジェクト、『SOMEDAY WORLD』と『HIGH LIFE』にソングライターとしてまた共同プロデューサー(『SOMEDAY WORLD』のみ)として参加した彼は、2018年ジョージ・エズラと共作した「Shot Gun」が全英No.1ヒットに。その後もクリーン・バンディットの「ソロ」やリタ・オラの「Let You Love Me」の共作や、エド・シーランの『No.6コラボレーション・プロジェクト』にプロデューサーとして参加したり、また2020年のBRIT AWARDSでは"プロデューサー・オブ・ジ・イヤー"を受賞したり、MIXMAGの"2021年のトップ・ライヴ・アクト"に名前があがるなど、今やUKを代表するプロデューサー/DJとして大きな注目を集めている。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2023/03/27)
その彼がリリースしている、極めてパーソナルな"日記的"アルバム作品『ACTUAL LIFE』である。2021年に4月第1弾となる『ACTUAL LIFE(APRIL 14 - DECEMBER 17, 2020)』を、そして同年11月に第2弾『ACTUAL LIFE 2(FEBRUARY 2 - OCTOBER 15, 2021)』を続けて発表した彼は、これら2作を通じてコロナ禍のロックダウンにあった自身と取り巻く世界を記録し、悲喜こもごもの現実世界を美しくも切ないサウンドで表現している。今回リリースとなる第3弾作品『ACTUAL LIFE 3(JANUARY 1 - SEPTEMBER 9, 2022)』でもその姿勢は変わらず、日記的なアプローチが取られた楽曲は、友人からのヴォイス・メッセージやインスタグラムをスクロールしている中で見つけたビデオ、そして自身の人生において重要な記録をサンプリングしながら、彼がこの1年経験してきたこと、また感じたことを記した個人的記録となっている。極めて自伝的な作品でありながらも、『ACTUAL LIFE3』は、UKエレクトロ・ミュージックの伝統を受け継ぎながら、それを前進、進化させるだけでなく、聴くものにカタルシスや癒しをもたらしながら、友情や愛、そして人生を称える、音楽が持つパワーを証明する作品にもなっているのだ。
先月発表した『BOILER ROOM』のDJパフォーマンスは、同シリーズのディスクロージャーやスクリーム&ファットボーイ・スリムの累計ストリーミング再生数を抜く500万回以上ストリーミングされ、また今夏コーチェラやプリマヴェーラ、メルトなど世界的なフェスティヴァルにも出演を果たしたフレッド・アゲイン。12月には、ロンドンのO2アカデミー・ブリクストンでのライヴも発表されている。今最もアツいプロデューサーであり、未来のUKシーンを決定づけるアーティスト/プロデューサーになるであろう彼を知る上で欠かせない作品シリーズの最新版が、遂にリリースとなる。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2023/03/27)
UKシーンでもっとも勢いのある南ロンドン出身プロデューサーが、2021年から発表しているパーソナルな日記的作品シリーズの第3弾をフィジカル・リリース。コロナ禍において友人のヴォイス・メッセージやSNSで見つけたビデオなどからサンプリングし、自身と彼を取り巻く世界を記録しながら制作を進めた極めて私的な出処ではあるが、UKのエレクトロニック・ミュージックを確かに前進させている点は流石の一言。
bounce (C)野村有正
タワーレコード(vol.468(2022年11月25日発行号)掲載)