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クラシック
CDアルバム
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ブルックナー:交響曲第1番(第1稿 レーダー版)

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フォーマット CDアルバム
発売日 2024年01月12日
国内/輸入 輸入盤:国内流通仕様
レーベルCapriccio
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 NYCX-10443
SKU 4589538807672

構成数 : 1枚
合計収録時間 : 00:45:21

【曲目】
アントン・ブルックナー(1824-1896): 交響曲第1番 ハ短調 (第1稿/レーダー版)
1. I. Allegro 12:32
2. II. Adagio 11:02
3. III. Scherzo: Schnell - Trio: Langsamer 8:31
4. IV. Finale. Bewegt, feurig 13:15

【演奏】
リンツ・ブルックナー管弦楽団
マルクス・ポシュナー(指揮)

【録音】
2023年2月2-3日、7-8日
リンツ・ミュージックシアター

総収録時間:45分

  1. 1.[CDアルバム]
    1. 1.
      交響曲第1番 ハ短調 WAB101 (第1稿) (トーマス・レーダー校訂版) I.アレグロ
      00:12:32
    2. 2.
      交響曲第1番 ハ短調 WAB101 (第1稿) (トーマス・レーダー校訂版) II.アダージョ
      00:11:02
    3. 3.
      交響曲第1番 ハ短調 WAB101 (第1稿) (トーマス・レーダー校訂版) III.スケルツォ:速く
      00:08:31
    4. 4.
      交響曲第1番 ハ短調 WAB101 (第1稿) (トーマス・レーダー校訂版) IV.フィナーレ:躍動して、熱烈に
      00:13:15

作品の情報

商品の紹介

<APRICCIO>レーベルと国際ブルックナー協会の主導で、ブルックナーの生誕200年にあたる2024年中にブルックナーの全交響曲のすべての稿(バージョン) を録音しようという企画『#bruckner2024』の第11弾。「リンツ稿」の本来の姿に迫ろうとするトーマス・レーダー版の楽譜を使用しています。 (C)RS
JMD(2023/11/25)

CAPRICCIOレーベルと国際ブルックナー協会の主導で、ブルックナーの生誕200年にあたる2024年中にブルックナーの全交響曲のすべての稿(バージョン)を録音しようという企画「#bruckner2024」の第11弾。「リンツ稿」の本来の姿に迫ろうとするトーマス・レーダー版の楽譜を使用しています。

1863年にへ短調の習作交響曲を書き上げ、1865年にはミサ曲ニ短調(第1番)で成功を収めたブルックナーが、いよいよ交響曲作家として名乗りを挙げようと取り組んだのが第1番。1865年に着手し、66年に完成、68年にリンツで初演されました。ブルックナーはその後、1877年にこの曲に改訂を施し、87年からは更なる改訂作業に取り組んで91年に改訂版が完成しました。前者(第1稿)は「リンツ稿」、後者(第2稿)は「ウィーン稿」とも呼ばれます。しかし、ハース版、ノーヴァク版ともに出版された「リンツ稿」にはその後の改訂による素材が取り込まれていました。#bruckner2024の監修者ポール・ホークショーによる原盤解説によれば、ここで使用されているトーマス・レーダー校訂版は、1868年の初演時のパート譜をもとに後年の改訂部分を取り除いて初演時の姿を再構成する試みで、新ブルックナー全集の一環として2016年に出版されたものです(NBG III/1:1/1)。リンツ初演以後の改訂で生じた要素を除去する試みとしてはウィリアム・キャラガン校訂版という先例があり、ティントナーやシャラーが録音しています。異同が注目されるところです。
曲は古典的な4楽章構成。ドイツ・ロマン派的な語法によりつつ、後年のブルックナーらしさも時折顔を出します。ポシュナーは引き締まったサウンドと造形を基本に、アダージョではブルックナーらしい抒情を堪能させます。
※国内仕様盤には石原勇太郎氏(音楽学/国際ブルックナー協会会員)による日本語の解説が付属します。
ナクソス・ジャパン
発売・販売元 提供資料(2023/11/22)

メンバーズレビュー

2件のレビューがあります
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ポシュナーのブルックナーシリーズを初めて買った。
評判の石原勇太郎氏の解説は確かに読み応えがあり、貴重でもあり、評判通りだと思った。タイミング付きの楽曲解説が良い。演奏者による変更についても書かれている。
しかし、一番興味深かったのは、やはり稿についての解説。
この第一番だけ、リンツ版、ウィーン版という呼び方をするのはおかしい、第一稿、第二稿とよぶべきではないかという指摘に共感する。
考えさせられたのは今回演奏されているのが、できるだけ初演に近い形にしようとした稿だということ。第一稿というより、初演稿という方が適切のような気がした。
しかし、石原氏の解説によれば、ブルックナーは演奏されるあてもないのに改訂を続けていて、それがある時点でおこなわれなくなったという。そういう意味では途中経過のようなものより初演時のものが一つの結論として見直されるべきかとも思った。
演奏の方だが、ヴァイオリンの両翼配置と下手にチェロが置かれる配置が効果的で、この配置が私にとって理想的だという思いを強めた。
清新な感じで木管のソロが際立つ感じなのが初期の交響曲らしさを出している。こうした感じの演奏がこの曲以降の作品にあっているのかは聞いてみないとわからないが、期待を抱かせる好演と思う。

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