カマシ・ワシントン待望の最新作『Fearless Movement』が発売決定!
アンドレ3000、ジョージ・クリントン、サンダーキャット、テラス・マーティン、BJ・ザ・シカゴ・キッド他、多数参加!
圧倒的なカリスマ性で現代のジャズ・シーンを牽引するサックス奏者、カマシ・ワシントンが新作『Fearless Movement』を〈Young〉からリリースすることを発表した。
新曲「Prologue」は、長年のコラボレーターであるAG・ロハスが監督したビデオと共に公開。
新作『Fearless Movement』は、〈Brainfeeder〉からリリースされた2015年の『The Epic』、〈Young〉に移籍しリリースした『Heaven & Earth』に続く作品で、カマシ本人は本作をダンス・アルバムと説明する。「それは文字通りの意味ではないんだ。ダンスは動き であり、表現であり、ある意味、音楽と同じである。つまり、身体を通して自分の精神を表現するということ。このアルバムはその点を追求しているんだ」とカマシは振り返る。以前のアルバムが宇宙的なアイデアや実存的な概念を扱っていたのに対し、『Fearless Movement』は日常的なもの、つまり地球上の生活を探求することに焦点を当てている。この視点の変化は、数年前にカマシに第一子が誕生したことによるところが大きいという。
「父親になるということは、自分の人生の地平線が突然拓けるということなんだ。自分の死すべき運命がより明白になっただけでなく、自分の不滅性も明らかになった。つまり、娘は生き続け、私が決して見ることのできないものを見ることになるのだ。私は、その事実を受け入れる必要があったし、それが自分の作る音楽に影響を与えた」-カマシ・ワシントン
このアルバムには、カマシの娘 (「Asha The First」のメロディーは、彼女が最初にピアノで実験していた時期に書かれた) が参加しているだけでなく、新旧のコラボレーターが多数参加している。アンドレ3000 (OutKast) がフルートで参加し、ジョージ・クリントン、BJ・ザ・シカゴ・キッド、イングルウッドのラッパーD・スモークがヴォーカルを提供し、さらに西海岸の伝説ラス・キャスの双子の息子たちである、コースト・コントラのタジとラス・オースティンも参加している。また、生涯の友人でありコラボレーターでもあるサンダーキャット、テラス・マーティン、パトリス・クイン、ブランドン・コールマン、DJ・バトルキャットという最強布陣で挑んだ。また本作には米人気TV番組『The Tonight Show Starring Jimmy Fallon』で初披露した「The Garden Path」も収録されている。
国内盤2CDは高音質UHQCD仕様で解説書を封入。
発売・販売元 提供資料(2024/03/07)
揺るぎないカリスマ性を誇るサックス奏者の久々のソロ作は引き続きヤングから。ディナー・パーティーの作品や客演などはあったが、今回はそれらの経験も活かして多数のコラボ相手を迎えているのがポイントだろう。サンダーキャット参加の"Asha The First"ではコースト・コントラの双子(ラス・カスとティードラ・モーゼズの息子)が登場し、トークボックスでバトルキャットを迎えたザップ"Computer Love"のカヴァーも快調。ジョージ・クリントンとDスモークを交えた"Get Lit"、さらにはBJ・ザ・シカゴ・キッド、フルートで参加のアンドレ3000も。躍動感に溢れた過去最大に親しみやすい大作だ。
bounce (C)轟ひろみ
タワーレコード(vol.485(2024年4月25日発行号)掲載)
またダンス(踊りたくなる)・アルバムでもあるとのこと。唄やRapが多めなDisc-1はスイートっぽくなっていて、DIsc-2は演奏中心のオプション的な位置づけのように感じられる。Disc-1は親しみやすい曲も多く、⑥では新André 3000が長めにフルートを吹いている。もちろん、Kamasiの時にはエモーショナルで、時には滔々としたソロや、おなじみThundercat, Brandon Coleman, Rtan Porter, Cameron Gravesなどによる演奏も聴きごたえ十分である。
ちなみに①のメロディーラインは日本の民謡っぽい感じたが、エチオピアを意識した作品らしい。