トム・ヨークの来日公演を記念して、レディオヘッドの名盤3タイトルが日本語帯付きLPにて発売!!
音楽史に衝撃と革新をもたらしてきたレディオヘッドのリードシンガー/ソングライター、トム・ヨーク。11月の来日公演を記念して、レディオヘッドの歴史的名盤やトム・ヨークのソロ作品、アトムス・フォー・ピースなどの関連作品が日本語帯付きLPで一挙発売決定!
レディオヘッド日本語帯付きLP第三弾!
ゼロ年代ロックの金字塔「IN RAINBOWS」、エレクトロニック・ミュージックからの影響を結合した秀作「THE KING OF LIMBS」、新境地を切り開いた「A MOON SHAPED POOL」
物議を醸し出した問題作にして、ゼロ年代ロックの金字塔!
レディオヘッドの7thアルバムにして、2007年にリリースされたゼロ年代ロックの金字塔。
4年の沈黙を経てインディーに移籍後いきなり投げ銭制で配信リリースという物議を呼んだ問題作にして、一方で音楽的にもミニマルで成熟を見せ始め、そのキャリアにおいても屈指の傑作として新旧リスナーの間で高い評価を獲得。全米、全英チャートで初登場1位を記録し、グラミー賞を獲得。「Jigsaw Falling Into Place」「Nude」「Bodysnatchers」「House of Cards」「Reckoner」といった人気シングル他全10曲を収録。
発売・販売元 提供資料(2024/09/11)
本作は、レディオヘッドがシーンの野党第一党だということを再認識させるアルバムである。もちろん彼らはいつだって最大の野党だったが、前作『Hail To The Thief』にはバンドの行き詰まり感をみずから語るムードが確実にあった。しかしここではその閉塞感を突破するべく、かつてない情熱で描かれた楽曲が披露されている。もっと言えば、『OK Computer』にあった青白いエナジーを遥かに凌ぐ創造性に満ちているのだ。グライムっぽい性急なビートや、脳髄を揺さぶるゴツいグルーヴ、エロティックなトリップ・ホップ、獣的なポリリズムが縦断し、あらゆる感情の揺れがギミックではない必然性のなかで展開されていく。ロックによる乱調の美は、ここに極まった。正真正銘の最高傑作である。
bounce (C)冨田 明宏
タワーレコード(2008年01月号掲載 (P72))